長いもは今年初めての栽培で5月3日に5株の種芋を植え付け、その後、6月2日にキュウリネットを設置、7月20日に施肥をしている。少し離れた畑に植えたため、頻繁には状況を把握できなくてキュウリネットが強風で倒れたり、雑草が生い茂っていたりと長芋の蔓が生きているのは確認していたが、その勢いは畝の主役といえる状況ではなかった。この畑には一か月程度の間隔で草刈りに行くがそのたびに雑草の著しい成長を間のあたりにし、野菜が競争して勝つことは至難だと感ずる。
12月となり、雑草も長いもの蔓も枯れており、イモがどの程度成長しているか掘り出してみる(12月19日)。種芋の植え込みが正しければ、イモは地中に埋めた塩ビのパイプに沿って成長しているはずである。表層の土を除くとパイプの端が手を開いたように広がっている箇所にイモがあり、そこでイモは方向を変え、塩ビパイプに沿ってパイプの中に埋まっている。うまく、イモはパイプに沿って成長しているようだ。
塩ビパイプは1mくらいの長さであるが、斜めに埋めてあり、5本のパイプが長さ方向に50㎝間隔で上下に重なりをもって配置されている。それを全部、掘り出してみる。
畑は花崗土が主体であり、長芋にとっては成長しやすい土ではないかと思うが、肥料分が少ないので、イモの成長はあまり期待できない。施肥したが、畝の表面に追肥したのみであり、パイプの中にある土は無肥料である。その為か、長芋はとても短く、15㎝から30㎝程度の長さであった。それでも長芋であり、初めての収穫である。キュウリネットに絡みついた蔓にはたくさんの種らしきものがついている。この種からも種芋ができるのではないかと思う。この長芋でとろろを作り、食べてみたが、販売しているものと比べて遜色ない。ただ大きさが劣るだけである。来季は雑草対策と施肥を工夫したいと思う。やはり、マルチをして、雑草から守ることが重要である。肥料は元肥を全面に混ぜて、その土を塩ビパイプに入れることにする。
初めての長いもの収穫
2022年12月22日 | 0件のコメント