グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

4年目のさつまいも栽培

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 「さつまいも」を作り始めて4年目となるが、さつまいもは比較的簡単でイモ蔓を植え付けておけば、収穫まで何もすることはない。肥料もやらなくてもいいし、病気や害虫にも強い。よく耕して黒マルチをかぶせておけばよい。黒マルチの効果は絶大で単に雑草の抑制だけでなく、土が雨で固くしまるのを防いでくれる。収穫時に黒マルチを除去して掘り返すときに驚くほど土がサクサクとしていて、土の初期状態が保持されている。
 戦後の食糧難や江戸時代の飢饉時の生命維持に役立ったらしいが、その通りだと思う。今年は土佐紅金時、安納芋、鳴門金時、シルクスイートの4品種を植え付けた。土佐紅金時はどのような環境条件下でも太く成長し、期待を裏切らない。昨年は紅はるかを野菜用に施肥した畝に植付たところ、葉が茂ったものの、イモが成長せず、枝分かれした太い根だけが取れた。いわゆる、つるボケというらしい。さつまいも栽培に肥料は不要である。昨年、シルクスイートを近所のYさんからいただき、その焼き芋のおいしさに驚いた。ねっとり系のイモで安納芋のように焼き芋にすると黄色味が増して濃厚な甘みがでる。シルクスイートのイモ蔓価格は土佐紅金時に比べると1.7倍であり、20本を購入して4月21日に植え付けた。そして、6月17日にその株から伸びた蔓を切り取り、19本を他の畑に植えた。うまくやれば3回くらい取れるらしいが今年は1回だけ、切り取って約2倍に増やした。安納芋の蔓は同じ期間でそれほど茂っていないので、蔓を取れなかった。
 実は昨年の収穫イモを4月4日に埋めて発芽育苗を試みたのだが、残念ながら、全く発芽しなかった。48℃で40分間、お湯で種芋を消毒してから、植え付けたが、温湯消毒なのか、昨年の種芋の保存がよくなかったのか原因は不明である。2021年に初めてイモからの蔓苗とりを始めた。4月18日に種イモを埋めて、いくつかは発芽してイモが取れたので、それほど難しくないと思っていた。この種芋は一般に食用として売られている鳴門金時イモを温湯消毒して埋めておいたものである。蔓苗を4月下旬に植え付けるには少なくとも育苗に2か月をみると2月下旬に種芋を埋めることになる。イモの保存環境を工夫して来年はイモからの蔓とりに注力したい。さつまいもは10℃以下で痛んでしまうので冬季の保存が課題である。収穫は9月中からできるが十分に生育する10月からおこなっている。またシルクスイートなどのねっとり系のイモは収穫後1-2か月保存したほうが甘味が強くなる。

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