グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

23年のイネ:種まき

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 浸種を9日間行い、5月22日に取り出して乾燥を防ぐため、プラ袋でモミ袋を包んで、冷蔵庫の野菜室で保存した。冷蔵することは種まきまでの時間調整のためと冬を疑似経験させることで発芽が揃うらしい。種まき前日である24日に冷蔵庫から取り出し、新聞紙を敷いてその上で自然乾燥させた。種まきをやり易くする。5月23日には苗箱50個を揃え、培土を入れる。結局、46個の育苗をすることにした。JA培土が入手しやすいので10袋(200kg)を購入しておいたが、その説明書きでは箱当たり約2.5kgの土を入れ、均し板で平にするとある。昨年の経験から、均し板を使うと多めに土を入れることになったので、今年は体重計で2.6kgの土を量り、それを箱に入れてから均し板で平にしたが、土が少なめなので均し板ではうまくできない。そこでCDのケースを使って、表面を平らにした。平均すると1箱当たり土入れに5分以上時間が掛かっている。50個では4時間以上かかる。だから、土入れは時間のある時に前もってやっておけば、それほど大変ではない。
 種まきは一度にするが手播きの場合、46箱の種まきに一日を要した。10箱くらいを一度に並べて、箱当たり0.7~1.0Lの潅水を行う。3-4回に分けて潅水をすると粒状の土がその形状を維持できるが大量の水を一度に掛けると粒が溶けてしまう。この影響がどうでるかはわからないが、通気性は悪くなるだろう。種まきは乾燥したモミを量りで紙コップに70g~75gくらいを取り、すぐ手で均一に蒔く。昨年の田植え機の経験から、田植え機では横に爪を2,3㎝くらいの単位でスライドさせながら苗を欠きとるので、種まきのばらつきが大きいと空ぶりになってしまう。しかし、目で見ながら手でモ三を均一に散在させるのは簡単ではない。そして種まきの後、覆土するのであるが、左手に培土を入れた洗面器を持ち、右手でフルイを持ち、モミの上で培土を目の粗いフルイを通過させることで培土の塊が覆土となるのを防ぐ。適度に散って、薄く広げることが可能となる。10箱くらいを覆土すると水稲育苗用のトンネル内に入れて並べる。これを繰り返して46箱を7.5m長のトンネル内に収納できた。育苗用のトンネルは5月20日に空き地を確保し、草処理、高低差を無くすため、刃口等の農具を用いて土の均平化を行っている。5月25日には育苗トンネルに苗箱を収納し、その上に新聞紙を置いた。2-3日で発芽し、1.5~2cmに達したら、潅水して徐々に緑化に移る。この先1週間は曇りや雨が多いので、発芽は遅れ気味かもしれない。その間、苗代の準備を進めておく。(5月26日)

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