グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2020年8月7日
から Mat Grimm
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8月7日イネの生育状況

このところ、イネの追肥をするかどうか、どの時期にいくらするかなど決めかねていた。今日は8月7日で出穂の21日前に相当する。出穂20日前が穂肥として最適の時期であるが、この時点でイネが肥料が効いて青々としていれば、穂肥はしない方が良い。肥料切れでは登熟が不十分になるが、窒素過剰では不要な分けつや茎の成長で病気や倒伏しやすくなる。今日改めて、イネの葉色を見たが濃い緑のようでもあり、近くで見ると若草色とも見える。窒素分は決して不足しているようには見えない。そこで、穂肥は与えないことにした。種まきから11週が過ぎ、12週目に入っている。イネの丈は80㎝から90㎝に達している。分けつ数も30本近くに増えている。少ないものでも20本はありそう。株を握ろうとしても片手では収まらない。私の手が小さいせいもあるが、株が開帳しており、握ろうとすると茎を曲げることになり、無理しないで半分くらいに2回に分けて、握った。かなり剛直な株に成育している。尺角1本植えという疎植なので株は太く豪快になっている。私が手本にしている「小さい田んぼでイネ作り」によればイネ作りの定点観測を勧めている。田植え終了後、三週目(7月20日)、穂揃い期(8月20日)に同じ場所、同じ時刻で写真撮影をする。葉齢、分けつ数、株を握った太さ、茎の太さ、葉の大きさ、背の高さをそのときどきで記録し、例年と比較して、打つ手を考える。今年は初めてで定点観測できていないが、できるだけ残そうと思う。

2020年8月2日
から Mat Grimm
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ニンジンの種まき

秋冬野菜の先陣を切って、ニンジンの種まきを今日、8月2日に行った。人参の栽培は春播きを含めるとこれで3回目である。昨年は8月26日に種まきして、12月頃から収穫している。畑の土が硬くて、股根や上部が太くて根の先が短くて細いという形の良くないものが多かったが、それでも自家消費するには十分、おいしくいただいた。春まきは十分に土を耕して形の改善を狙ったが、果たして収穫のタイミングが悪く(7月2日)、根腐れが進行しており、半分以上はとても売り物にはならない。形はかなり良くなってきた。春まきの場合(1月8日トンネル)、収穫は雨の多い頃の前に収穫すべきであった。形はかなり良くなっていたので、一部を産直に出荷した。人参は連作に対しては1-2年空けた方が良いらしいが井原氏は連続した方が形状は良くなるという。そこで同じ畝でつくることにした。

最近はニンジンの種にコーティングを施して、種粒を大きくして播きやすくしたものがある。今回、ナント種苗の「恋うさぎ」という品種は播種後95日で収穫できる早世タイプのコーティング種子で、5-6㎝の間隔で筋播きした。袋には250粒とあり、4m、2条播きとした。もう一袋はコート無しの種で筋播きには苦労するが、播種後130日収穫のタイプで「甘美人」という品種である。種まきは実際にやってみてよい方法を見つけた。種を2つに折った紙に盛り、紙を持つ手の腕をもう片方の手でトントンと叩くとその振動で種が紙の折り目に沿って、1粒づつ落ちてくる。それを溝に沿って播けばよい。最初はようじのようなもので1粒づつ、折り目に沿って種を移動させて播いていたのであるが、種の塊をくずすときに数粒を撒いてしまう。いろいろ工夫すれば、コート無しの種の方が安い。

薄播きした後、コート種子は軽く土を寄せ、その後、靴で踏んで鎮圧した。裸の種子は小さく土に隠れるので、そのまま、靴で踏んで鎮圧した。その鎮圧の窪みに籾殻燻炭を被せて、保湿や日光の遮断を図った。この後は発芽後1ケ月くらいで間引きを行う予定。

2020年8月1日
から Mat Grimm
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太ネギ(白ネギ)の土寄せ

鍋物や豆腐料理に太ネギが欠かせない。私の郷里では細ネギ・中太ネギが一般的で関東ほど太ネギは少なくとも私の子どもの頃にはなじみがなかった。そこで太ネギの種を播いてみた(2月25日)。

