グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

甘納豆との出会い

| 0件のコメント

  郷里に戻って3年になるが、高校卒業後、50年近く離れていたので地元とは言え、余り詳しくはない。中学の頃の知人に案内され、日曜に開催される山間地域にある「東谷」の朝市に行った。そこは同じ高松市であるが、徳島と阿讃山脈で接する県境に近く、かなり山奥である。仏峠という峠を越え、谷になったところにある。その日曜市の出物は近隣のJAの産直と大きな違いはないが、驚くほど安いものもある。人気の高い産物にはオープン直後に殺到して売り切れてしまう。その帰り道にある甘納豆屋さんの存在を教えてもらい、気になって後日、ネットで場所を確認しながら、細い道の脇にある古い小屋を見つけた。恐らく農家の納屋であったものをそのまま、製造所兼販売所として転用したもので駐車場といっても2台がやっとのスペースしかない。山間の土地なので傾斜地であり、道と同じ高さの平地は幅が狭い。ネット情報では、昔ながらの製法でつくる甘納豆のみ販売しており、豆がとれる10月から売り切れるまでの期間限定の営業である。
  とても、店とは思えない外観であるが、道路に小さい甘納豆という看板と入り口に営業中という表示があるので探していく人には発見のヒントになる。入っていくと狭い場所で2-3人で作業しており、1畳もないスペースで袋入りの甘納豆が並べてある。まさに蚤の市のような簡素な店構えである。大小いろいろの豆の入ったミックスの甘納豆とイモ納豆の2袋を購入して、家にもどって食べたが、懐かしい昔の味を感じる。甘さは強いが、嫌みがなく、素朴である。たくさん食べるとその時はおいしいが、蓄積された甘さでしばらく食欲を削がれるので注意が必要である。おやつとして少しだけ、濃いめのお茶といっしょにいただくのがおいしく、一日の休憩の楽しみになる。甘納豆の製造方法はしらないが、奥の方の作業を見ると、豆に砂糖をまぶしているようで、細長い囲いのついたテーブルの中で豆の集団を左右に移動させている。相当な量の砂糖を使っていることは確かである。
  この店はその後も何度か、訪問し購入しては小分けして贈ったり、自分で食べたりしているが、村瀬食品といい、地元ではたいていのシニアの人は知っている店で、古くからあるらしい。規模を拡大しないところが永くつづいている理由かもしれない。(12月28日)

Follow me!

コメントを残す

必須欄は * がついています


PAGE TOP