グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

ライ麦の収穫とパンつくり

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パン用の小麦としてミナミノカオリを作っているが、昨年11月には加えて「ライムギ」の種を少し蒔いた。2-4粒を15cm間隔で6列、全長で180mくらいの量である。最初に鶏糞を肥料として漉きこんだほかには何も与えていない。発芽して、成長し、草長は2mを超えるが意外と風に対しても強く、倒れることもなかった。近所に住む人からあれは何ですかと質問されたこともある。そして、5月に入り、小麦を収穫して次にこのライムギをどうやって収穫しようかと考えたが、何しろ草丈が長いので通常のコンバインでは処理できない。そこで、鎌で半分の高さで切って、束にしておき、次にコンバインを近くまでもって来て、このライムギの束をコンバインに手で投入し、脱穀する。半分でも1mくらいなので、通常の小麦と同じである。ライムギは粒が細長いがなんとか脱穀後の網目を通って袋まで送られた。重量は計っていないが、10㎏程度は収穫できたと思う。すぐ、乾燥するために天日干し用の木製の箱に入れ、ガレージの中で広げておいた。雨が続き、外で干せない。ほぼ乾燥したので、早速、試しにライムギパンを作ってみる。ネットで調べると小麦65ライムギ35の割合でホームベーカリで焼けるとある。いつもミナミノカオリのパンを焼いているので、それに35%のライムギを混ぜることにする。製粉は小麦と同様に製粉したが、ミナミノカオリでは玄麦から7割の小麦粉が取れたがライムギでは55%であった。製粉時にやや乾燥が不十分で柔らかい感触があった。もしかしたら、それが原因かもしれない。ドライイースト、塩、砂糖、バター、小麦粉、ライムギ粉でパンを焼いたが、いつもの6割くらいしか膨れなかった。どうもそうらしい。小麦だけのパンは普通、二日目から乾燥してしまうがライムギが入っているとずっとしっとりとして重たい。毎日、一切れづつ切り取って、少し温めて、いただく。ライムギパンはサワー種を使うと酸味がして、特有の味がするが、サワー種がなくても風味はそれらしい。ライムギらしくておいしい。まだ、数kgあるので、いろいろ試してみたい。また、来年は少しライムギを増やすかもしれない。

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