発芽して、思い出したときに除草をする程度であったが、珍しく近所に太ネギを作っている人がいて、育て方を聞いてみたところ、土寄せをやることでネギが伸びて白化するという。私の場合には種を植えて、そのままであるが、一般には苗を別の畑に定植する。株間は種袋には5~6cmとあるが2,3cmでも良いとのことなのでそのまま、土寄せすることにした。

ネギの茎が2つに分かれる位置が土に隠れると良くないという。そこで土寄せを成長に合わせて行い、40㎝くらいまで埋めていく。10月中旬から翌3月中旬まで収穫できるという。楽しみである。私の畑は水田跡なので水が溜まりやすい。ネギを溝堀したところに植えると根が腐ってしまうので、畝は高くする。その内、土寄せを高くするため、畦波板を使う予定である。

2020年7月26日
から Mat Grimm
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苗代跡のイネの追肥

苗代跡に種を取る目的もあって、イネを植えている。しかし、苗代なので苗をとった後に元肥として何も施肥していない。苗代を作る時に、米ぬかを24平方メートルあたり15㎏を施肥していたが、これは反当たりでは12.5kgの窒素成分となる。これはかなりの施肥量であるが、苗代の育苗のためにほとんど消費している可能性がある。そこで改めて追肥する。仮に反当たり2㎏分の窒素を追肥として与える。手持ちの化成肥料は硫安なので硫安の窒素成分は20.5%である。計算では2*24/1000/0.205=0.234kgとなる。西側の苗代跡20mに対しては硫安を234g、東側の苗代跡20mに対しては硫安を120gを7月26日に施肥した。西側の苗代跡のイネは田植えが7月1日であり、かなり老化した苗となっている。現在でも葉色も淡く、分けつも不十分である。ここに窒素分で反当たり2㎏を入れた。東側は6月23日に田植えしており、ほとんど時期はNo.4やNo.5と同じであるが、株としてはやや見劣りがする。ここには窒素で反当たり1㎏の投入をした。出穂の33日前である。これは分けつ肥としては遅くて寄与しないかもしれない。

2020年7月21日
から Mat Grimm
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イネ作り:9週目

今日は7月20日である。播種(5月15日)から9週と3日目である。イネの丈は60㎝を超えている。(下の写真で黒テープのマーキングが下から60㎝、1m、1.2mの位置にある。ポールを少し、地面に差し込んでいる。その長さは約8cmあった。)分けつが20本を超える株はすくないがある。10本程度の株もある。平均的にはまだ20本を超えていない。10週で分けつを終え、穂生育に注力していくが25日頃からとなる。いわゆる干しを入れていく。毎年、定点観測を行い、年ごとの違いを把握する。

上の4枚は7月18日時点の写真であるが7月17日まで長雨が続き、水入れを止めていたためか、18日の晴れで干上がってしまった。19日には水抜き(水路に放流されること)なのでイネへの干しの影響はほとんどないと思う。もう一つの田であるNo.4ではこれほどの水の減少は見られないので、もしかしたら、どこかで漏水があるのかもしれない。

イネの成長:6月21日、6月28日、7月4日、7月22日

6月21日:田植え直後、播種後5週と2日。6月28日:播種後6週と2日、田植え後1週と2日。7月4日:播種後7週と1日、田植え後2週と1日。7月22日:播種後、9週と5日目、田植え後4週と5日目。これらの写真を見ると確実に成長していることが伺える。

追肥は必要か?

イネの品種「にこまる」の出穂日は8月28日である。その45日前(7月14日)に追肥を行うことが「への字」成育のポイントであるがその量やタイミングは状況に応じて変化する。

私の場合、元肥として田植えの1ケ月前に窒素で反当たり5㎏相当の鶏糞を施肥した。これにはからし菜の分解に必要な窒素1㎏を含んでいる。そして、田植え直後に米ぬかを反当たり100㎏程度を散布した。米ぬかの窒素成分は2から2.6%なので窒素で反当たり2㎏位の肥料に相当する。米ぬかは遅効性なので追肥として作用するはずである。また、からし菜の腐熟が少しだがあるのでこれで十分かもしれないが、出穂30日前(7月29日)に肥料切れが観察されれば、穂肥として尿素を与えることも考えられる。この肥料切れを感知するには毎日、葉色を見ていて、その兆候として葉色が淡色化するとのことである。いずれにしても、ここから出穂までが大事である。

