地元の鰹宇神社のお火焚きがあることを年間行事カレンダーを見て知っていたが、昨日偶然にそれが今日であることに気づいた。鰹宇神社は車で5分の距離であるので、少雨ではあるが、行ってみる。正月のしめ縄飾りがひとつあるので、それを処分するためにも行く理由がある。果たして、神社に近づくと参道に車が駐車してあり、遠くからでも境内から煙が立ち昇るのが見え、お火焚きが確認できる。そこではいつもの神主さんを中心に大きな焚火を囲んで、世間話をしているようである。しめ縄飾りをそこへ投げ込み、燃やす。焚火からの熱線で離れていても熱いくらいである。お火焚きの当番は西吉田という集落で、朝8時からとなっていたが私が到着した8時半過ぎには、焚火の木はかなり燃えてしまっていた。少雨であったが、次々と参拝者が車で到着しており、意外と根強い人気があるのだなあと感心した。そして、帰ろうとすると神主さんが手で指し示す方では焼きもちの振る舞いがあり、近づくとご婦人方が焼きもちと焼きみかんを作っている。焼きみかんは食べたことがないので、一部、黒く焦げたミカンをもらった。熱くて皮をむくのも大変なので、ポケットに入れて、本殿に参拝することにした。先客がいて実に丁寧に祈りを捧げていた。今日は月曜なので、勤め人はとても参加できないであろう。そこで年配者が集まることになる。神社の静かな時間と森に囲まれた空間にいると不思議と心が落ち着いてくる。養老先生がテレビ番組で言っていたが、教会とか、神社やお寺などは目的があっていくというよりも、用もなく行って時間を過ごすという場所で、宗教とはそういう身体的なものだそうで、なるほど我々シニアにとってはとても心地良いものであると納得する。お火焚きは初めての参加であったが、来年も行こうと思う。
古希を過ぎて、年賀はがきによる挨拶を辞める人が増えています。私は今回、いつものように準備しましたがどうしたものかと考えています。そこで電子的にご挨拶を試みようと思います。メールで送付するのがいいかもしれませんが、一般的なご挨拶はここに掲載することにします。
2024NYCard
2023年も残り数時間となりました。本当に一年が早く過ぎていくのを感じます。2023年はどういう年でしたか。私にとって、農業はリタイア後の新たな活動のフィールドでこれまで新製品開発でやっていたことを今度は土を相手に植物の生育・収穫(製品開発)を目指すということで、知恵を絞って問題解決を図るという意味では同じとも言えます。もちろん、会社員時代では企業間競争も激しいのですが、組織がブランドを持ち、販売力があり、組織の一員であるということで、ありがたいことに生活するうえで十分なお給料をいただいておりました。ところが、一人で野菜を作ってみて、売ろうとしてもノウハウもなく、野菜の差別化やブランド力もないし、個人の農業で食べていくことの難しさを改めて実感しております。しかし、一方で小農(家族規模の農業)は工夫次第でいろいろ展開ができ、面白いと思います。例えば買い物不便エリアへの車での野菜販売など。SDGsという目標の達成には重要な要素ではないかと考えています。企業は最大利益を追求するという宿命があります。これと地球温暖化をはじめとする地球規模での環境維持という制約がすべての企業に課されることになります。将来的には企業活動の地球環境に与える影響のアセスメント無しには活動が許されなくなるのではと思います。小農はうまくやれば生物多様性や自然を損なわないで食料生産ができ、地産地消の地元需要に応えることができます。環境維持に沿った活動と言えます。
