今年のスイカ・メロン作りはこの長雨を無事に乗り越えられるか今が瀬戸際のような気がする。6月の中旬から梅雨とは言え、乾く間もなく7月の今まで雨で圃場は水浸しである。スイカ畝はそれほど高畝にしていないので根がダメになる可能性がある。スイカの品種は3品種で皮が硬く、味も普通に甘い黒玉スイカ、中玉の「爆弾娘」、そして爽やかな甘さの黄色スイカ「金色羅王」である。黒玉スイカは発芽も容易で比較的作り易い。金色羅王は昨年の実から取った種を発芽させた自根の苗である。黄色スイカでとにかくおいしいので、作付けを増やした。種まきは3月7日に二重トンネルに蒔いた。発芽率は低かったが、金色羅王12株、羅王1株、黒玉2株、爆弾娘3株が生育した。そして、5月17日に定植した。畝つくりは1.8m幅の黒マルチに合わせて、広く作り、耕耘後に株間1.5mで苗の位置を決め、苗の周りに株当り5㎏の発酵鶏糞を苗を取り囲むように土の上に置く。そして、黒マルチで被覆する。昨年はこの方法でたくさんのスイカが獲れたので、今年もこの方法を適用してみる。定植後に芯止めや人口交配、整枝などをすべきだが、特に何もせず、放任した。さすがに長雨でうどんこ病の兆候が見えたので、納豆菌を培養液を10倍に薄めて、スプレーした。本来は予防的に苗が小さい内に葉面散布すべきであったが、対処療法として適用し、その効果を確認する。圃場は2か所で金色羅王は11株をひとつの畝に、もう一か所には爆弾娘3株、羅王1株、黒玉2株の6株を一畝に植えてある。7月3日にすでに着果したものがいくつかが確認できており、その下に麦わらを敷いて環境を整えた。金色羅王は皮がそれほど硬くないので、カラスの食害に会う可能性があるので、黒いテグスの防鳥糸で畝を囲った。今日の時点でゴルフボールより大きいスイカが金色羅王で11ケ、黒玉系で6ケを確認している。スイカの樹勢が衰えなければ、40日~45日で収穫とすると8月中旬に獲れることになる。お盆の頃が楽しみである。
2024年のスイカ作り
2024年7月4日 | 0件のコメント