2020年7月18日
から Mat Grimm
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梅のお仕事vol.1

梅の木がないのは残念ですが、今年は梅を買って梅干し作りに挑戦しています。
6月24日、黄みがかった梅2kgをやさしく洗い、ヘタを楊枝で除いてから焼酎で消毒し、1kgづつジップロックに入れて、10%の塩をまんべんなく漬けて二日間。ずいぶん水が上がってきました。

赤紫蘇は畑で、と思ったのですが、普通の紫蘇に負けて、結局買ってきました。
赤紫蘇の葉を良く洗って、水気を飛ばし(サラダ用遠心分離器?)塩20%を混ぜながら、ギュッギュッとアク抜きしました。ジップロックの梅の中へ。そして、梅雨明けまで、待っています。

6月29日には、青梅を1kg譲ってもらいました。丁寧に処理した青梅をジップロックに入れて凍らせ、半日後、ビンに入れて、氷砂糖を600gのせました。約2週間後、すっかり氷砂糖は溶けてなくなり、梅シロップの完成です。
炭酸水で割って飲んでいます。ピンク色の良い感じのドリンクです。

シロップと梅は別々に保存しています。しわしわの梅は種を除いて粗く刻み、クルミも混ぜて、パウンドケーキを焼きました。

from a wife

2020年7月13日
から Mat Grimm
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白雪姫 Snow White and the Seven Dwarfs

雪のように白い肌、血のように赤い頬や唇、黒檀の窓枠のように黒い髪の王女は白雪姫と呼ばれました。物語に出てくる沢山のアイテムが興味深いです。
 魔法の鏡、森の小人たちの家、物売りお婆さんが持ってくる飾り紐、毒を塗った櫛、半分毒のリンゴ、ガラスの棺、

最後は、王子さまと結婚するハッピーエンドのようですが、真っ赤に灼けた鉄の靴を履かされた継母が死ぬまで踊り続けてさせられるという魔女裁判のような終わり方はドイツのグリム童話ならでは。長いストーリーはディズニー映画や子ども向け絵本など、いろいろなバージョンで楽しめると思います。

第一子の長女が生まれた時に、白い肌と赤い頬と赤い唇と少し茶色い黒髪だったので、白雪姫の本を思い出し、実母の思いを実感していました。本当に。。。
まだ、初々しい母親でした。

森鴎外は、子煩悩だったようで、森茉莉などの子ども達に絵本も読んでいたそうです。白雪姫は“ゆきしろちゃん”といつも言っていたそうです。ドイツ語堪能でしたしね。

the Grimm Fairy Tales

2020年7月13日
から Mat Grimm
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トマトでガスパチョとケチャップ

畑とビニールハウスから収穫してくるトマトは形も大きさもキズものも様々です。ガスパチョ(冷製トマトスープ)も2回作りました。昨年のスペイン旅行の時、本場のガスパチョを注文して食べたら、同じ味だったので、安心しました。それまで、夫から聞く海外出張で食べた折の記憶と日本で見かけたレシピだけで毎年作っていました。

今日は、昼にオムライスを作ろうと思ったけど、ケチャップがきれていました。
こんなに、トマトがあるのにです。それで、クックパッドをいくつか見て、いつもの ように、参考程度にして、作ってみました。皮を剥いたトマトをざく切りにして小鍋に入れ、潰しながら塩、砂糖、ベイリーフを加え、弱火でグツグツ煮ます。ザルで漉してまた弱火で煮詰めました。リンゴ酢を入れてシャバシャバ気味のケチャップ完成です。味はGood!

from a wife

2020年7月10日
から Mat Grimm
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イネ作り:除草2回目

田植えを6月19日、20日に行い、1回目の除草は28日~7月1日であった。2回目の除草を本来ならば1週間後の7月6日から始めるべきであったが、今日(7月10日)になった。梅雨前線が北上したり、南下したりで雨が頻繁に降るので、タイミングが難しい。すこしの晴れ間を見て、久しぶりに田植え長靴を履き、水田に入った。

