今年のさつまいもは大きさが小さめであり、一株からたくさん獲れた。まだ少し、掘り出していないものもあるがほぼ終わりである。さつまいもは10℃以下で傷んでしまうので、冬の保温が大切である。地下に深い室を作れば、保温に最適だが、最低気温が10℃未満となる12月3日にガレージに入れたままである。なにか良い方法を考えたいと思う。昨年は室を作ろうとして50㎝くらいビニルハウス内を掘って、もみ殻といっしょにさつまいもを埋めて保存を試みたが、穴の底に大雨が降ると水が浸透して、さつまいもが全部、腐ってしまった。どこでも掘ればいいものでもない。水が浸透してくるような場所では駄目である。今年は水が浸透しても溜まらないような場所に穴を掘って、保存してみようと思う。
さつまいもはご飯といっしょに炊き込んだり、みそ汁に入れたり、てんぷらにしたりといろいろ楽しめるが、やはり大学イモや焼き芋がおやつとして好きである。特に焼き芋は電子オーブンレンジの調理プログラムにあり、この条件でボタンを押すだけで、失敗しない焼き芋ができる。何度に保っているのかしらないが、45分間で出来上がる。今年は紅はるかとシルクスイート、土佐紅金時を作り、食べ比べているが濃厚に甘いのはやはり、シルクスイートである。紅はるかもシルクスイートとほぼ同等であるが、どちらか選択を迫られればシルクを取る。土佐紅金時は作り易く、甘さは普通である。焼き芋以外の料理に向いている。さつまいもは300gを超えると売れない。始めた頃は大きい方が喜ばれると考えていたが、焼き芋にすると大きいイモはどうしても熱が中心まで達しにくいのでおいしいものができにくい。てんぷらなどは大きいほど食べ応えがあり、厚く切っても油加熱で十分に全体に熱伝達し、おいしくなる。
いもの成長は土に依存するので、結局いろいろな場所に植えてみて、うまくできる場所をみつけるしかないのかと考えている。大きさは丁度良い大きさに成長する期間(定植から掘り出しまで)を見つける。収穫までに5か月(150日)前後かと思う。成長速度は土すなわち場所に依存するので経験的に見つけるか、試し掘りをして判断する。シルクスイートと土佐紅金時は最初のイモ蔓を4月20日に定植し、紅はるかを5月12日に定植した。そして、これらの収穫は10月10頃から始めている。5か月以上畑に置いたのでイモはやや大きめである。これらの購入苗から蔓が伸び、新芽がたくさん出て、株が大きくなった頃、6月27日に1株から1本か2本の蔓苗を取り、6月28日に定植した。シルクスイートは紅はるかや土佐紅金時に比べると株が茂るのに時間がかかるようだ。この2回目の株から収穫したのは11月20日から12月1日である。やはり5か月位の期間を要している。同じ5か月でも2次蔓の方がいもの数は多く、大きさも小さめである。理由は不明であるが1次蔓は痩せた畑に植え、2次蔓は水田跡に植えた。この違いかどうかさつまいもはまだまだ不思議なことが多い。収穫したイモを冬季保存し、春にこの芋から蔓をとり、さらにその成長した株から2次蔓を取り、狙った大きさに数多くイモをつけるように栽培することが目標である。
茎が太いほど、イモが太っている可能性が高い。
紅はるかの芋。15個くらいのいもが付いている。
紅はるかの別の株。ちいさめの芋が多い。
ネギは不思議な野菜である。買ってきたネギの根元を少し残して植えておくと成長していつの間にかネギが取れるようになる。干しネギと言ってどう見ても枯れたネギが苗売り場にあり、買って植えると緑のネギに変身する。ネギを収穫しないでおくとネギ坊主になり、寿命を終えるが、ネギはいつの間にか世代代わりをして細いネギが生えていたりする。このネギを作り始めて4年目になる。徐々にではあるが栽培方法が進歩している。春播きと秋播きができるが、昨秋に種まきした苗と今春に撒いた苗を7月に定植し、2条植え株間10㎝で約40mの畝を作っている。大差はないが秋播きの方がやや苗が大きい。白い部分を長くするために土寄せをするが、土寄せし易いようにネギは畝の上ではなく、畝の底に近い溝底に定植した。土の代わりにもみ殻で株元を覆う。しかし、もみ殻は軽いので強風があると散逸してしまう。そこでやはり、壁を作ってネギを囲い、そこにもみ殻を投入する。成長に応じてもみ殻の深さを増すことでネギの白い部分を目標の25㎝超えを狙う。壁として水田用の波板や畔シートを使う。残る課題はやはり、雑草と虫害である。ネギは自分の影も嫌うくらい日光を好むらしい。だから、雑草で光を遮られると成長できない。できるだけ放任しないで最低限の除草をやっている。虫はネギの葉を食べるが昨年は放置しておいたが、2月頃にはすっかり再生して虫はいなくなっていた。恐らく冬の極寒期に絶滅したのだろう。年末年初のネギ需要期にはまだ虫は生きているので、今年は何か対策を講じなくてはならない。とりあえず、木酢液かストチュウでも散布してみるかな。すでに来年用にネギの種まきもしている。ネギは生命力が強くて作り易く、いつでも需要のある野菜であり、ますます作るのが楽しくなる。
10月11日、もみ殻で土寄せしている。
11月2日 畔波板で壁をつくる。もみ殻を投入する。
2023年7月12日
から Mat Grimm
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2023年1月23日
から Mat Grimm
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2022年12月22日
から Mat Grimm
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2022年11月30日
から Mat Grimm
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2022年11月17日
から Mat Grimm
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2022年11月1日
から Mat Grimm
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2022年9月30日
から Mat Grimm
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