カボチャ、スイカ、トマト、メロンなど夏野菜を作った畝に張った黒マルチを撤去する。夏野菜を取り終えたらすぐ、黒マルチを撤去すべきであるが、夏草の勢いがすごくて、畦の草刈りだけでせいいっぱいで黒マルチ除去まで余裕がなかった。自走式草刈り機を借りて畦草刈りが早く終わるようになって、夏野菜畝の後始末までできるようになった。8月末に自走式で畦の草刈りを行い、野菜畝の黒マルチ撤去のチャンスはあったが、秋冬野菜の準備が迫っており、先延ばしにした。約一月後の9月末の畦草刈りの際には、黒マルチ畝も一部、自走式草刈り機でその上を草刈りしてみた。自走式草刈り機の車輪は鉄製なので、マルチを破る可能性がある。そこでエンジン式の刈払い機で黒マルチ畝を覆っている草を刈りはらうべきである。手間から言えば、自走式草刈り機で黒マルチの上も除草した方が早いし、結論から言えば、マルチの傷もほとんどなかった。刈り払い機でやっても、疲れてくると手元が狂ってマルチを破いてしまう。次回から、すべて自走式草刈り機でマルチの上も除草しようと思う。
黒マルチ撤去は鍬で土を被せた箇所を今度は掘り返して、マルチの上の土を払い落す。その時に雑草が黒マルチの端に生えて、黒マルチを半分挟んだ状態で成長している。鍬で雑草のみを掘り返して、黒マルチから分離する。この作業をマルチの両側に対して行う。最初は15mくらいで2時間位掛かったが、25mー35mくらいを2時間ではがせるまでになった。
古マルチは3回くらい使えるらしいが、私はうまく撤去できたものを2回使っている。黒マルチをはがすと、その下の土が湿っていて、かつ土が柔らかく、耕耘した状態を保っていることに驚く。野菜に対してベストな環境を提供できることが判る。しかし、黒マルチの上は夏には高温となるので焼けてしまうこともある。冬には土の温度を高くするので成長を促進する。黒マルチはうまく使うと成長を促進できる。
ニコマル稲刈り前
ニコマルの収穫時期は籾の黄化状態(80%以上)を見て判断するという。コシヒカリの時は十分黄化してから、刈り取ったが玄米を見ると青コメが少し混じっていた。昨年は10月16日に刈り取りを行った。昨年に比べると、イネ全体の緑色が薄いように思う。今年は9月22日以来、ほぼ2週間雨が降らず、ため池の放流もないので田は乾燥している。其のためか、イネも乾燥しているのではないだろうか。10月4日に用水路にすこし流れている水(放流時の1%以下?)を引いて導水を試みた。すると、水口側から、水尻側に向かって半分くらいまでは水が行き渡ることが判った。しかし、水尻側まで達せずに隣の田の畦際に漏れていることが判った。それまで乾燥していた畦際の排水溝に水が沁みだして流れるようになっている。しかし、どこから漏れているかわからない。6日に導水を止めて、稲刈りに備えることにした。もう少し、早く気づいて、水を入れていれば登熟にプラスしたのではと思う。ニコマルの出来は刈り取ってみないとわからないが、台風の襲来もなく、順調に来ている。
手前はコシヒカリ稲刈り後の田、奥がニコマル ニコマルの黄化状態 左側ニコマル、右5列クレナイモチ 水を入れて湿った田表(10月7日)