グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

緑肥(ヘアリーベッチ)と浮草・藻の発生

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今日は令和7年7月17日で昨年の今日に水稲に鶏糞ペレットの追肥を行っている。しかし、今年は追肥をしない。稲の葉色を見ると濃い緑であることと、水田に浮草や藻が発生しており、どうも肥料が多すぎると藻などが発生するらしいからである。緑肥として、従来、菜の花の一種であるキカラシを2月頃に種まきしていたが、ここ2,3年は湿害でほとんど緑肥と言えるほど茂らなかった。そこで昨年の11月8日に粗起こしをして初めてヘアリーベッチというマメ科の緑肥を5㎏購入して種まきした。覆土しなかったため、低発芽率を覚悟していたが、12月1日には所々で発芽を確認した。しかし、とても均一に揃ってはいなかったため、種まきは失敗したと考えていた。そして、3月頃には遠くから見るとカラスのエンドウなどの雑草が茂っているとしか見えなかったが、よく見るとヘアリーベッチであることが判り、4月初めになると圃場の畦畔を覆い、さらに外に溢れるように茂ってきた。そして、花が満開近くになって、5月4日にハンマーナイフモアで刈り散らしたがヘアリーベッチの密度が高く、モアへの負担を考慮して高刈りせざるを得なかった。そして、5月11日にロータリーで漉き込んだ。どの程度の窒素成分に相当するのか、単位面積当たりの生草重を計っていないので、何とも言えないがネット情報によると少なくとも反当り4㎏から20㎏位の窒素成分を生成するらしい。だから、水稲の元肥としてなにも入れていない。追肥をするかどうか迷ったが、昨年は初めて反当り2㎏の追肥を行ったがそれまでと異なり、藻の発生が異常に多かった。私はこれまで中干しをしないできたので、そのためもあるかもしれないが、藻が水中にスポンジを浸けたように重く沈んでいた。結果としては、収穫は例年より、やや多かったので、追肥の効果と言えるかもしれない。昨年は浮草は今年ほど発生していない。まとめると、今年は緑肥のヘアリーベッチが効いているのか、藻や浮草が発生しているので、追肥せずにおこうと思う。そして、今まで中干ししないできたが、藻・浮草対策として、軽い中干で除去しようと考えている。

 

 

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