グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2020年6月20日
から Mat Grimm
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田植え時のランチは

金曜日と土曜日は一日中手植えでの田植え。全身泥んこ覚悟なので、家でランチでしょ。

金曜日は前日の残り物がお鍋ごと冷蔵庫にあったので、お昼は温めるだけで、ラッキー。自家製野菜満載(タマネギ・ズッキーニ・ニンジン・鶏もも肉・きのこ・グリンピース)をオリーブオイルで炒めてコンソメスープで味付け。バゲットとも合いそうな料理でした。

土曜日は1合のご飯で2個の特大おにぎりを作り、半切りにした板海苔を用意して、酢とだし醤油を入れたジップロックに茹で卵をセット。朝取りキュウリを塩のみで漬けておきました。(酢とだし醤油は後で煮物などに使えます)
さすがに下半身が冷えたので、フリーズドライの味噌汁付きになりました。

from a wife

2020年6月19日
から Mat Grimm
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田植え:一日目

朝起きて、まず田植え定規の組み立てを始めた。4組のうち、最後の定規を6時半から8時過ぎまでに組み立てた。アルミ板で三角形を構成するもので一番、頑丈だが組み立ては手がかかる。でもこの構造は2つ目なので、要領が良くなっている。次はいよいよ田植えである。小雨が時たま降り、ひどくならなければ田植え決行である。田引き縄3本を含め、固定用くい、木ハンマー、苗を入れるコンテナー、苗の縛り紐、ハサミなどを一輪車に積み込み、苗代に向かう。その前に万全の服装を整えた。ゴルフ用の雨具、田植え長靴、タオルを身に着け、雨が強くなっても快適に作業ができる服装をした。家内も同様である。苗代に着くと、私は田へ向かい、家内は苗取りをするというので、コンテナに苗を入れることにする。田では田植え定規の基準線となる田引き縄を長辺に沿って真っすぐに引いた。田は複雑な多角形でしかも水口側で地面が高くなっているので、この部分には苗を植えない。56m長の紐であるが長辺に最短距離で引くと少し長さが足りない。結局、水尻側から40m程度だけ、苗を植えることにした。田引き縄は56m長の3本をもっており、いびつな多角形である谷田を紐を使ってトリミングして綺麗な長方形となるように縄張りした。家内が苗取りを希望したので苗取りを任せた。田引き縄を張ってから、苗代に行き、コンテナに入れた苗を二箱だけ、一輪車で水田まで運ぶ。意外に上手に苗取りを行ってもらい、助かった。結局、苗は紐で結ばずにそのままコンテナに入れ、コンテナから水田に苗の束を放り投げて、配ることにした。苗取りを土付きでごっそりと引き抜いており、放り投げてもばらばらになりにくい。午前中は田植え定規二人分の幅すなわち、2.7mを40mくらいに植えた。約100平方mである。田植え定規は使い勝手が良かったが欠点も明らかになった。三角形の柱みたいなもので転がしながら、植えるのであるが、転がす方向が意外と一定しない。鉛筆を転がすのと似ている。だから、基準線に並行に進んでいるはずなのに近づいたり、遠ざかったりする。定規を転がす方向をあらかじめ、目標を定めて、その方向に転がすという意識が必要である。植え終わった跡を見ると縦と横の間隔は転がすごとに一定していない。しかし、田植え定規の利点は心に迷いが少なくなる点である。機械的に植えていける。紐では紐の移動が面倒である。田に線引きをする方法もこの地方では適さない。水を自由にいれることはできないので、田植え時に水を落として、土が見えるようにすると次に水を入れるまで乾いた状態となるので、苗が乾いてしまう。午後には妹夫婦が参加して手伝ってくれ、2時間半くらいでやはり5列くらい植えることができた。すなわち、約300平方メートルを植えた。朝と合わせると約400平方メートルである。四畝という広さである。明日はNo.4の田であり、六畝くらいあるので、それなりに時間がかかるであろう。