一夜明けて、新年を迎え今年も地元の神社に初詣してきました。昨年は見逃した獅子舞を今年は見ることができました。獅子舞は香川県ではどの地域にも根付いている郷土芸能です。私が属している神社にも8つの獅子舞のグループがあり、秋祭りにはその全てがそれぞれ独自の獅子舞を披露・奉納します。お正月に奉納するのはこの獅子舞を維持・発展させようという有志の集まりである「十獅会」の行う獅子舞です。それぞれのグループの獅子舞を取り入れて一つに融合させた獅子舞です。地元の小学生にも獅子舞の楽しさを教えており、年々若い人達の参加が増えているようにも思います。
2023年12月17日
から Mat Grimm
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親類の法事に出席して、お坊さんのお経に合わせて渡された経本を見ながら、お経をあげ … 続きを読む →
今年のさつまいもは大きさが小さめであり、一株からたくさん獲れた。まだ少し、掘り出していないものもあるがほぼ終わりである。さつまいもは10℃以下で傷んでしまうので、冬の保温が大切である。地下に深い室を作れば、保温に最適だが、最低気温が10℃未満となる12月3日にガレージに入れたままである。なにか良い方法を考えたいと思う。昨年は室を作ろうとして50㎝くらいビニルハウス内を掘って、もみ殻といっしょにさつまいもを埋めて保存を試みたが、穴の底に大雨が降ると水が浸透して、さつまいもが全部、腐ってしまった。どこでも掘ればいいものでもない。水が浸透してくるような場所では駄目である。今年は水が浸透しても溜まらないような場所に穴を掘って、保存してみようと思う。
さつまいもはご飯といっしょに炊き込んだり、みそ汁に入れたり、てんぷらにしたりといろいろ楽しめるが、やはり大学イモや焼き芋がおやつとして好きである。特に焼き芋は電子オーブンレンジの調理プログラムにあり、この条件でボタンを押すだけで、失敗しない焼き芋ができる。何度に保っているのかしらないが、45分間で出来上がる。今年は紅はるかとシルクスイート、土佐紅金時を作り、食べ比べているが濃厚に甘いのはやはり、シルクスイートである。紅はるかもシルクスイートとほぼ同等であるが、どちらか選択を迫られればシルクを取る。土佐紅金時は作り易く、甘さは普通である。焼き芋以外の料理に向いている。さつまいもは300gを超えると売れない。始めた頃は大きい方が喜ばれると考えていたが、焼き芋にすると大きいイモはどうしても熱が中心まで達しにくいのでおいしいものができにくい。てんぷらなどは大きいほど食べ応えがあり、厚く切っても油加熱で十分に全体に熱伝達し、おいしくなる。
いもの成長は土に依存するので、結局いろいろな場所に植えてみて、うまくできる場所をみつけるしかないのかと考えている。大きさは丁度良い大きさに成長する期間(定植から掘り出しまで)を見つける。収穫までに5か月(150日)前後かと思う。成長速度は土すなわち場所に依存するので経験的に見つけるか、試し掘りをして判断する。シルクスイートと土佐紅金時は最初のイモ蔓を4月20日に定植し、紅はるかを5月12日に定植した。そして、これらの収穫は10月10頃から始めている。5か月以上畑に置いたのでイモはやや大きめである。これらの購入苗から蔓が伸び、新芽がたくさん出て、株が大きくなった頃、6月27日に1株から1本か2本の蔓苗を取り、6月28日に定植した。シルクスイートは紅はるかや土佐紅金時に比べると株が茂るのに時間がかかるようだ。この2回目の株から収穫したのは11月20日から12月1日である。やはり5か月位の期間を要している。同じ5か月でも2次蔓の方がいもの数は多く、大きさも小さめである。理由は不明であるが1次蔓は痩せた畑に植え、2次蔓は水田跡に植えた。この違いかどうかさつまいもはまだまだ不思議なことが多い。収穫したイモを冬季保存し、春にこの芋から蔓をとり、さらにその成長した株から2次蔓を取り、狙った大きさに数多くイモをつけるように栽培することが目標である。

