毎年、イネ作りは特別な緊張が伴う。もう7年目のイネ作りなので、もっと楽にできるはずであるが、毎年、新しい問題に出くわして判断を迫られることになる。ヘアリーベッチの緑肥は結局、うまく発芽しなかった。種まき後に軽くトラクタで耕耘して、覆土したのであるが、もしかしたら、覆土が厚くなって、発芽を阻害したのかもしれない。しかし、恐らく、長雨による湿害であろう。稲の圃場はいわゆる谷と呼ぶ低地にあって、排水性が良くない。そこで、緑肥を諦め、発酵鶏糞を元肥として、使用することにした。次に育苗であるが、今年は全て育苗マットを使った。昨年から使いはじめ、種まきが楽になった。種もみはニコマル6㎏、クレナイモチ1㎏を予約購入した。外山池のユル抜きが6月13日なので、代掻きを13日、田植えを14日とするとそれから、逆算して、25日苗を作るとすると、5月20日が種まきとなる。浸種を10日間とすると5月10日に塩水選、温湯消毒、浸種開始を行う。実際には5/10に浸種を開始したが、種まきは都合で5/22に行った。しかし、田植えを15日に行うことにしたので、5/21の種まきのはずであるが、都合がつかず、5/22に種まきを行った。種まきは種もみが歩留まりが良かったので、箱当り120~125gを手播きした。ニコマル40箱、クレナイモチ6箱を種まきして、庭の隅に育苗スペースを設けて、シルバーポリトウのトンネル内に収納して、発芽させた。順調に発芽したが、例年に比べると必ずしも均一ではなかった。箱の置かれている高低差や温度など育苗の環境が同じでなかったのか、浸種でのバラつきなのか、今後の課題である。そして、緑化・硬化すると、後半には苗の成長とともに水やりが大変なので、例年、プール育苗で川の水で成長させていたが、昨年、少し遅れて種まきしたヒノヒカリは育苗マットを使い、プール育苗させないでそのまま最後まで育苗させてほぼ遜色ない苗ができたので、今年はプール育苗を止めた。すると、陽射しの強い、晴れた日には油断すると苗の葉が少し縮れてしまうことが起きて、慌てて水やりを行い、なんとか枯らさないで育苗できたが、苗は葉色は薄く、少し黄色になったものもある。人に原因を聞いても、水やりをやりすぎるとそうなるとか、焼けてしまうとそうなるとか、はっきりした原因は不明である。プール育苗の場合には水やりは水位調整だけで、どちらかというと徒長させないように苦労する。今年の苗は25日であるにも関わらず、20日苗と大差なく、短く細い苗となった。
田植えは昨年の反省から、水切りをしっかりと行い、すなわち前日辺りから水やりを控えた。水切りが不十分だと田植え機に苗シートを立てた時に自重で曲がり、送り込みがうまくいかず、頻繁に止めて補正することになったからである。田植えは苗がそれほどおおきくないので、カットすることもなく、そのままセットすることができた。苗が使い終わりに近づくと、次の箱苗をセットするのであるが、その接続部では苗の掻き取りがうまくいかず、欠株になったりする。そこで、終わりに近づくと、残りの苗を使わないで、新しい苗シートをセットすることにした。例年に比べるととてもうまく田植えできたと思う。8時半から始めて11時頃には1.5反を植え終えた。
6月13日、14日の2日間で代掻きを行った。毎年、田植え後に水持ちが悪く、その水漏れ対策で苦労する。また、高低差があると苗が水没したり、土の表面が水から露出したりする。今年は均平化に注力した。具体的にはまず、代掻き前の耕耘のときに高低差の補正をおこなった。トラクタを反転させる箇所はどうしても深くなってしまっており、その先の畦畔の近くでは土が寄せられ浅くなる。トラクタのロータリーカバーを下ろして固定し、爪を逆回転させながら、高いところから低いところへと土を移動させる。もうひとつの新しい試みは代掻きを縦横の二方向でおこなったことである。これまで代掻きはまず、周回を圃場の畦畔に沿って1周または2周し、次に長い東西の方向だけを反転しながら、一筆書きで往復し、最後に周回をして終えていた。しかし、今年は縦だけでなく、横方向にも代掻きを行った。ちなみにPTOは2で速度は1.1m/Hr位である。そして、タイヤ痕を残さないように反転はバックしながら、方向転換し、短い辺であっても、愚直に耕盤を削って均平化したと思う。そして、田植えの時の土の感触は大変、良く練れており、欠株の補植を手植えするとその違いがよく分かった。そして、水を入れてからの水持ちが大変、良かった。これまで、水漏れは畔際で起きていて、モグラの穴ができていて、プラスチックの畔波板で漏れを防いでいても、滲むようにすこしずつ畔の外へと漏れていた。漏水箇所を見つけることが難しく、怪しい付近を足で踏んで穴を潰すことくらいしか方策がない。今回の丁寧な代掻きで細かい粘土層が出来て、それが穴を塞いでくれたのかもしれないと考えている。(R80710)
