グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2020年10月6日
から Mat Grimm
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春の花やハーブ類の種を播く

野菜作りで花の栽培まで余裕がないのであるが、庭が花無しでは寂しいのでできるだけの世話をしよう。昨年、余りうまくできなかったものや庭に是非ほしい花は種から育てたい。昨年、ルピナスは花壇に種を播いて、時期が遅かったせいか、発芽率は50%以下であった。今年はバックヤードのレイズドベッド(露地花壇)に20本分の種を播いた。乾燥しないように水をやっている。ルピナスの発芽適温は15-20度Cなので、最近の夜間はちょうどよいと思う。ストックは苗箱に培養土を入れ、ばら撒きしたが袋には15本分の種とあったが、発芽した本数は21本であった。本葉1-2枚のときにポットに移植するとあるが、いっしょに種まきしたローズマリー(4株)やパクチー(5株)の移植の都合から本葉が出る前に移植した。

パクチーは過去何度かトライしたが、うまく発芽していない。その理由が判った。種袋に書いてあったが、種はそのまま播いても殻が固く、うまく発芽しない。殻を壊してその中に種があり、さらに1晩程度、水に浸けておいてから播くとある。10粒程度、殻を壊してから水に浸け、播いたが5粒が発芽した。ローズマリーも10粒播いたが発芽したのは4株である。ローズマリーは成長が遅いらしい。3種の中でもっともはやく播いたが一番、苗が小さい。これらをひとつの苗箱に3つの領域に分けて種を播いて、日陰である玄関アプローチに置いて、過湿や過乾燥にならないように時々、水をやっていてやっと発芽した。苗箱で大きくならないからと待っていると根が老化してしまう。今回は早めにポットに移植した。

パンジー、ビオラは冬から春にかけて咲く貴重な花である。早春の花壇に是非、欲しい花である。種袋を読むと苗箱にばら撒きが一般的のようだ。種が非常に小さいので、小さいポットに種を1ケづつ落とすのは至難であろう。苗箱であれば、適当にばらけて播ける。バンジー・ビオラは10月6日播きであり、発芽したら、小苗を苗箱からポットに移植するつもりである。

2020年10月6日
から Mat Grimm
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運搬車の復旧

農機のひとつに重量物を載せて田畑や農道をゆっくり運ぶ運搬車がある。昔はリヤカーという人力の運搬具があったがそのエンジン駆動版である。人が横を歩きながら、操縦する。乗って運転するようにはできていない。だから、非常にスピードは遅い。コンバインで収穫した籾を運ぶために運搬車が要る。中古の運搬車を最寄りの中古農機屋さんで見つけてどのくらいの売値か聞いたが、10万円以上とのことである。いつまでも壊れないで何にでも使えるので底堅い需要がある。

最新のコンバインでは農道で軽トラか運搬車に籾を受ける容器を載せ、コンバインから長い筒で貯蔵した籾をそこへ掃き出すことができる。私の古いコンバインは専用の籾袋に詰めて、籾でいっぱいになったら籾袋を交換しながら、刈り取る。そしてその籾袋をコンバインから運搬車に載せ替えるのは人力で行う。

運搬車を買い替えるのはそれなりに高いので、とりあえず使えないか、我が家にある屑鉄に近い運搬車を復旧することにした。ボディもエンジンもタイヤも見た目、かなり、痛んでいる。前輪が潰れてパンクしているように見えたが、空気を入れると元通りに膨れてチューブは大丈夫である。次はエンジンである。ガソリンエンジンであり、点火プラグを交換して、エンジンオイルを追加した。ガソリンタンクにガソリンを少し入れ、ストレーナについているバルブを開にしようとしたがバルブが固くて動かないが少しづつ動かしてなんとか開にしたがストレーナを外して溜りをみてもガソリンが溜まっていない。水抜き剤を入れて、ガソリンが流れるようにしばらく待ってみることにした。一方、始動用のコイル(紐)を固定しているボルトがひとつ無いのでコイルを引っ張ってもスムーズに引き出せない。ガタガタと振動するので、ボルトを購入してしっかり固定した。コイルが安定して引き出せるようになった。さらにエンジン停止用のスイッチが壊れて外れている。スイッチを交換できればと考えたがとりあえずはつながっていればエンジンは始動できるはずなので、スイッチがONになるように取っ手をテープで固定して、エンジンを始動したが懸かる気配がない。よくよく見るとガソリンタンクからストレーナに至る燃料パイプに亀裂があり、ガソリンが沁み出ている。どうも、キャブレターにガソリンが供給されていないようだ。