2020年6月18日
から Mat Grimm
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キッチンから

田舎暮らしを始めた家は、約10年前に年老いた夫の両親の古くて、すきま風の入る、段差も激しい典型的農家の庭先に、バリアフリーの小さめの家を将来的に私達が住むためにも建てました。数年は両親も住むことが出来て、少しは親孝行出来たでしょうか。

キッチンはリビングと同じフロアーのアイランドキッチンで、洗い物も煮炊も背中を向けることなく、家族も気軽に参加し易いので、料理をしていても淋しくないです。いつまでも居られる場所となりました。

料理が特別得意ではないけれど、工夫したり試しに作るのは大好きです。夫の作る畑の野菜たちは、たいてい一期に同じ野菜ができるので、cookpadで”○○大量消費”で検索したり、ストック方法の本を参考にします。

さて、過去に憧れたお手本の方々は、ターシャ・テューダー、ベニシア・スタンリー・スミス、そして津端英子夫妻・・・いずれもキッチンガーデンから料理を考え出す素敵な女性です。

アメリカのノースカロライナ州にあるビルトモア・エステートは大邸宅ですが、そこで見たキッチンガーデンやワイナリーに続く葡萄棚のトンネルは素晴しく、忘れられません。

from a wife

2020年6月17日
から Mat Grimm
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「ゆるぬき」と代掻き

今日(2020年6月17日)は「ゆるぬき」の日である。朝6時から、ため池の水を放流する。今では米作りをする人が年々減っており、水の利用者が減り、水争いも起こらない。朝、早く起きて水路に大量の水が放流されても問題がないように水路からの入水口を閉じておく必要がある。また、田植え予定の田に水を入れて代掻きをする。そして田に水が溜まるかどうかを確認する。畦波板を設置したので畦からの水漏れはないはずである。私の田んぼはため池の堤防のすぐ下にあり、入水は条件が良い。そこで田の整備が終わって、時間があったので、ゆる抜きの今年の開始式に参加した。水利組合の役員が集合して、今年の豊作と安全を堤防に祀ってある水神様に祈願をした。お神酒さんを「ゆる」の回りに振りまき、神酒とお菓子が配られ、「ゆる」(栓の意味か)を抜いて、放流が始まった。

水田予定地に水を入れるがその量がわからない。入れすぎると代掻き後に水没し、地面の高低差が判らなくなる。6時の放流直後から1時間ほどして、No.4の田への入水を止め、No.5に入れ始めたが30分ほどで全体に土の色が湿ったように変化した。No.4の方は北側は湿っているが南側は乾いた色をしている。どうも、南側が高くなっているようだ。朝食のため、一旦、水を止めて、休憩した。No.4の田は9時ころから再び、入水し、ほぼ面積の半分くらい、水が沁みだしているくらいで止め、No.5の田はかなりの部分が水に浸る程度で入水を止めた。そして、10時くらいからNo.4の田の代掻きを始めた。ちょうど、近所の米農家の知人が同じく代を掻いていたので、トラクタのスピードや耕耘刃の回転スピード、方向転換時のロータリーの上下、代掻きのコースなどを見たり、聞いたりして参考にした。結果的には、トラクタのメーカーも異なり、田の状況も異なるので、自分で考え、納得しながら代掻きをした。参考に走行速度はM-1かM-2であるく速度に近い。ロータリーの刃の回転は1か2で遅い。耕深の程度は代掻きの設定で行い、目盛りで1.5程度であるが、チェーンケースが水面に触れるか触れない程度で浅い設定である。恐らく、10センチ未満の深さであろう。最初はトラクタのタイヤが土が練られて、その泥で覆われるような、泥まみれであったが、やがて、十分、土がこなれてくるとタイヤに泥が絡まなくなる。水をかけたようになり、ロータリの回転も音が空回りしているかのように負荷が減る。こうなると刃の回転数を1の最小にして走行速度もM-2にあげて主に全体が均一にこなれるように走行コースを選んだ。しかし、高低差の存在に気づき、とくに水口で高く、水尻で低いにしても許容される程度かが問題である。