長雨が上がって、梅雨明けと言ってもいいこの頃では毎日、強い日差しと30℃を超える日が7月7日から6日間続いている。今日、7月12日にユル抜きの日で水を4日ぶりに田に行くと、3枚の田の内、2枚の田は水が減っていたものの、土が露出していなかったが、1枚の田は高い所は土が露出し、たくさんの雑草が発芽していた。水位は最低レベルまで減っていた。3日間で4.4㎝減っており、天候が良ければ1日1㎝程度の減少は普通である。ちょっと大きめの減少であり、どこか水漏れがあるのかもしれない。それにしても、こんなに雑草が生えていると放置すれば除草がますます大変になる。早速、田植え長靴に履き替え、水草トリマーを刈払い機に装着し、問題の田に入り、田車の代わりに水草トリマーのカゴ車で土を削り、草を掻き取る。田は柔らかく、深い土の層となっているので、1時間も歩くと、汗が出て、息が荒くなって、休憩が必要となる。3aくらいの広さの圃場の草取りに4回、総計4時間位かかった。他の圃場でも3.1㎝から3.3㎝位減っているが、土は露出していなかった。やはり、深水の確保が雑草抑制には必須であることを再度認識した。(R80712)

2026年4月15日
から Mat Grimm
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今日は雨で外作業は休みとなる。今年は雨が多く、水はけのよくない谷田のヘアリーベッ … 続きを読む →
2026年4月15日
から Mat Grimm
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春夏野菜の種まきの時期については最近の考えでは、少し早めが良いと考えている。その … 続きを読む →
じゃがいもはこれまでメークインと男爵をそれぞれ40株程度を2月初めに40m程度の1畝に栽培して、5月末頃に収穫してきた。そして、秋じゃがいもを作る必要がないほどたくさん獲れている。そこで余り不満はないのであるが、メークイン、男爵にも共通して、小さいじゃがいもを蒸かして食べる時に”えぐみ”が強くおいしくない。そして、じゃがいもを収穫するときに黒マルチを剥がして掘るのであるが、土に埋まっていても少し緑かかっているように思う。”えぐみ”はもしかしたら、この薄い緑色と関係があるかもしれないと考えている。そこで今年はまず、メークイン、男爵に加えて、”アンデスの赤”と”グラウンド・ペチカ”という品種を栽培する(R8.1.31埋め込み)。そして、1畝は従来の方法、つまりトラクタ耕耘してイモを植え込み、硫安を肥料として、間に埋め、黒マルチで被覆する。そして、もう一畝はいわゆる自然農法で栽培する。肥料は与えないで黒マルチもしない。収穫量はすくないかもしれないが、味に違いがでるかもしれないと思っている(R90210埋め込み)。
今日は3月19日だが、黒マルチの下からジャガイモの芽がマルチが少し突き出してみえないかと見回りしたが、意外にもまだその兆候は見られない。もちろん、黒マルチをしていない自然農法の畝はまだ芽ぶきは見られない。少し、深植えしたせいかもしれないとも思うが、遅いのかもしれない。(R80319)
今日は4月15日でもうほとんどのジャガイモの芽が土から出ている。従来の方法である、黒マルチ、化学肥料施肥の畝にはまず、男爵とアンデス赤がいつもの年より遅く、黒マルチを突き上げるように芽がでてきたので、そこを破って、芽出しをしたが(R80326)、すこし遅れてメークイン、そして、かなり遅れてグラウンドペチカも少し膨らんできて、芽出しを行った(R80405)。それでも芽の突き出しの兆候の見られない箇所もある。一方、自然栽培した畝では黒マルチした畝とほとんど変わらず、早く、芽が出てきたのには驚いた。特にアンデス赤は早く、R80329に最初の土削りを行った時には芽が出ていたが、ペチカはまだでていない。グラウンドペチカは遅れて芽が出てきている(R80415)。メークインの芽出しが遅いのは種芋が自家採取の保存イモのせいかもしれない。
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自然栽培畝アンデス赤(右)
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慣行栽培手前メークイン、男爵(奥)
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慣行栽培アンデス赤(奥)
2026年2月10日
から Mat Grimm
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昨年、初めてお米の緑肥として、ヘアリーベッチを栽培して漉き込んだ。そして、昨年は … 続きを読む →