農機資材の店に行って、燃料チューブを切り売りしていたので1mほど買ってきて、ついでにそのチューブに合ったホースバンドも1組購入した。これらはエンジンの消耗品であることを理解した。早速、チューブを交換するとチューブ内をガソリンが通っていくのが見えたがエンジン始動を試みるが連続回転する気配がない。ストレーナを外してみるとガソリンが溜まっていない。ストップバルブが機能していない。そこでガソリン供給チューブを外して、ストップバルブを取り外し、レバーを開にして針金を通そうとしても貫通しない。穴がふさがっている。細い針金で掃除したり、バルブを分解して、貫通できるようにした。そしてチューブをつなぎこんでガソリンがストレーナに注がれることをバルブを回して確認した。そして、コイルを引っ張ると、音が変わり、何度か繰り返すとエンジンが始動した。キャブレターのつまりを心配したが問題なさそうである。しばらく、運転して停止させた。ストップスイッチを回して止めた。このスイッチはガムテープで抑えているが、機能している。後輪のタイヤは重量に耐えられるように片側に2輪づつついている。表裏のタイヤに空気を充填した。エンジンの動力を後輪に伝えるシャフトとギアボックスが見えるがギア用オイルを補充しようと充填口を探すが見つからない。ギアボックスの外観は白いさびが浮いており、潤滑オイルが十分なのかどうか心配である。

エンジンを掛けて、手動でガレージから引き出し、外でクラッチを操作して前進・後進、速度ギアなどを確認した。クラッチはエンジンの回転を駆動シャフトに伝えるベルトを緩めたり、締めたりして伝達する方法であり、緩めてもある程度は動力が伝わるので動いてしまう。とりあえず、これで使ってみることにする。

エンジン不調、その整備

10月14日に試運転のため、実際に200m程度離れた田まで運搬車を引き連れて往復してみた。途中、急な坂があり、下りはよいが帰りには昇りとなるが、ここでエンストしてしまった。どうも、アクセルを引いてもエンジンが吹かない。却って停止しそうになる。不調であり、10月15日にもう一度点検する。キャブレタークリーナーを吹きかけ、エンジンの回転をあげてみるが、直後は自発的に高回転となるがしばらくすると元にもどってしまう。吹かないので、エンジンオイルを見てみるとガソリンが混じり、薄くなっているように見える。量もオイルの入口を開けるとあふれ出てくる。そこでチューブを差し入れ、サイフォンを利用してエンジンオイルを吸い出し、新しいオイルに交換した。プラグも掃除して、何度か始動コイルを引っ張るとやっとエンジンが連続回転した。キャブレタークリーナも少し吹きかけ、アクセルを引いて、エンジンが高回転を維持することを確認した。どうもエンジンオイルが良くなかったようだ。つまり、キャブレターの機能が良くないということだろう。明日16日の本番(籾袋の運搬)にはしっかり、動いてほしい。

2020年10月3日
から Mat Grimm
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稲刈りの準備

私の作っている稲の品種の栽培マニュアルによれば、出穂が8月28日で収穫は10月10日頃になる。出穂から42日頃である。刈り取りの適期は穂の黄化割合を見て判断するらしいが、初めてなので判らない。近所の稲作りのベテランに聞くと、水分率計で20%前後か、青籾率が20%くらいで刈り取るという。1本植えの場合、穂が揃わず、遅れて稔る穂もあるので、株全体では穂が出たばかりのものも見かける。今日は10月3日であるが田んぼには9月23日を最後に水を入れていない。それでも台風12号と秋雨前線の影響で大雨が降り、田には水口側でも水分が残っている。水尻側では水が溜まっている。落水をして、田んぼを乾かしてコンバインで稲刈りできるように土を固くする必要がある。稲を作っている中学の同級生に聞くと、稲刈りの12日前に落水をするという。田んぼによって水ハケは異なるが私の作っている田んぼは谷の低い所なので、水はけが良いとは言えないだろう。近所の田ではほとんどが「ヒノヒカリ」という品種であり、私の作る品種「にこまる」より、適期は3日~7日ほど早いが、もう田は落水して乾かしている。私は刈り取りを10月16日にした。手植えの1本植えでは遅い方が収量が増えるので、遅くする。しかし、適期より1週間も遅れると味が落ちるらしい。今年は7月には雨が続いたが8月になると連日の猛暑日で出穂後も比較的高い温度が続いた。積算温度から言うと刈り取り適期は42日より早いかもしれない。これらのことを考えて、エイっと決める。もちろん、当日雨では刈れないので延びることになる。

