グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

西瓜栽培のステップアップ

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 今年の西瓜の出来を振り返る。すべてを記録しているわけではないが、収穫した日と個数をまとめてみると7月10日から8月17日までに約45個を収穫している。その内、18個を産直に出している。重いし、売れる数も知れているので一回に1-3個を出す。スイカの大きさは最大のもので9.2㎏であった。6-7㎏がもっとも頻度が高い。
 種を播いて育苗する自根栽培であり、4品種37株を定植した。1株当たりの収穫個数は1.2個である。品種によって異なるが種袋を見ると株当たり2個程度にすると書いてある。37株のうち、7株は別の畝に植え、全くの放任栽培となってしまった。そのせいか個数は14個ぐらいで大きさは中程度である。放任栽培の場合には大きなものは出来にくい。
 プロ農家のYさんによると株の枝の14節くらいに実を留まらせてもその14節より根に近い方の枝葉は果実の充実に貢献しないので、除去しなければ栄養が分散される。果実より先端側の枝葉のみが貢献するのでこれを残すようにする。そして株の主枝を摘心し、4本立てにして各枝に1個の果実を結果させるという。こうすれば10㎏以上の大きなスイカが株当たり4個はとれるという。Yさんは15㎏くらいの大玉を作っていた。
 私の場合、30株は摘心し、4本仕立てとしたが、その子枝や孫枝は放任となってしまった。人工受粉交配も1-2回程度しかやっていない。だから、株当たりの果実個数は自然交配によるもので少なくなってしまったのかもしれない。今年は4品種のうち、3品種はいわゆる黒皮という品種で、皮が固い。カラスが突いても割れないというが確かめてはいない。カラスの害は黒の防鳥糸で防ぐことができた。
 肝心の味であるが、個人的な感想ではどれもおおきなものは甘くほぼ同じ程度ではないかと思う。むしろ、樹の元気なうちに増大したものはみずみずしくかつ甘いという印象をもっている。樹の勢いが衰えて増大が途中で止まったような玉は味も薄いような印象である。
 今年は1.5m幅でなく、3m幅としてしかも高畝にして大雨に備えたが雨が少なく、高畝で傾斜ができ、スイカが転がり易く、座り場所をつくるのに苦労した。来年は平たんな高地のような畝を作りたいと思う。今年は6月、7月と晴天が続いたおかげでどのスイカも味が良く、はずれがない。スイカにとっては当たり年かもしれない。来年は15㎏の大玉を狙いたい。

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