グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

無肥料畝のカボチャ収穫

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 枯枝やもみ殻などに土を被せてマルチで保温した無肥料畝にカボチャやメロン、スイカを定植したり、種を蒔いて無肥料栽培を試みている。バラつきは大きいが、成長の良い株は実をつけて収穫できるまでになっている。カボチャは生命力が強いので無肥料畝でなくても成長して実をつけるかもしれないが、通常の肥料栽培と比べても見劣りのしない大きなカボチャができている。
 肥料を与える通常栽培では病気になりやすいという欠点があり、特にうどんこ病が発病すると一気に広がり、どの畝も感染して樹勢が衰えて、そこで寿命となる。無肥料畝ではそれがどうなるかが注目点である。どの畝も基本は放任栽培で枝の混んだところを剪定して、風通しをよくしたり、芯止めして4本立てに整枝するなどはやっていない。今のところ、うどん粉病は発生していないが、それでも混みあう主枝の根本付近は葉が枯れて幹しか残っていないが幹は太く生命感がある。しかし、無肥料畝の評価は難しい。今後の樹勢がどうなっていくかを長期に見ないと判断できない。
 5つの無肥料畝のNo.1は芳香南瓜を種まきしており、No.5の無肥料畝はポットで育苗した「えびす」の苗を定植した。No.2はスイカ、No.3はメロン、No.4は秋カボチャを植えている。No.5の畝では通常栽培と遜色ないカボチャが実をつけている。芳香南瓜も種から植えたのでその分、成長が遅れて実をつけており、大きさで少し劣る。両者を収穫して早速、いただいたが、「えびす」は定番の美味しさで満足している。芳香南瓜はまだ実が十分熟していなかったためか、味がやや薄くて物足りない。メロンもおおきいものをひとつ収穫した。
 無肥料畝には枯れ枝、竹や笹などの高繊維質の植物の朽ちたものを供給する。次の時期に備えて、早めに収集しておきたいと思う。3m幅の高畝にしているが、畝の中央のみ高くなっており、スイカ、カボチャ、メロンの大きな実は座りが悪く、斜面に実がぶら下がってつるに負担がかかっている。中央の平坦部をもう少し広げて、座りを改善したい。無肥料畝は慣行栽培ほどの収穫量は期待できないだろうが、自然の強さをもった、バランスの取れた野菜の収穫を期待したい。

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