そこで今日は落水をすることにした。水尻側の堰を開放して、田の水がすべて流れ出すようにする。また、雨が降ってもすぐ排水するように周囲に溝を切る。

刈り取りまでにコンバインの使い方や刈り取りの手順をシミュレーションしておく。籾の運搬を軽トラでやるか、運搬機を使うかなども決める。そして、モミの乾燥と籾摺りを外注するので、依頼先と連絡も取る必要がある。一番の不確定要素は天候である。昔から稲の栽培は天候に左右されてきた。だから、地の神に供え物をして、祈ってきたのだろう。

排水の溝切

今日は10月6日であるが稲刈りまでに雨が降りそうなので、せっかく乾いた田をいち早く乾燥させる工夫が要る。15㎝くらいの深さの排水溝を田の周囲に畦に沿って設けた。かなり力仕事なので、元気な朝の1時間程度を充てて3-4日を掛けておこなった。

落水により、水尻近くを除いてかなり土が乾いてきた。

2020年10月2日
から Mat Grimm
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秋キュウリの収穫、カボチャの生育、ダイコンの間引き

今年のキュウリは3月22日に種まきして4月24日に露地に定植し、6月16日にはキュウリの塩もみが食卓に上がっている。6月26日には産直に出荷するため、栽培履歴書を提出している。この頃は10株で食べきれないほど毎日獲れていた。しかし、7月に入ると衰え、7月23日にはネットも撤去している。ピークは2,3週間であったように思う。8月にキュウリが無いのは寂しいので、秋キュウリを作ることにし、7月24日に種まき、そして、8月4日に定植している。そして、9月の中旬以降から秋キュウリが獲れるようになった。今(10月2日)はこれから最盛期に入るような樹勢である。本来ならば、もっと早くに秋キュウリを開始しておれば、8月の休止期間が短くできたかもしれない。

前回のキュウリの仕立ては何もしなかったので、樹が上に伸びず、キュウリが地面に何本も接地した状態で実っていたが、野菜作りの先生であるYさんに聞くと、苗の七節までは脇芽を欠いて横に広がらないようにするという。そこで今回は芽かきを行ったので、樹が立ち上がって成長している。しかし、キュウリの曲がりは他に原因がありそうである。

カボチャは結構たくさんとれたが、お正月頃にはなくなってしまうだろう。そこで秋カボチャの種を8月15日に播いて、8月25日に露地に定植した。猛暑でカラカラになるので遮光ネットで陽射しを弱めてまだ小さい苗を保護した。今はもう、ぐんぐんと枝葉を勢いよく伸ばしている。そして、小さな実をつけている。これから霜が降りるまでが実る時期となる。

ダイコンの古種、春播きの残り、新しく購入した種を使って3粒の点播きをした。そして、2回目の間引き(10月2日)で1本に絞った。間引いた苗はラーメンに入れたり、卵と炒めるとダイコンの辛味があって、おいしい。今回は5日毎にストチュウを散布している。虫予防である。アブラムシを防げるかどうかはわからないが、とにかく、農薬ではなく、酢と焼酎、木酢液を薄めたもの「ストチュウ」で寄り付かないようにする。やはり、放任栽培ではだめで手を掛けて見守ってやらないとうまく育たない。

2020年10月1日
から Mat Grimm
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中古コンバインの復旧

稲を春から作り始めたがこの秋の収穫の方法をどうするかは決めかねている。最後の手段は鎌で刈り取り、稲束を竹棹に吊るして干してから、脱穀する。しかし、脱穀には機械が必要である。10年以上使っていない、親譲りの古いコンバインがあるので脱穀の機能だけでも使えれば何とか籾までにすることができる。そこで古いコンバインの復旧に取り掛かっている。まず、エンジンの復旧、次に移動機能の確認、そして脱穀機能の復旧となる。移動機能についてはクローラというキャタピラ状のベルトがまだ移動に対して耐久性を保持しているかどうかが鍵となる。外観を見るとクローラ(ベルト)にひび割れが入っていて動かすと老化していて切れてしまう可能性もある。脱穀機能については種々のギアや回転機構があり、ベルトで伝達されている。ベルトなどの交換が必要となるかもしれない。これを10月初めまでに復旧したい。

