アブラナ科の野菜は虫の好物で農薬なしでは成立しないという。確かに営業用としては農薬なしでは手間も金もかかるので成立しないが、自家用に少し作るのは防虫ネットでしっかり防護して、時々ストチュウを散布すれば無農薬でも虫食いのない葉物がとれることが前回の栽培経験で判った。そして、自家用は10株程度で十分である。いちシーズンでそれほど消費しないことも分かったので、作付けは株間50㎝、2条植えでは5m長の畝をたてればよい。
7月19日の梅雨明け以来、35度前後の猛暑がつづいていたが、8月9日に台風が来てから下り坂になり、11日から来週の18日頃までは梅雨後半並みに前線が日本列島に停滞して雨が継続して降るという。実は7月22日に人参の種まきをして、毎日1回は潅水をしていたのだが、結果は未だほとんど発芽していない。強烈な太陽の日差しにより半日でカラカラに乾燥する。もみ殻と不織布でカバーして乾燥を防いだが、それでも不十分であった。だから、雨が1週間程度つづくということは発芽にとって、かなり有利である。そこで、人参の再挑戦とアブラナ科の野菜、ブロッコリー、キャベツ、ロマネスコの種まきをした。前回は芽キャベツの苗を購入して初めて栽培し、たくさんの芽キャベツを収穫できたので、芽キャベツも作りたいが近くのホームセンターや農家の店にも種はなかった。少し遠いが品揃えのよい種苗店に電話すると今年の種は終了したが苗はあるとのことである。ブロッコリーは2種つくる。通常のものに加えて、スティックセニョールという茎ブロッコリーをつくる。前回は発芽に失敗して、収穫できていない。発芽温度は30度以下であり、遮光ネットで涼しくする必要がある。3号ポット(直径9cm)に培養土を入れ、種を1または2粒入れ、種まき用土で5㎜程度をカバーする。各品種15ケくらいのポットに種をまく。雨のせいか、最高気温は30度未満で過ごしやすい。発芽にもよいだろう。人参は小雨の中、コーティングありの種を新しい箇所に250粒くらい、発芽しなかった箇所に200粒くらいを播いた。今回は雨がつづくので、足で踏むという鎮圧は行わず、上からもみ殻を数㎜程度被せただけである。畝の長さは15m、2条の筋蒔きであるが、株間は数センチとってある。間引きが不要となるように最初から株間は大きくとってある。(2021年8月12日、13日)
秋冬野菜アブラナ科の種まき
2021年8月13日 | 0件のコメント