トラクタでの代掻き後に、トンボとよぶ整地版で高い所の土を低い方に移動させたが、思うように修正できなかった。大きな範囲での土の移動は機械でやるしかないだろう。この程度の高低差は後から確認したのだが、水尻側ではもう水位がこれ以上あげられない状況で水口側でまだ土が露出しているのだとすると許容できなくなる。土が露出するところからは雑草が容赦なく生えてくるのでイネは育たない。水口側は植えられないだろう。ところでトラクタによる代掻きの雄姿を写真にとってくれたので載せる。まだ使いこなせていない、奥の深いところがトラクタの運転である。

2020年6月15日
から Mat Grimm
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田植えの準備:畦波板の設置

畦塗りするには田に水を入れて畦近くの土を練ってそれを畦に盛る。しかし、その水が雨を期待していたがそれほど降らず、畦塗りができないで田植えが近づいてきた。17日には「ゆる抜き」が始まるが、その水を利用して畦塗りをしていては水漏れチェックを考えると田植え開始に間に合わない可能性がある。そこで急遽、畦波板を使って防水することにした。これであれば、晴れていても畦に設置して水漏れを防ぐことが可能となる。高さ45㎝で20mで二千円弱の費用であるが、確実性を優先して設置する。
今日15日の朝、小型管理機で畦に沿って溝を掘った。手で鍬を使い、畦波板を埋めるための溝を掘ることも可能であるが、今日一日で終わらせるためには機械に頼るしかない。2枚の田の北側の低い畦が良く水漏れするのでこちらに沿って溝を掘った。その後、昨日購入していた波板をその溝に置いて角度や深さ、そして曲がり部での設置の座り具合をチェックした。

結局、追加で波板を2セット購入して全部で110mくらいの波板を設置した。そして座り具合を確認後に土寄せを行い、波板を埋めた。17日の「ゆる抜き」までにもう一度、土寄せを行う予定。

2020年6月15日
から Mat Grimm
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田植えの準備:田植え定規

当初は紐を張って、そのマーキングを利用して田植えをしようと漠然と考えていたが、ネットで手植えの記事を見つけ、そこでは三角錐の田植え定規を使って便利なことが載っていて、気持ちが変わった。その田植え定規がいわゆる尺植えに対応していたことと、自作の定規であったので、俄然、作ってみようという気になった。その写真がこれである。

ネットで見つけた田植え定規

近くのホームセンターで似た部品を集めて、加工して組み立てた。アルミの板を使ったので、切り出しや穴あけ加工に少し時間がかかった。金属用のドリルの刃を購入したり、締めて5千円を超える出費となったが、ほぼそっくりの定規ができたと思う。

追記:今日は6月21日で田植えを19日から開始したが、妹夫婦が手伝ってくれるということで全部で4セットの田植え定規が必要になった。アルミ板の定規は部品調達に時間がかかる、値段も高いのでべニア板で正三角形を構成することを考えた。べニア板は加工が簡単で値段も安いが強度はそれなりである。長ねじの代わりに木の丸棒をつかってみたが、全体に軽くなり、華奢である。3種類の田植え定規を作り、オール木製の田植え定規は実際にはまだつかっていない。

2020年6月8日
から Mat Grimm
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ズッキーニの次年度計画

今日は6月8日ですが、5日から連続で毎日、平均5個の大ぶりのズッキーニの実を収穫している。初回の収穫はその前に6個を取っており、これまですでに26個を収穫している。8株植えているので毎日1株0.6個を取っている。いつまで取れるかわからないが、仮に2週間後に採れなくなると夏の欲しい時期に生産できなくなるということになる。やはり、種播きを2週間くらいずらして、10株程度を植えることが良さそうである。

2020年6月3日
から Mat Grimm
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田植えの準備:代掻き前