エンジンについてはディーゼルであり、オイル交換、バッテリー交換、水点検、フィルタ点検、軽油追加、水抜き剤添加をしてから、一発で始動した(9月9日)。コンバインの点検という用語でYouTubeの検索をすると関連動画がいくつかヒットする。そのものではないが同じメーカのコンバインのチェーン注油やグリースの注入の動画を見て、大変参考になった。そこでチェーンの注油を行うことにした。ホームセンターに行き、CRC5-56などの潤滑・防錆スプレーを買ってやろうとしたがその前にもう一度、関連動画を見たところ、チェーン用には通常のものより粘度の高い、耐久性のあるチェーン用スプレーが適していることが判り、早速、買い求めた。脱穀部のチェーンが大きな音を立てて、回りだしたのでスプレーでいくつもあるチェーンに注油した。すぐに1本のスプレーを使い果たした(9月10日)。

刈り取り部のチェーンが動かないので、コンバインの操作を教えてもらうため、甥に電話して、時間のあるときに来てもらった。彼は刈り取り部を動かすために少し走行させてギアの切り替えが所定の位置に落ち着くように何度かギアを動かして刈り取り部が動くことを確認した。走行の時に異音がするのでクローラの軸受けにグリースを入れた方が良いとのアドバイスもあった。その日はそこで中断し、翌日、クローラ軸受けのグリースアップをすることにした。やはりYouTubeで関連動画を見ると、グリースアップのやり方があり、グリースには稠度0から1のものを使うように勧めていたので、ホームセンターに行って、稠度1のグリース、グリースガン、グリースニプルを購入して、注入できないニプルは交換しながら、10個の走行輪の軸受けにグリースを注入した(9月12日)。

そして、次に肝心の刈り取り部のチェーンを動かすべく、エンジンを掛けて、脱穀と刈り取りの動力部を動かすと刈り取り部のベルトとそのプーリから火花と摩擦の匂いがするので、何回かやり直したが解消しなかった。見るとプーリと保護板が接触しており、どうしてここで干渉するのか理解できなかった。早速、甥や義理の弟に相談したが、結論として、刈り取り部を支持している腕の支持部がひび割れており、刈り取り部が本来の方向からずれており、それで干渉しているとの見方で、製造メーカーに相談するしかないという。

翌月曜日(9月14日)に、製造メーカのサービス部門に電話して、見てもらうことにした。修理専門の人が来て、見たところ、同じ見立てであり、早速、支持受け部の在庫を確認してもらい、まだあるという。この部分を修理して他に問題がなく動くかどうかはわからないということであるが、すくなくとも明らかな損傷であるこの支持受け部の交換を依頼した。この支持受け部はアルミ鋳物でできており、刈り取り部に過大な負荷が加わった時にここが壊れるようにしてあるとのことであった。部品費用として2.1万円、工賃として2万円+、最低5万円は見てほしいとのことであった。今は農繁期であり、すぐというと無理であるが10月までということでやってもらうことにした。

先方から連絡がないのでしびれを切らして、営業所に連絡を入れる(9月29日)と即日に引き取りに来た。そして、その後、干渉して火花が出ていたプーリーとベルトも交換することとなり、その取り寄せで3日ほど復旧に要する。

連絡があり、今日(10月1日)の夕方に搬入した。軸受け、プーリ、ベルトの部品代と修理工賃2万円と合わせて5.8万円であった。コンバインで刈り取りを外注依頼するとどのくらいの費用だろうか。10年くらいは使わないと割に合わないかもしれない。取説も購入したので、それを見ながら、本番までに練習しようと思う。

今日は10月10日である。修理後、ガレージからコンバインを出したり、入れたりして運転の練習をしたが、今日は刈り取り部の点検をしようと刈り取り部を動かそうとしてレバーを押すが動かない。安全機構があって、スイッチが入らない可能性があるので義理の弟を呼んでいっしょに操作をしてみるが、動くはずだという。結局、修理先に電話して、明日、対応してもらうことにした。全部の点検依頼をしていないので、まだまだ不具合が見つかる可能性がある。

11日の朝、見てみないとわからないということで農機サービスの人が早速、来て、刈り取り部を動かしてみるとなんと普通に動くではないか。私が代わって運転しても刈り取り部は動くことが確認できた。しかし、後で冷静になって考えるに主変速が停止ではなく、前進か後進の時に刈り取り部が動いている。昨日、いろいろ試してみたのは主変速が停止状態で刈り取り部を動かそうとしたが動かなかった。しかし、昨日に実際に前進しながら、刈り取り部を動かしてみても動かなかったと記憶している。結局、異常が見つからないので症状が出たら、連絡するということでサービスマンは帰った。

