グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

無肥料栽培の畝つくり

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 無肥料栽培と言っても何も土壌に与えないわけではない。土壌を空気中の窒素を固定する菌類でいっぱいにすることで野菜や植物が必要な窒素を菌類から得るようにする。一方、菌類は枯れ木や枯葉などの炭素を分解して生きるという。このような都合の良い菌類が存在するらしい。最近、いろんなメディアで注目されている吉田俊道さんの手法である。昨年、スイカやかぼちゃ、ズッキーニなどはうどんこ病や夏の大雨で一気に樹勢が衰えてしまった。また、トマト、なす、白菜、大根などはカメムシ、アブラムシ、青虫、ヨトウムシなどの虫害で、見るも無残であった。もちろん、無農薬を信条としているので、ある程度は仕方ないと思うが、何とかしたい。吉田さんの無肥料栽培では菌類から必要なだけの栄養を吸収するので、病気や虫を呼ばないという。そこでその無肥料栽培をやってみることにする。
 その菌は糸状菌といい、普通に屋外で朽ちた材木等に見える白いカビ状のものらしい。水分が嫌いで水に浸かると30分で死滅するらしい。だから、高畝にして、雨が降ってもすぐ排水できないと生きていけないらしい。土壌に有機物がたくさんあるとさまざまな菌や微生物が住み着き、土が団粒構造となり、排水性がよくなるらしい。だから、土はトラクタで耕起するとその構造を破壊するので、耕起しない方がよいらしい。団粒構造は即席にはできないので一度始めると、かなり長時間放置することになる。そして、黒マルチで雨を防ぐとともに保温して菌類の繁殖を図る。糸状菌は好気性の菌なので密閉は良くないらしい。適度の湿度と空気、そして温度が生育環境となる。
 以上の考えをもとに、圃場を決め、5本の畝を高畝にして、その上に枯草を盛った。繊維質の多い枯草ということで枯れたセイタカアワダチソウ、ススキ、笹を探して集めた。軽トラで15回くらい運んだ。耕作放棄地や笹の茂る土手、池の堤防などである。そして、もみ殻をもらってきて同じく軽トラで二車分くらいを投与した。そして、3m幅の畝に盛り上げ、その上に畝の間の溝の土を漉くって枯葉の上に軽く載せていく。その上から古い黒マルチを被せれば畝の出来上がりである。スイカやかぼちゃ、トマト、なすの定植は4月末ごろになるので、それまで糸状菌が繁殖してくれればよい。念のため、糸状菌が繁殖しているもみ殻堆肥が入手できれば、投与したいと思う。まだ、5本のうち、1本だけ、マルチを被せる前の段階まで来ている。結構な冬のエクササイズである。
 2月28日に一応、無肥料畝5本が完成した。JAのカントリーからもみ殻堆肥を分けてもらい、肥料袋で畝当たり2袋を散布した。もみ殻堆肥の山から白いカビ状の菌が見える箇所をできるだけ狙って袋詰めした。だから、糸状菌が生息しているはずである。そして、最後に古マルチを被せる。1回使用したものは比較的破れた箇所が少ないので1枚でも十分だが、2回使用したものは破けた箇所が散見されるので、2枚重ねして用いた。また、植穴が開いているので、気密性とはならないが雨が降ると過剰な湿度になるかもしれない。2枚重ねして植穴の位置をずらすと直接土に雨が当たらなくなる。通気性も保たれるはずである。土がどのように変化するか楽しみである。

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