グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

長ネギの定植

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 ネギには一本ネギと分決ネギがあって、私の理解では一本ネギは長ネギとか白ネギといって、根に近い白い部分を鍋や麺などの料理で主に煮て食する。分決ネギは葉ネギと言って、細かく切って主に薬味として使う。もちろん、白ネギを細かく切って、薬味に使うこともあるのでおおきな違いはない。
 私の生まれた地方では子供の頃、長ネギは余り食べていなかったように思う。少なくとも母の料理は薬味としての葉ネギが中心だったが長じて関東で生活するようになり、納豆や長ネギなど食材の幅が広がった。しかし、今ではここ讃岐地方でもスーパーで普通に入手できるようになっており、食べる人も増えていると考えられる。
 そこで2年前から、一本ネギを作り始めたが、白い部分を長くするには成長に応じて何度も土寄せをして、光を遮断すると白くなる。しかし、白い部分を25㎝以上にするには土寄せのための土が不足するので、もみ殻を代わりに使う。
 もみ殻は軽くて風に飛ばされてしまう。そこで長ネギの畝を水田の畔波板を使って長ネギの畝を囲い、そこにもみ殻を投入する。もみ殻は最寄りのJAのカントリーに行って、分けてもらうのだが、時期によって無い時がある。昨年はもみ殻投入が遅く、結果的に白い部分の長さは15cm程度と短くなった。
 近くのプロ農家のYさんは長ネギを畝の上ではなく、畝の中央に溝を掘り、溝底に定植している。低い位置にネギがあり、土寄せの高さを十分確保した植え方をしている。そして、長ネギを一条に植え、土寄せは専用の管理機で行う。
 今年はこれを真似て、畝に2条の深い溝を掘り、溝底に長ネギを植えることにした。そして、田植え紐を使って、株間10㎝で長ネギの苗を定植した。長ネギの種まき時期は秋と春播きがあり、品種として秋播きに早生一本太ネギ3.5ml、春播きに石倉一本ネギ7mlおよび金長葱8mlを蒔いた。当然、秋播きの方が成長が早く、収穫も早めとなる。玉ねぎでは種6mlで苗500本取れるので、うまく行くと1500本取れることになる。20mの畝で株間10cm、二条植えだと400本定植できるので、3畝分(60m)はとれそうである。
 昨年は30mくらい作ったが、白い部分が短くて、いわゆる規格外なので、本数で長さをカバーするように本数を多くして売ったところ、畝の長ネギ全部を売り切ってしまった。長ネギは何にでも料理に使えるので、時期を問わず、底堅い需要のあることが分かった。だから、今年は増やしている。それほど、甘くないと思うが「にわか」農家としては期待している。

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