2020年9月29日
から Mat Grimm
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ハクサイの中耕・除草とニンニクの植え付け

ハクサイの種を直播したが、現在までに発芽して無事に生育している株は55株である。25m畝で株間50㎝の2条だから本来ならば100株のはずである。一カ所に3-4粒を点播きしたが、発芽しない場所はひとつも出ない。また、発芽しても虫に葉を食われて枯れたものもある。5日毎にストチュウを散布しているが虫を殺すほどの威力はないので、葉が欠けたり、穴が開いているものは多い。無農薬で栽培したいので欠株は仕方ない。

9月も後半に入り、すっかり秋らしくなり、と同時に乾いて草が枯れていた土が台風の雨や秋雨で湿りが続いた。するといっせいに雑草が芽を出してきた。ハクサイが草に埋没しないように早めに草削りを兼ねて中耕を行った。ハクサイに対してはストチュウと雑草取りしか手助けできない。後は自力で虫や天候に負けないで冬に向かって成長してもらいたい。

ニンニクを昨年、数株を植えてそれなりに成長して収穫したが10株に満たないので、すぐに食べてしまう。とても次の種球の数の余裕もないし、産直に出すこともできない。今年の春には産直にニンニクが出回っていて、知人も作って出荷していた。そこで今回は種球を1kg購入した。100片くらいの種が取れるので、10mの畝を準備して施肥しておいた。ここに今日(9月29日)、植え付けを行った。30㎝の条間で4条植えとして1.2mの畝とした。株間は30㎝として、種球を分解して1片づつ、植えていった。全部で結局、144ケを植えた。余れば産直に出そうと思う。

2020年9月28日
から Mat Grimm
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秋祭りの頃

例年であれば、9月中旬から10月初めはあちらこちらで秋祭りの鐘や太鼓の音が聞こえてくる季節であるが、今年はコロナ感染防止のため、人がたくさん集合する祭りは中止となり、いつもと違う静かな秋である。それでも私の住む自治体の神社ではいつも通りに秋の祭礼を9月22日に執り行った。

神社の境内には地神(じじん)さんが合祀されており、天神(てんじん)さんの社の隣に並んでいる。私の親の世代に地神さんが祀られていた土地を売ることになり、天神さんの境内に移ってきた。地神さんは天照大御神を含め5つの神が祀られており、断面が5角形の石の塔をシンボルとして鎮座している。この地域の宮司によれば、この地神さんは徳島県に発祥の神社があり、全国的なものではなく、香川県でも限られた地域に分祀されているという。そして、昔から集落の農産物の五穀豊穣を祈ってきた神様である。祭礼の準備は注連縄を張り、洗米、塩、神酒、山の幸としてのきのこ、ナスやリンゴ、海の幸としての魚や昆布などを備える。そして宮司が祝詞をあげ、参会者一同で祈願する。天神は菅原道真を祭ったものであるが、菅原道真が国司として、讃岐に駐在したことで讃岐にはあちこちで見られる。天神も同様に少し場所を社内に移動し、続けて祈願する。そして、これらの祈願の終了後に直会があり、地域の人が神酒をいただきながら、歓談する。境内には集会場が併設されており、皆が集まることができる。

この天神さんは子供の頃から遊び場の一つであり、思い出も多い所であるが、最近、地域の歴史をまとめた本を読むことがあり、この天神さんの境内から、石器時代の石鏃や弥生時代の土器の破片が出土して、小学校に保管されていることを知った。私の生まれ育った土地はそんなに古い時代から人が住んでいた集落であることを認識して地域の長い歴史に思わず、感動した次第である。

2020年9月27日
から Mat Grimm
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カブの種まき

カブは一年の真夏と真冬を除いてほとんどの時期に栽培でき、それほど栽培も難しくない。今年の春作では5mの畝で2条播きで栽培した。数センチの間隔をとって種播きをしておけば、間引きをせずにそのほとんどをコカブとして収穫できた。途中で除草は必要だが、手のかからない野菜である。45日で収穫すれば小カブ、60日で中カブ、75日で大カブになるという。今秋は25mの畝を用意し、予め、鶏糞15kg/25mと残っていた稲用の緩効性元肥を100g /m程度を全層に漉き込んだ。効果が薄ければ条間に追肥するかもしれない。葉に虫が来るかもしれないのでストチュウを散布する予定である。

