グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

田植えと水管理

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田植えは機械植えが主流となり、単独でできるようになっても大きなイベントである。「ゆる抜き」というため池の水をその年に初めて放流する儀式を行うが、あっちこっちにあるため池でほぼ同時期に開栓となり、それと同時にいっせいに田植えが始まる。田に水が入り、いつの間にか、田んぼは水面で反射する鏡のようになり、景色は一変する。今年は「ゆる抜き」が6月16日(金)にあり、10日後の26日には周囲のどの田んぼもほぼ田植えは終わっている。私は5月25日に種まきし、6月17日に移植(田植え)したので23日苗となるが、草丈が20㎝を超えてやや徒長気味である。6月3日に苗代に移し、プール育苗とした。ほぼ毎日、苗を棒で露払いをしたものの苗丈はぐんぐんと伸びた。ゆる抜きの6月16日に水路から水を引き、代掻きを行った。水を入れると田の高低部分がはっきりする。そこで代掻き前に高い部分から低い部分に向けて、トラクタでロータリを逆回転させながら、移動することで土を移動させ均平化を図った。通常はトラクタの進行方向とは逆の後方に土を撥ねる。現有のトラクタは逆回転機能があり、それを使うことで進行方向に土を撥ねながら移動させることができる。購入してから100時間以上になるのでトラクタもいろいろ使いこなせるようになってきた。逆回転による土の移動は比較的頻繁に行う技術である。代掻きのもう一つのポイントは田に入れる水量であるが、代掻き後に2-3㎝の水深となるようにヒタヒタとなる程度に水を入れる。田植え機が田の表面をひっかいて次の折り返し時の田植え位置のマーキングを行う。だから水が少ない方がはっきりと印がつく。しかし、雑草を防ぐには植えた直後に増水をして発芽できないようにしたいが水が自由に入れられないので田植え時には水を多めに入れておかざるを得ない。田植えは今年も義弟に手伝ってもらい、4時間弱で3つの圃場の田植えを終えた。出来栄えは決して良くないが、田植えは勢いでやらざるを得ない。最初の圃場の田植えは長い丈のままの苗で行ったが、苗が転んで植えられたり、爪でカキとる際に長い葉が爪に絡んで空植えになったりした。そこで苗を供給する際に苗の先端を剪定して15㎝以下になるようにしたところ、きれいに植わったように見えたので、2つ目の圃場からすべての苗を短く剪定した。具体的には剪定ばさみでジョギジョギと垂れた上部の葉をカットした。これで転び苗と欠株はかなり減らすことができた。
 16日に田に水を入れて17日に田植えだが、この半日から1日の水の減り方で漏水の有無が判る。田んぼの畦畔がコンクリートでできていれば、漏水はほとんどないか、あっても少しである。しかし、昔ながらの土の畦畔の場合、いろいろの理由で漏水が起こる。一番の理由は「もぐら」である。もぐらはミミズや虫を追って土中を掘って進む。だから、畔の土の中は穴だらけである。だから、私は畔波板というプラスチックの板を使って少なくとも畔からの漏水を防いでいる。しかし、波板を設置するときの水田の底と波板との接触部分が非透水の土で覆われていないと漏水が起こる。このため、土を練って粘土状にして水が通らないようにする。また、波板は20mくらいの長さなので接続部分は波板を重ねて設置するが、合わせ目が水中に露出しているとここから、水が流れ出てしまう。十分な防水を果たすように土を足で踏み込んで粘土化し、さらに波板の重なり部分は土寄せを行い、水に露出しないようにダムを作る。
とにかく、田植えから約十日間は毎日、田の水位を見て減りが大きいと漏水箇所と思しき箇所の対応を図る。それでも晴れて温度が高くなると蒸発して水位も下がるので、24時間で1㎝程度の水位減少は起こる。放流は三日後その四日後の繰り返しである。だから、4㎝位の水位減少があっても土が水面から露出しないように深水にしている。下の図は各圃場に設置したスケールから水位を読み取り、経過をグラフにしたもので、ジャンプしているところで水を入れている。No.2の圃場で特に漏水が大きく苦労した。

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