グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2019年10月24日
から Mat Grimm
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グリーンハウスの再建

グリーンハウスは温室のことであるが農業用のかまぼこの形をした透明構造体である。パイプを骨にしてビニールシートやポリエチレンシートで囲っている。約10年前に家具や農具などの一時置き場または倉庫として雨風を凌ぐために建てたがハウス自体が経年劣化しただけでなく、収納してあった家具や資材も熱劣化して使えなくなり、やがてシートも破れて草木が生い茂る状態になっていた。古い家の解体撤去工事に併せて、この温室内の残置物の処分を進めたが、9月27日の解体工事と共に漸く、中が空になった。再建費用も安くないのでグリーンハウスを撤去するかどうか迷ったが、近所のシニアの先輩のアドバイスもあり、冬にもガーデニングを楽しめるように再建することにした。写真は10月3日の状態で骨組みだけになっていて、換気ができるように新たに部品を購入している。

換気できるように骨組み修正、ドア追加した10月3日の進行状態

やっと完成

10月22日、4人でシート張り
天候と組み立ての人数が揃った22日の令和天皇公式行事の休日に男2人、女2人の4人でシート張りを終えた。朝、地面から立ち上がり40㎝の裾部分をぐるっと一周させて、裾を固定した。そして、防虫ネットを換気窓である地上40㎝から140㎝の間を9mの長さの東西の側面に張った。次に南北の妻面の地上40㎝から140㎝までを東西の側面と50㎝程度、重ねながら、シートを張った。シートの幅が長く、地上40㎝から175㎝までの部分を張ることができた。次に幅9.4m長さ14mの天幕を骨の天頂部とシートの中心線と合わせながら、4人で東西南北に引っ張りながら、風上である北西部から固定して位置を決めた。ここまでで午前中いっぱいを要した。午後は仮固定しただけの天幕シートを最終的に固定した。組み立ての豊富な経験を持つ近所のT氏が偶然、我々を見かけ、近づいてアドバイスをくれた。天幕シートの妻部分への固定は最初、上面と妻面の角になるパイプ部分に余長部を引き寄せてその上からパッカーで固定していたが、これでは風が吹いたときにパッカーが取れてしまい、余長が解放されてたるんでしまうことから、角部分のパイプで折り返して妻部分に引っ張り、地上140㎝のビニペット部分で固定するようにアドバイスを受けた。妻面はアーチ状に湾曲しており、楯しわが生じるが長さ方向の堅固な固定を優先する。次に東西側面を140㎝部分のビニペットで固定し、換気部分に相当する余長のシートが自然に地上に垂れ下がってくるが、このシートをパイプにパッカーで固定し、巻き上げ機で巻き上げられるようにする。パッカーの仮固定はしない方がよいとアドバイスを受けた。挟む力が強く、取り外すとシートに穴が開いていて、修理が必要となる。接着テープで穴をふさいだ。以上のような手順を経て、夕方には一応の完成にこぎつけた。

やっと完成したグリーンハウス10月22日

今日は10月24日である。雨のため、農作業は中止。グリーンハウスはまだ一部、追加で換気シートを風で持ち上がらないようにするため、紐で抑える必要がある。その部品マイカは購入してあるが、紐で抑制していない。グリーンハウスの中は外よりも温度は高く、湿度も高い。早速、観葉植物や育苗用のポットなどをハウス内に搬入した。鳥害や防虫にも優れ、風や温度など環境も良い。

2019年10月1日
から Mat Grimm
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らっきょう、ワケギ、長ネギの定植

本日の最高気温32度、残暑の中、購入しておいたらっきょう、ワケギ、長ネギの種球根、干しネギを植え付けた。株間は20㎝程度、列間30㎝で2列でそれぞれ、菜園の第13列に定植。8日に購入してから、本日は17日であり、9日が経過しており、長ネギは乾燥が進み、枯れているものもあった。反省。
長ネギは「のどか一本ねぎ」という品種で九条ネギと一本ネギの改良種らしい。11月から収穫できる。ラッキョウはエシャレットとして早取りするときは3月中に採れる。らっきょうは6月中に採れるが夏には地上部が枯れて休眠するらしい。一昨年に植えたらっきょう(第11列)を今年、2-3株収穫したが、小さくてもう少し待ってからと思っているうちに地上部が枯れたため、どこにあるか、わからず収穫できないでいる。「さといも」と並行して近接して植えていたので同じ列のはずである。

種苗店からもらった定植説明書

わけぎ

球根を深植えしない。すこし、球根の上部が土から見える程度に植える。定植時に水をたっぷりと与えた。残暑が厳しいことと土が粘土質で乾燥すると固くなることを考慮した。11月からとれるようになるという。「ヌタアエ」にしていただきたいと思う。