今日は11月26日である。最低気温が10度を下回るようになってきた。畑の片隅に放置していたカボチャを思い出し、どのくらいの実がついているかを確認した。2株ほどであるが、1株は恐らく芳香南瓜でもう1株はグラッセという品種である。日誌を見ると4月27日に苗を10株ほど定植し、8月、9月に収穫して10月にはそのほとんどを撤去したはずである。記憶が確かではないが、その時にまだ若々しい株を撤去しないで残した。秋カボチャがとれるかもしれないとそのまま放置したのである。恐らく、収穫から漏れたカボチャの実がその場で分解して種が残り、その種から発芽した二世代目の株であろう。というのも他にも黒マルチの上にカボチャの種が集合して残されているからである。たまたま、黒マルチのない箇所に落ちた種が発芽したのであろう。11月初めにさつまいもを収穫する際に遠目から葉が良く茂っており、近づいてみると授粉したカボチャの小さな実がたくさんあった。今では葉の多くが低温で萎れており、これ以上の光合成による肥大は期待できないので収穫した。芳香南瓜と思われる株は比較的小さな実がたくさんついていた。こぶし大の実で数えると20個以上である。グラッセの株は大きな実を2個つけていた。思いがけない秋のプレゼントである。毎年、秋カボチャをつくりたいと考えているが、活動計画に入っていないので、実現していない。来年はすくなくとも8月頃に種まきをやろうと思う。

2025年10月31日
から Mat Grimm
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今年の”にこまる”の収量は15aで31袋(30㎏)+αであり、昨年の29袋を超え … 続きを読む →
2025年9月27日
から Mat Grimm
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今年は出穂時期が気になって、8月末から穂がでていないか観察していた。”ヒノヒカリ … 続きを読む →
今日は令和7年7月17日で昨年の今日に水稲に鶏糞ペレットの追肥を行っている。しかし、今年は追肥をしない。稲の葉色を見ると濃い緑であることと、水田に浮草や藻が発生しており、どうも肥料が多すぎると藻などが発生するらしいからである。緑肥として、従来、菜の花の一種であるキカラシを2月頃に種まきしていたが、ここ2,3年は湿害でほとんど緑肥と言えるほど茂らなかった。そこで昨年の11月8日に粗起こしをして初めてヘアリーベッチというマメ科の緑肥を5㎏購入して種まきした。覆土しなかったため、低発芽率を覚悟していたが、12月1日には所々で発芽を確認した。しかし、とても均一に揃ってはいなかったため、種まきは失敗したと考えていた。そして、3月頃には遠くから見るとカラスのエンドウなどの雑草が茂っているとしか見えなかったが、よく見るとヘアリーベッチであることが判り、4月初めになると圃場の畦畔を覆い、さらに外に溢れるように茂ってきた。そして、花が満開近くになって、5月4日にハンマーナイフモアで刈り散らしたがヘアリーベッチの密度が高く、モアへの負担を考慮して高刈りせざるを得なかった。そして、5月11日にロータリーで漉き込んだ。どの程度の窒素成分に相当するのか、単位面積当たりの生草重を計っていないので、何とも言えないがネット情報によると少なくとも反当り4㎏から20㎏位の窒素成分を生成するらしい。だから、水稲の元肥としてなにも入れていない。追肥をするかどうか迷ったが、昨年は初めて反当り2㎏の追肥を行ったがそれまでと異なり、藻の発生が異常に多かった。私はこれまで中干しをしないできたので、そのためもあるかもしれないが、藻が水中にスポンジを浸けたように重く沈んでいた。結果としては、収穫は例年より、やや多かったので、追肥の効果と言えるかもしれない。昨年は浮草は今年ほど発生していない。まとめると、今年は緑肥のヘアリーベッチが効いているのか、藻や浮草が発生しているので、追肥せずにおこうと思う。そして、今まで中干ししないできたが、藻・浮草対策として、軽い中干で除去しようと考えている。
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ベッチの漉き込み5/11
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No.5圃場浮草7/17
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No.4圃場浮草7/17
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No.2圃場浮草7/17
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