茎が太いほど、イモが太っている可能性が高い。

紅はるかの芋。15個くらいのいもが付いている。

紅はるかの別の株。ちいさめの芋が多い。
小麦はパンを朝食に食べているので作り始めたが23年産の小麦は結局、食べないままとなっている。今年の夏は異常に暑くて、保存に失敗してしまった。保冷庫を入手したのだが、じゃがいもや玉ねぎの保存に使い、小麦までスペースを割けなかった。今年はそれでも新しい品種に挑戦する。ミナミノカオリに代わりニシノカオリを作る。また、前回からライムギを作り始めたが、今年も作る。畝つくりはニシノカオリ用に1.5m幅の畝5本(約200m)、ライムギ用に3本(約90m)を施肥後にトラクタ耕耘して少しだけ高畝にした。施肥は窒素成分で5㎏/反相当の鶏糞を散布した。トラクタの爪を二山盛耕になるように配置して耕耘した。平面耕に近いが溝が深くなり、畝幅はやや狭くなる。通常の6条ではなく、4条播きとするので条間は窮屈でないはずである。種まきはニシノカオリはスキップシーダーで手動で撒いた。スキップシーダーは棒をスタンプし、引き上げると同時にその穴に種が転がり込むように機構化されており、種を送り出す円盤の穴のサイズを選んで1回の種量を調節する。購入量からすると2ー3粒がベストだが、4-6粒になってしまうので1粒±1くらいのサイズを選択した。遊休地だったので草が生い茂り、草刈りはしたものの十分に腐熟していなかったので、トラクタ耕耘しても草と土が半々に混ざった状態となり、種まきゴンベエは使えなさそうに見えた。スキップシーダーで株間10㎝くらいでスタンプしていくが1畝の種まきに2往復するので5本蒔くのに2時間程度を要した。ライムギは「種まきゴンベエ」を使用した。回転するベルトに窪みがあり、そこに種がトラップされて送り出される。ライムギの種は細長いので手持ちのベルトの窪みサイズでは1粒がせいぜいであった。そこで2回、重ねて蒔いた。種まきゴンベエはさすがに歩く速度で撒けるので3倍以上速い。1時間程度で種まきが終了した。11月16日に種まきして17日、18日は雨模様でどんどんと秋も深まっている。もし、発芽が不十分であれば追加種まきも考える。下の写真では畔に草を盛って草焼きしている。

5畝に4条ニシノカオリ種まき

4条4畝ライ麦をゴンベエで種まき
ネギは不思議な野菜である。買ってきたネギの根元を少し残して植えておくと成長していつの間にかネギが取れるようになる。干しネギと言ってどう見ても枯れたネギが苗売り場にあり、買って植えると緑のネギに変身する。ネギを収穫しないでおくとネギ坊主になり、寿命を終えるが、ネギはいつの間にか世代代わりをして細いネギが生えていたりする。このネギを作り始めて4年目になる。徐々にではあるが栽培方法が進歩している。春播きと秋播きができるが、昨秋に種まきした苗と今春に撒いた苗を7月に定植し、2条植え株間10㎝で約40mの畝を作っている。大差はないが秋播きの方がやや苗が大きい。白い部分を長くするために土寄せをするが、土寄せし易いようにネギは畝の上ではなく、畝の底に近い溝底に定植した。土の代わりにもみ殻で株元を覆う。しかし、もみ殻は軽いので強風があると散逸してしまう。そこでやはり、壁を作ってネギを囲い、そこにもみ殻を投入する。成長に応じてもみ殻の深さを増すことでネギの白い部分を目標の25㎝超えを狙う。壁として水田用の波板や畔シートを使う。残る課題はやはり、雑草と虫害である。ネギは自分の影も嫌うくらい日光を好むらしい。だから、雑草で光を遮られると成長できない。できるだけ放任しないで最低限の除草をやっている。虫はネギの葉を食べるが昨年は放置しておいたが、2月頃にはすっかり再生して虫はいなくなっていた。恐らく冬の極寒期に絶滅したのだろう。年末年初のネギ需要期にはまだ虫は生きているので、今年は何か対策を講じなくてはならない。とりあえず、木酢液かストチュウでも散布してみるかな。すでに来年用にネギの種まきもしている。ネギは生命力が強くて作り易く、いつでも需要のある野菜であり、ますます作るのが楽しくなる。

10月11日、もみ殻で土寄せしている。

11月2日 畔波板で壁をつくる。もみ殻を投入する。