2週間後

ワケギ、らっきょう、長ネギを定植して2週間が過ぎた。10月1日であるが、雨らしい雨が降らず、水やりを行っていたが、長ネギは25本植えて、生きているのは3本程度である。干しネギという名に油断して定植が遅れたため、枯れてしまった。ワケギ、らっきょうはほぼ全数が芽を出しており、乾燥にも強いようだ。楽しみである。

2019年10月1日
から Mat Grimm
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古い家の解体取り壊し

私が幼児のころに新築され、すでに60年+が経過し、空き家となっている生家の取り壊しがいよいよ始まる。思い出が多くて取り壊しに至るには心の整理が必要であったが、今ではこの家の最期を静かに迎えることができている。

取り壊し前生家外観令和1年9月20日

6月25日に千葉から郷里へ引っ越し、この家の整理を始めた。当初はきれいに掃除して、夏には昔のように座敷で開放的に縁側を開け放して涼むつもりで始めた。しかし、雨漏りもひどく、雨のたびに土壁が部分的に崩れて廊下が泥で汚れたり、畳も雨で変色してしまい、劣化の程度が想像以上に進んでいることに暗然とした。軽トラックを購入したので早速、家庭ごみを持ち込める南部クリーンセンターに不要な衣類や食器、家具、書籍、書類などさまざまな残地物を計11回搬入して、処分した。この家の北側に10年前にビニールハウスを建て、そこに箪笥や農具など収納できないものを一時保管していたがさすがに経年劣化してそのほとんどが使えなくなり、ビニール自体も破れて雨ざらしとなっていた。この処分も含んでおり、約1.5トン程度の量となる。1600円/100kgの費用が掛かるが累積でも2,3万円であろう。7月、8月はほぼこの整理処分を行ったが、この作業を通して、生家の歴史や両親の思いを感じずにはいられなかった。徐々にそれらを捨てることはある意味、それらに感謝の思いをもって供養したのである。そして、9月になり、生家の取り壊しを迷うことなく、解体業者に依頼できるまでに心境が変化した。

屋根瓦を撤去して、次に玄関を取り壊し
東側から1,2階一緒に撤去。写真では廊下の西側のみ残っている。
仏間のみ残っている。9月23,24日の状態。
立ち木も重機に懸かれば、苗のように抜きあげられる。
敷石は残して他の用途に使う予定。
花崗土を敷いて更地に戻った。9月27日

2019年9月1日
から Mat Grimm
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草刈りは楽しい!?

今日は9月1日だが、6月26日に引っ越してきて、それ以来、草刈りをしない週はない。5月の連休に帰省して草刈りを行って以来、放置されていたので庭や田、畦などうっそうと草が茂っていた。すべて一通り、刈り取るのに3~4週間くらい要するので、休む間もなく、草の成長のため、何度も草刈りを行う。ほぼ、2巡目が終わった段階だ。

草刈りの進歩といえば、小型エンジンの刈り払い機の替え刃を一巡毎に替えていたのだが、コストダウンのため、グラインダーでチップの部分を研磨することにした。ユーチューブでその方法を勉強して、今では毎回の草刈りには燃料補給とセットで研磨する。研磨がうまくいくと、新品に近い切れ味で草刈りが楽しくなる。

草刈りはタンクに燃料がなくなると中止し、休憩する。1時間少しでタンクが空になる。燃料を補給してすぐ連続して草刈りすることはやらない。暑いので体力的に持続しないし、3㎏程度はある刈り払い機を左右に振りながら、草を刈っていくには体幹が強くないとできない。逆に、草刈りを高頻度で行っているので体幹が強化され、上半身に筋肉がついてきた。そして、ウエストも痩せて来た。草刈りの効用といってもいいだろう。

畦に沿って、草刈り

2019年8月30日
から Mat Grimm
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人参、大根、カブ、ホウレンソウの播種

今週は当地では前線が東西に伸び、雨が続いています。夜に温度が下がり、夏の終わり、秋の気配を濃厚に感じています。乾燥すると種まき後の水やりが大変なので、この時期に秋・冬野菜の種まきを行った。土は十分すぎるほど湿って薄く覆土することがむつかしい。鶏糞を1㎏/mほど施し、トラクターで耕耘していたが(8月24日)、消石灰で中和していなかった。ホウレンソウは酸性の土を嫌うので消石灰(牡蠣殻なので時間を置かなくても)を散布し、その上に種をまいた。春播きの場合には雑草抑制のため、黒マルチを使っていたが、今回は秋に向かうのでマルチなしで種をまいた。

