グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

7月のイネの世話

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 三日あるいは四日毎に田に水を入れるので、イネの状況が判る。その度に少しずつイネが成長していることを感じる。3枚の田があり、田植え後は補植を一枚ずつ、やってきたが、2枚目が終わってみるともうイネは補植の時期を過ぎていると感じる。田植えから一か月も過ぎると苗も老化して、苗というよりも成木を植えるようなイネの外観である。補植してももう追いつかないだろうと思う。
 そこで、主な関心は田の草取りである。今年はこれまでいわゆる「ころがし」をやっていない。つまり、田の土を攪拌して、芽を出した雑草を浮せて除草する田車のコロガシ作業をやっていない。昨年は新しく水田にした田で「菜の花」による抑草も使えず、田植え直後からの深水による抑草にも漏水で失敗し、コロガシによる除草では間に合わないほどの雑草が生えて、7、8月は除草との闘いであった。
今年はその圃場で菜の花の一種である「きからし」を緑肥として種まきし、それなりに生育し、緑肥として漉きこんだ。そして、田植え後の深水を不十分とはいえ、3日後からはほぼ達成できたように思う。それでも田植え後、高い部分では土が水から露出した時間が1-2日程度はあったように思う。だから、その部分は「ひえ」が密集して生えており、水入れの際に満水になる1時間程度の間、ひえを手で抜きながら待った。
 他の2つの圃場は深水管理は比較的できていたが、それでも土が露出する時間が少しはあったと思うが、今年は「きからし」を2度、種まきしたにもかかわらず、不出来でほとんど生育しなかった。雨が多かったためか、種まき後の鎮圧を行わなかったためか緑肥とは言えないレベルの生育であった。田植え後は補植しながら、目についた「ひえ」を抜いてきたが、例年に比べるとやや多いなという感触であった。しかし、7月10日過ぎに田の高い部分を歩いて除草しているとそこには「ひえ」とは違う雑草が、水面下の土に面的に発芽・生育していることに気づいた。これは手で抜くような数でも大きさでもなく、「コロガシ」で土を動かして除草するしかないことを認識した。今日は7月20日で遅いかもしれないが、早速、No.4の圃場の高い部分のある南側からコロガシをやることにした。コロガシは手動ではなく、刈払い機に取り付けておこなうトリマーという製品で水田の表土を回転するかご車で攪拌し、歩いて前進しながら、除草するものである。エンジン駆動なのでどちらかというと引っ張られながら、歩くという感覚なので大きな負担はないが、一条毎の除草なので、とにかく水田を一条毎に歩いて往復する。陽射しの強い時間帯を避けて、午後遅くに行うが持久力のいる仕事である。過去の日誌を見ると、21年は6月29日、30日にコロガシをやっているが、22年は3枚目の除草に時間を取られ、コロガシは3枚目以外はほとんどやっていない。7月の後半ともなるとイネはもう分決が盛んで扇を開いたように大きく成長しており、条間といえども回転物を転がすとイネの葉を巻き込んだりしてイネを傷つけないではすまない。7月初めまでにコロガシを終えるべきであろう。

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