台風12号が大きく東に逸れて通過し、秋雨前線の影響もあり、四国香川県にも100㎜前後の大雨が降った(9月25日夜)。そのため、雨前(9月24日)に肥料を振って耕耘して畝をつくっていたが、今日(9月27日)の種まきではその雨でぬかるんでしまい、溝を歩くことも難儀した。まず、支柱用の2m棒を8本使い、筋播き用の窪みを作り、次に2枚の平板を畝に置いて足場に使い、交互にずらしながら、すこしづつ種をひねり播きした。そして、土寄せを手で行い、最後に乾燥防止にもみ殻燻炭を筋の上に播いた。写真では籾殻を最後に播く時、2条の間を歩いたのでその足跡が残っている。過湿にならないように軽く手で土を抑えている。発芽を祈るばかりである。左側の畝には白菜が芽を出している。

2020年9月26日
から Mat Grimm
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玉ねぎの種まき

9月も下旬になると、すっかり季節の移ろいを感じる。9月初めの連日の35度C超えが今では最高温度が26度である。昨年までは玉ねぎの苗(早生100本、晩成100本)を買ってきて、植えていたが今年は種から作ろうと思う。早生と晩成の両方を作ると苗ができすぎるので貯蔵用の中晩成の玉ねぎの種まきをする。4mlの種で300本の苗が取れる。昨年は黒マルチをつかって玉ねぎの苗を育てたが、大きな形の良い玉ネギができた。この玉ねぎは葉付きの新玉ねぎとして良く売れた。新玉ねぎは柔らかく、葉もネギとしておいしくいただける。しかし、貯蔵用の玉ねぎも同じように柔らかく肥大した玉ねぎとなってしまう。硬くて乾燥した玉ねぎにはならない。黒マルチで育てるとふやけてしまうらしい。そこで今年は貯蔵用は黒マルチを使わないつもりである。

苗床(1m平方)は本来、7-9月と透明マルチで土を太陽光と熱で消毒すべきであったが、遅かったので十分、雑草の種などを含め、殺菌できていない。一昨日の夜から数十ミリの雨が降ったので土は十分湿っている。種は1㎝間隔の筋播きであるが播いた後は過湿とならないように鎮圧は行っていない。軽く土寄せを行い、その上に籾殻燻炭を被せた。苗ができると定植は11月中旬の予定である。その間には除草や液肥を潅水する予定である。

2020年9月17日
から Mat Grimm
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ダイコンの種まき

近所のアスパラ農家のYさんはアスパラだけでなく、ブドウ、ダイコン、ソバ、落花生も作っている。そのYさんがダイコンの畝作業をしていたので尋ねるともう播種したとのことであった。私は井原氏の野菜作りを手本にしていて、それによれば、9月24日前に播くとタキイの「耐病総太り」では生えそろわず、虫の被害も多いという。Yさん曰く、一日播種が遅れれば、何日も収穫が遅れる。2週間遅いと収穫は1,2ケ月も遅れるという。9月初めに播けば11月には収穫できるという。営業用には早い方が喜ばれるので、市場向けはそうかもしれない。産直には春ダイコンを葉付きで出したが、アブラムシが付いていて、引き取ったことがあり、産直に出すかどうかは品質次第である。いずれにしても、ブロッコリーなどアブラナ科の畝を作るのでダイコンの播種を行うことにした。ダイコン十耕という言葉があるようにダイコンの土作りはとにかく、深く細かく砕土しておくことが重要である。1.4m幅の畝で50㎝の条間として、株間は25㎝とした。やや株間は狭いかもしれない。条間の中央に溝を掘り、醗酵鶏糞を1kg/m、過リン酸石灰を100g/mを入れ、蓋をした。種は残り種があり、黒マルチの穴開けとそこに3粒づつ播いた。9月15日にタキイの「耐病総太り2号」を12m、49本、残り種のアタリア農園の「時なし大根」を約10株、「もみじスティック」を約33本を撒いた。9月16日に残りの畝約9mを「耐病総太り」を78本分、播種した。9月10日過ぎになると朝晩は秋らしくなり、種播きに丁度よくなってきた。15日に播種したものは今日17日に芽を出してきた。本当に2,3日で芽を出す。今日は曇りで午後には雨の見込みで水やりはしなくても良い。

もみじスティックは皮も内部も赤の小型ダイコンでサラダの彩に開発されたもので味は未知である。ダイコンはいくらあっても困らないので、時期をずらして播種する予定。Yさんは防虫ネットを掛けていたが、私は20m長の資材がないのでどうしようか迷っている。10m長の寒冷紗があるのでそれでもいいかもしれない。

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