溝まき(5m3列)
人参の播種
カブ 30㎝間隔の点播き
消石灰といっしょに播種
ホウレンソウ

その後の出来栄え

ダイコン○、ブロッコリー△、カブ×、人参○、ホウレンソウ×
ダイコン:12月2日現在ではダイコンが太り、はちきれんばかりである。すでに数本収穫したが、外観は表面が凹凸があり、きれいではないが味は売っているものと遜色はない。栖もなく、おいしくいただいている。このまま、放置しておくとトウがたち、栖が入り、おいしくなくなってしまう。一旦、抜いて土中に埋めて保存すると味も落ちないらしい。秋収穫するダイコンは初めての育成だが結果は良好であった。
ブロッコリー・キャベツ:11月末にブロッコリーを収穫した。出来はのおおきさや花蕾にばらつきがあるが、今後も楽しめるのではと思う。ポットに種を植え、芽がでたものを定植したが、ブロッコリーとキャベツの区別がつかず、また、ポットの土としてコンポストの土を使ったところ、このつちにはスイカやカボチャなど野菜の種が混じっており、出た芽を定植したところ、スイカになってしまうという失敗をした。このため、生育したものは数が当初の予定よりは減ってしまった。もうひとつの問題は虫による食害である。毎日、朝散歩がてら、野菜畑を見回ると虫によって葉が食われて小さくなっていたり、とても成長ができるとは考えられないくらい阻害された。防虫ネットで虫が入らないようにしたが、毎日、イモムシが葉の上に繁殖していた。結局、葉物野菜用の駆除薬を購入して散布したが、それでも虫が発生してその除去に嫌になるほどであったが、やがて秋になるとその勢いも衰え、キャベツやブロッコリーもなんとか成長しそうに感じた。また、畝によってはヨトウムシが多い畝があり、この畝では朝見回りの際に防虫ネットをはぐり、その裾付近をよく見るとヨトウムシが隠れており、慣れるとすぐみつかるようになった。そして、除去を繰り返すうちに発見がどんどん減ってきた。キャベツは12月2日現在、葉がまき始めており、収穫には至っていないが今後の成長が楽しみである。また、防虫ネットは11月末頃に虫の発生もない気候となったので撤去した。しかし、 12月になっても いまだに紋白蝶がひらひらと舞っているのをみると認識の甘さを通り越して生命の偉大さに感動した。
カブ、ホウレンソウは路地に地下播きしたが芽がでず、なんども播き直したが芽がでなかった。路地の場合、種まき後の天候によっては乾きすぎて芽がでないこともあると思うが路地で2度とも失敗したので、12月2日現在、グリーンハウスの中で播き直している。しかし、さすがにタイミングが遅すぎるかもしれない。近所の野菜作りをやっている人に聞いたら、ホウレンソウは種をまく前に一昼夜水に浸けておくとのことである。この違いもあるかもしれない。カブの失敗の原因は古い種をつかったせいかもしれない。人参はポットから定植できないので路地に直播したが、密植のところや生えないところができ、まことにばらつきが多い。当時はまだ小型耕運機による十分な耕作をしておらず、大型トラクタで草が生い茂ったところを荒く耕しただけであり、土質も粘土質で乾燥するとカチカチに硬くなる。とても人参の成長には障害になりそうであった。そこで鍬で人参の株元まで土を掘り起こし、空気を入れ、土寄せをおこなった。これが奏功したかどうか、収穫した人参は長さがやや短いものの、十分な太さであった。今では野菜の土には土壌改良のため、山土を混ぜ、堆肥も加えることにしている。

2019年8月29日
から Mat Grimm
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マッサージチェア

今日、マッサージチェアを粗大ごみとして処分した。亡くなった両親にプレゼントしたものだが、ほとんど使われずに古い家の座敷に放置されていた。古い家の解体撤去をする予定なので、置き場所に困り、ついに決断した。まだまだ使えるが大きくて重くて場所をとるので将来的に使う人は私以外にはいないだろう。私は将来、作業小屋を建て、そこに置いて、マッサージを楽しもうと考えたが、それほど大きな小屋は作るのが難しい。マッサージは必要ないし、もっと小さくて快適な椅子が欲しい。結局、捨てることにした。クリーンセンターまで軽トラックで運んでいく道すがら、いざ、捨てると決めると意外と心がさばさばして軽くなったことに気づいた。いつか使うかもしれないと思い、捨てないで置いてあるものが山ほどある。最近では、どのようにして使うかを考え、具体的に用途を思いつかないものは捨てることにしている。私の残りの人生はこの断捨離との葛藤のような気がする。

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