グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

「ゆる抜き」と代掻き

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香川県ではため池の貯水の放流開始を「ゆる抜き」という。満濃池のユル抜きが季節の行事としてテレビで放送されていた。私がイネを作る田の水源となっている外山池の「ゆる抜き」は今年は6月16日であった。朝、5時半に水利組合の役員が集まり、祈願をして池の底の栓を抜いて水を出す。通常、朝6時から午後4時まで開栓する。9月22日まで毎週水曜と日曜の2回、放流される。私の田は水源に近い位置に支線が接続されており、水を好きな時間帯に入れることができる。下流の田では上流の田に水が入っている間は水路の水量は減るのでどうしても遅くなってしまう。今年はイネ作りも2年目であり、水門の調整も行い、水を入れない田に水が入ってしまうことを避けることができた。田にどのくらい水を入れるか、実は代掻きには「ヒタヒタ」状態まで田に水を入れるのがよいと言われているが、感覚的なので、今年も迷ったが水は少なめな状態で停止した。
代掻きは田植えで苗が指しやすいように田土を砕土し、1日置くことで、細かい土を沈殿させ、苗のベッドを作るために行う。今日は梅雨の雨で時々濡れるほど降るが、少雨で午後は曇りが中心になった。その午後にトラクタで通常通り、一通り、砕土するが、次に水面から出た部分を確認して、高低差をなくすようにトラクタを走らせる。N.4、No.5の圃場の代掻き前の水の状態を見ると昨年高くて水面から露出していた西側が水面下にあり、むしろやや窪んでいるようにさえ見て取れる。それでも、やや高いところはあり、念入りにトラクタで通過することで土を攪拌させることで分散させる。通常の2倍以上の時間を費やして代掻きを行った。均平が達成されている田ではこれほど時間は掛けていない。1日置いて、18日から田植えを行う予定である。

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