グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2023年の初詣

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 地元にもどってからは、私の住んでいる集落の天神様やさらに広く統括している鰹宇神社に参拝することが多くなった。天神様は40軒弱の集落で維持管理しており、境内を清掃したり、春秋の2回、鰹宇神社の宮司を呼んで祭りを行うので自分たちだけの神社だと思っている。
 鰹宇神社の氏子の数は知らないがこの地区の人口は8000名あまりである。地区を通る幹線道路ができてから、住宅地が増え、ロードサイドにモールが作られ、結果として人口が増えているそうだが、必ずしもそれが氏子の数の増加につながっていないという。鰹宇神社も集落単位の当番制で清掃に参加したり、季節毎の神社の祭礼に参加したりする。目に見えるつながりとしては毎年、この神社よりお札をいただいてそれを神棚に置いて安全を祈願する。そして、もっとも楽しいイベントとして秋祭りで神輿を担いだり、奴や獅子舞を奉納する。ここ3年ばかりは新型コロナで獅子舞は中止となっており、今年こそはと期待している。
 お雑煮とお節料理をいただいて9時過ぎに初詣に出かける。まず、約500mの距離にある天神様にお参りする。誰もいないが、大晦日と正月三箇日は開錠してあり、社に入ることができる。正面の引き戸の化粧板がはがれており、美しくない。修繕が必要だが、まだ取り掛かっていない。内部はきれいに清掃され、新年にふさわしい美観を保っている。家族の安全と健康を祈願する。
 すると遠くから、獅子舞の金太鼓の音が聞こえてくる。その音に誘われるように鰹宇神社に向かう。鰹宇神社の創建は古く645年の大化の改新頃と言われ、代々森口家が宮司を務めている。自宅から約1.1kmの距離にあるがその参道が尾根筋にあり、南から北へ神社の森に至る。深い森に囲まれた静かで古い神社である。
 参拝する人はほとんどが地元の氏子の家族であり、小学校を同じとする。境内では久しぶりの再会や交流の場ともなっている。残念ながら、神社についたころには獅子舞は終わっていたが、十獅会という獅子舞を振興する地元のグループを見かけた。恐らくボランティアで神社に奉納したのであろう。私の父親は初詣時には社の中で宮司から新酒をいただいて新年を寿いだものである。この近さがこの神社の特徴であろう。
 午後は少し離れた「田ノ口薬師」に参拝する。東かがわ市にある真言宗のお寺であるが、本堂の地下に暗闇になっている細い回廊があることで知られている。胎内巡りという。子供の頃、初めて体験し、強烈な印象をもっている。まさに暗闇を手探りで前に進む体験を通して、教えられるものがある。元日初詣の今日は人が多くて恐怖感はないが、それでも頼りなさを感じる。実は善通寺本山に行って、同じような地下回廊があることを知った。さらに規模が大きくて暗闇の通路が長い。
 田ノ口薬師へのアクセスは近づくと車がすれ違うのも難しい細い道しかない。しかし、ボランティアがたくさん出ているのであろう。一方通行とするべく、車の流れを完全にコントロールしていた。駐車場内の誘導も混乱もなく、感心した。二、三千平方メートルの臨時駐車場であるが無料である。境内や参道にも露店はなく、寺の収入を心配するばかりである。狭い小さなお寺なので参拝すると流れに押し出されるように短時間で帰路についた。
 すこし、小腹が減っていたので、帰途にある同じ真言宗の厄除けで有名な「與田寺」に参拝する。ここは参道には多くの露店が出て、参拝には長蛇の列ができており、参拝までに牛歩で進むため、40分以上かかった。そして、参拝後、引き返しながら、露店で生姜糖とお好み焼きの変形であるカタヤキを購入して車内でいただいた。なぜコスパの悪い、しかも美味しさも予想を超えることはないものを買ってしまうのか、映画館のスナック菓子とおなじで楽しい思い出をつくるためであろう。

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