グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

花つくりの楽しみ

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 野菜栽培の合間に自家用に花の栽培をしている。季節、季節に多種多様な花の咲く庭をつくりたいが、まだまだその途上にある。もうひとつは毎日、習慣としてご飯を炊いた時には「ごはんさん」という最初の炊きあがったご飯を仏壇にお供えをしているが、仏花があれば仏壇が華やかとなる。いつでもなにかしらの自家用の花が咲いていれば、飾ることができる。このようなことで、余り肩に力を入れないで空いた時間で花つくりをしている。もちろん、花の苗を購入して花壇に植えることで比較的簡単に花を楽しめるがやはり、種まきから苗を作り、花にして、種を取ってまた翌年という風に継続的に楽しみたい。
 パンジーやビオラから始めたが、未だに発芽率は低い。理由はいろいろ考えられるが、やはり温度と湿度であろう。適度な湿度に保つには、今では発泡スチロールの箱をつかっている。そこに数個の穴をあけ、水が抜けるようにするが、小さいので保湿することができる。種まき用土として、バーミキュライトが小さな種に対してとくに適しているように思う。1日に1回、水やりをすれば乾燥で発芽しなかったり、発芽しても苗が枯れるということも少ない。大体、5-10日間くらいで発芽するが、中には1,2か月かかるものもある。発芽したら、次はポットに移植か花壇に定植するのであるが、通常3枚葉か4枚葉が出た頃に移植する。種袋にそう書いてある。ポット用の土はいろいろ市販されているが、大体は木材のチップや繊維状のものが多く混ざっていて保湿力が小さく、乾燥しやすいので苗が小さいとすぐ枯れる。そこで田んぼの土をふるいに掛けて、細かい土を選別し、腐葉土と混ぜる。腐葉土は長く枯草や枯葉、野菜くずなどを積み上げておくとその下の地面は腐葉土となって、土が適度に柔らかくて細かく、さらさらとしてくる。これを取り出して混ぜた土は保湿性と透水性を兼ね備えて、かつ適度に養分を含んでいる(と推定している)。移植の時にバーミキュライトの土の中で根が長く伸びていることに気づく。その根を切らないように注意して移植する。パンジーやビオラにしろ、市販されている花の苗はポットで大きく成長し、花が咲いている。しかし、私の過去の経験では発芽して、ポットに移植しても苗が大きく成長することはなく、小さいままか成長することを期待して待っていてもやがて元気がなくなる。どうも根が回って苗が老化してしまう。恐らくポットでは栄養が不足するのかもしれない。
 今年はパンジー、ビオラ、デージー、アスター、キンセンカ、ストックに加え、クリサンセマム、ネモフィラ、デルフィニウム、プリムラ・マラコイデス、トルコギキョウ、おだまきの種を購入して蒔いた。おだまきは発芽までに一か月、トルコギキョウは二か月という。この2つは今年もどうも失敗のようだ。発芽までに湿度を保つ必要があるが、長いので途中で乾燥が入った可能性がある。キンギョソウやキキョウ、釣りがね草は宿年草らしく、昨年の株がまだ残っている。ペチュニアなどは強い花で雑草のように何も世話しなくてもこぼれ種でつないでいるのか毎年どこかで咲いている。花の苗は小さいと雑草と区別がつかないので花壇やポットに名札をさしてある。それでも時々、抜いてしまうから、注意が必要だ。今日は12月16日でもう最高気温が10℃に達しなくなっている。そこで、グリーンハウスの中に入れた。グリーンハウスの最低気温は外と同じだが、その時間が短く、最高気温は太陽が出ると20℃くらいになる。だから、乾燥に注意しないと枯らしてしまう。花つくりはまだまだ実力がなく、とても売られているような立派な苗はできていない。うまく、花が咲くとコツをつかんだと思うが、翌年にはかならずしもうまくいかなかったりする。花の種類もどんどん増えていくので、それぞれ改善や工夫の余地があり、それが尽きない楽しみでもある。

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