ゆる抜きまで二週間を切った。すなわち、田に水をいれるのは6月17日(水)である。次の水の利用は21日(日)となるので17日は荒代かき、21日が植え代かきとなる。そして、21日までには畦塗りと均平、水が溜まるように穴を塞ぐなど忙しい。そして、24日には田植えが終わって水を入れることになる。22日、23日、24日で田植えをする。天候もちょうど晴れるかどうか不明なので天候次第の点はある。今日は畦塗りの準備として、畦の草削りを行った。水が入れば、畦に沿って土を練って、畦塗りをする。水を入れる際、田の周囲の溝に早く水が回り、ここを練ることで畦塗りの土ができる。土を練るため、管理機を使うことができれば作業は早い。故障を早く直す必要がある。

2020年6月3日
から Mat Grimm
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小麦の刈り取り

農林61号という品種の小麦の種を播いて、ほとんど放置して栽培した。それでも倒伏せずに、収穫期に至った。近所の麦栽培の圃場では麦刈りをコンバインで5月31日に行っていて、私の住む四国も梅雨入り宣言があり、今後は雨が頻繁に降るだろうから、すこし焦りが出てきた。鎌を買ってきて、いつでも刈れるのだが、刈った後の置き場を考えてハウス内の整理を行い、スペースを空けた。そして、6月1日と2日で刈り取りを行った。麦の束は最初は麻ひもで縛っていたが、結び目が作りにくいのでプラ製の縄に変えた。強度も強いし、束を縛る時に稲わらで昔おこなっていた結び方を使えることが判った。束を締めて、縄をねじり、それを締めた部分に挟むという方法で、覚えれば結びが簡単で早くでき、それなりに束の拘束強度がある。小麦は乾燥させてから脱穀となるが、脱穀の方法が決まっていない。昔の足ふみ脱穀機でもあれば便利だが、今は流通していないだろう。とりあえず、ハウス内に取り込んで吊るしておくことにした。最悪の場合、脱穀しないで藁として利用することになるかもしれない。鎌の手刈りをやったのは恐らく、中学生の時以来だろう。しかし、体が覚えているらしく、刈った麦の束をまとめて縛ったり、その束を運んだりするのはそれほど苦とならない。

2020年5月31日
から Mat Grimm
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香地池堤防の草刈り

今日は5月31日。予定では朝8時から堤防の草刈りであるが生憎の大雨で7時半頃から堤防に集まるが、半分くらいの人数でリーダーが皆に諮り、午後三時からに変更した。斜面の草刈りなので雨で滑りやすく、危険との意見が大勢を占め、午後には雨も上がるか、すくなくとも弱くなる。
午後三時に再び集まる。風は強いものの、涼しい位で雨もやみ、草刈りは24人くらいで一斉に開始となり、三時四十五分にはほぼ斜面全面を刈り終えた。ペットボトルのお茶をもらい、解散した。外山池は二時間くらいかかったと思うが香地池は半分以下であった。外山池の斜面の草刈りは年一回だが香地池は年三回と多いのでそれほど草も繁茂していないせいかもしれない。何よりも外山池の斜面は草というよりも葛のつるが伸び放題に伸びており、刈り取りに苦労する。また、樹もところどころ生えており、その処理に時間がかかる。香地池の利用者は東又、西俣と呼ばれる2つのグループで構成され、交代で清掃などを担当する。まだ、組織の全貌を理解していないが、水利組合は長い歴史もあり、将来に引き継いでいかなくてはならないが農業者の減少で維持管理が難しくなっている。今日集まった人達は池の水利用者であるが田んぼを持っているがお米を作っていない人がほとんどであり、必ずしも池の恩恵を受けているわけではない。その人にとってはいつか利用する機会が来るかもしれないがせっかくの日曜日を地域の共同清掃作業に時間を取られるという感覚であろう。来週は香地池の水路の清掃であり、さらに多くの利用者が集まり、水路の清掃を行う。

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