グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

紐による田植え:初日

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代掻き後、一日置いて今日18日に田植えを行う。稲作は二年目であるが、今年の新しい点は田植え紐を使った田植えと昨年は「にこまる」1品種であったが、「クレナイモチ」、「コシヒカリ」の2種を加えて、3品種に増やした点である。圃場は従前のNo.4(7.4a)、No.5(5.7a)の2区画であるが、土地の高低差が大きくて昨年は植えられなかった西側の部分を使えるように土を移動させ、低くしてあるので実質的に3aくらいは広がったと思う。
 昨年は田植え定規をつかって尺角植え(1尺正方)としたが定規を転がす方向がふらふらするので株間が一定せず、除草の際に狭いところでは道具がイネを倒してしまうことがあった。そこで今年は尺毎にマーキングのついた紐を使い、紐に沿って植える株間は1尺であるが、紐と隣の紐との間隔を98㎝(正しくは99㎝でした)として、3×尺1寸とする。つまり条間を尺1寸としてやや広げる。並木植えとなるが、さらに疎植となる。圃場は東西に長いので紐を東西に張り、目印にイボ竹を立てて、植え終わると紐を2人で持ち上げて移動させ、98㎝の間隔のポールに紐が沿うように杭を固定する。
 南側から植え始めたが最初の5列(5条)はもち米(クレナイモチ)を植える。30㎏程度の収穫を目指しているが、どれだけもち米を消費するかわからないので最初はこの程度とする。区別のために1条の空きを置いて、次から「にこまる」を植える。田植え紐による田植えは思ったよりも捗る気がする。田植え定規は道具を転がすので軽いとは言え、動きが制約されるが、紐の目印だけなので動きが自由である。ただ、前後の株間の目印は隣の紐とマーキングの位置を一直線に揃えることは難しい。だから、紐の長手方向には株がまっすぐそろっているが、90度の横から見ると株の並びはくねくねと曲がっている。これは紐のマーキングに頼っているためで、もし、マーキングのない紐で隣の株を見ながら同じ位置になるように植えれば、これも修正できるかもしれないが、ある程度、経験が必要かもしれない。
 苗の供給をどうするかが課題であったが、結局、昨年と同じコンテナに束ねないで苗取りした苗をそのまま、放り込み、これを畦からある程度の間隔を空けて植える場所に放り投げて着地させる。過不足ができるので、今年は腰かごを用意した。百均でちょうどよい大きさのソフトバスケットという紐付きのかごがあったのでこれを使う。あらかじめ苗を入れておき、足りなくなると腰かごの苗を植える。苗は1本か2本の浅植えである。午前中、7時から苗取りから始めて11時まででほぼNo.4の半分弱を3人で植え、午後は14時から15時半まで3人で田植えをし、No.4の6割程度を終えた。小雨が時々降る天候で余り日差しはつよくないがカッパを着ると、蒸暑くなる。取ると、雨に濡れるので長くできない。梅雨らしい天候である。

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