稲は驚くほど、しっかりとして緑が濃くなっている。そして、雑草もやはり成長している。今回は雑草は見つけたら、除草機のパワーを下げ、手で引き抜きながら除草を一条ずつ行っていく。欠株用に小さいバケツに苗を入れていたが、ほとんど欠株はなかったのでそれも外した。弱々しい苗の一本植えも前回の除草ではそのままにしたが、今回、そのような枯れそうな苗は見かけていない。稲の生命力はかなり強い。

No.4の南側から始めたが、やはり、水深が浅く、時々土が露出する箇所はヒエが頻繁にあり、進行が遅くなる。水尻の東側は恐らく水深は10㎝はあると思うが、ほとんど雑草は生えていない。米ぬかによる抑制も効いているのかもしれないが、水田を厳密に均平にして、深水にすれば雑草は抑制できると確信する。

同じNo.4の田の西側は地面が高く、今回稲を植えていない。この個所に雑草が激しく生えてきたので、トラクタで代掻きを行い、草を土といっしょにかき回して除草した。そして、仕上げとして、均平にすべく、高い箇所から土をロータリーのカバーをスプリングで抑えて移動させることを試みた。南側(高い)から北側(低い)へカバーを下げて移動し、土を運んだつもりである。水が入っているのでどの程度の均平化が行えたかの確認はできていない。今後、干上がった時に見える。トラクタの使い方を研究すべきであろう。

谷田No.5の2回目除草

記録として残すために、No.5の田の2回目除草について記しておく。No.4の田に10日と11日を使い、No.5の田は12日の午前、午後を使い終了した。No.5の田はNo.4の田に比べると高低差が余りなく、したがって、雑草がすくないので除草も短時間で終わる。高低差はそれほど重要である。

私は除草をIDEC社の水草トリマーで条間のみを行ったが、私が除草を行っている時にその近所の田んぼでエンジン自走式の中耕除草機で除草を行っているところに出会った。詳しくは遠くて見えなかったが2条式のようでとても早く除草(もしくは中耕)が終わっていた。私のように大きな雑草を手で引き抜きながら水草トリマーを走らせているのとは違って、田をすいすいとかなりの速度で自走式機械で横切っているだけであった。

2020年7月9日
から Mat Grimm
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産直雑感

この頃、JAの産直に余った野菜を出している。朝、暗いうちから起きて、野菜の見回りをする。そして、取り頃のズッキーニやふだん草、キュウリを取って、形の良いものを少し汚れをとって、袋詰めして値段表を貼って、コンテナに入れる。時間があれば朝食を取って、コンテナを産直店にもっていく。6時半には産直にコンテナを並べて、すぐ家に戻る。7時ころにはコーヒーを入れてニュースを見る。毎日がこんな調子である。

野菜は食べたいものを作っているがどうしても種から栽培すると多めに苗を植えてしまう。まず最初に自分で収穫したものを食べるがたくさんできるのでおいしいければ、それを売るのである。基本は無農薬なので、野菜によっては出来不出来がある。産直ではコンテナに1種類とは限っていないので、3-4種類の野菜・果物を入れることもある。ズッキーニ、キュウリ、ナス、まくわ瓜、ふだん草など朝に採れたものを出すが、どの野菜も勢いがあってどんどん取れる期間は2週間位で短い。2日に1回の収穫になることもある。取り合わせを毎朝、考えて、さらに値段も考える。朝の3,40分は寝起きで頭をつかうのだが、疲れた頭でなく、リセットされた頭で考えるのでいつも出荷した後は充実している。

農業は思ったよりも楽しい。収穫したものを食べるのも良いが、それを人にあげたり、売ったりするとさらに楽しい。産直の出荷者には私と同年代のシニアも多い。産直の出荷時には開門前の待ち時間に情報交換したり、産物を通じて会話がはずむ。そして、次の栽培の品種や時期、栽培方法などを考える機会になる。農業にはそういう人を元気にする効果があるように思う。

出荷コンテナとまくわうりの袋詰め
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