苗代の代掻きの前に確認したいことがある。苗床の高さをどの程度にすればよいのかである。雨が降っても、種もみが水につかってはいけない。排水できる水位よりも苗床は高くないといけない。また、苗が二葉を展開して3㎝程に成長するとその三分の一まで水をはり、苗の成長に合わせて水位をあげていく。苗が丸一日水没すると枯れ、土が見えると雑草が生える。どこまで水位をあげる必要があるのだろうか。少なくとも数センチの深さは必要だろう。どうやって確認するかといえば、水を溜めて、実際に代掻きをやって苗床をつくり、高さを確認することになろう。今は区画の周囲に沿って溝を掘っていて、ここに水を巡らせて、水口から水尻まで水が流れることを確認した段階である。苗床となる所は水位よりもかなり高くなっているが、代掻きの時に溝へも土が移動するので高さは減るだろう。もし、それでも高さが大きければ、土をシャベルですくって、外へ運び出すことになろう。事前にこれを行ってもよいが、種播きまでに時間があると雑草が生える可能性があるので、もう一度、代掻きから開始する必要がある。しかし、やってみる価値はある。それにまだ苗床となるところに小石や異物がたくさんあるので、除去しなくてはならない。代掻きはトラクタでやれば、簡単だが、小回りが利かないので手動でも行う必要がある。
苗代準備3
2020年4月19日 | 0件のコメント