私の家は平野というよりも中山間地にある。海抜は100m近くあるのではないかと思う。自転車で海に向かって走ると楽だが、帰りはすこし時間がかかる。すなわち、瀬戸内の高松港から、阿讃山脈に向かって南方向に10㎞くらい行くとやがて尾根と谷のある中山間地に至る。昔からの道は谷に沿って山間地につながっている。我が集落はこの尾根部分にあり、その中央に細い道が尾根に沿って走っている。細いとは言え、集落のメインストリートである。この道から50mばかりはずれたところに我が家はあるが、メイン道路から敷地に向かって緩い下りになっており、雨が降ると道路から水が流れてくる。そして水たまりが敷地の入り口にできる。この水の排水をなんとかしたいと思い、U字構で流れてくる水を排水する。この外構工事を自分で行うことも考えたが、経験がないので結局、外注することにした。良く観察して、次の機会があれば、自分でやりたいと思っている。
U字構の設置に興味があったので手順を見ていたが、1日目でショベルカー(ユンボ)で50,60cmの深さの溝を設置する線に沿って排水桝まで掘り、水が排水桝に向かって流れるように傾斜をつけているとのことであるが、そこに生コンクリートを流して、U字構が乗る土台を作った。そして、6日後、コンクリートが十分乾燥してから、次にその上に砂の層を設けて平で傾斜をもった砂の土台を作る。その上にU字構を載せて並べる。U字構の高さが糸に沿って傾斜をもって並ぶように細かい調整を行う。砂の層なので細かい調整が可能である。そして位置が決まると次にモルタルで砂の層やU字構を固定するように両側から堤防を築くように堅固な土台を作る。砂は上からU字構、両側からモルタル、下にはコンクリート台で覆われているので容易には動かない。同時にU字構のつなぎ目をモルタルで埋めていく。2日目でここまで行い、約1週間後の3日目にU字構の側面をクラッシャーと呼ぶ砂利で埋めて道路との高さをそろえる。排水桝との接続やU字構の反対側の端部処理をモルタルで行い、乾燥を待つ。ほぼ完成である。DIYでできないことはないが、時間はかなりかかるだろう。
昨夜は46㎜の雨が降り、田はまた水浸しになったが敷地入り口の花道を見ると水が溜まっていない。U字構が機能したようである。
U字構の設置工事
2021年12月1日 | 2件のコメント
2件のコメント
コメントをどうぞ →