グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

畦波板の撤去

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  稲作を始めるとき、水田の畦をどうするか迷ったが、畦塗りが不完全だと水漏れが発生して、水位を維持できない可能性が高いので、結局、畦波板を使用することにした。深水にすることでヒエなどの雑草を抑制するので水位の維持は必須である。二年が経過して、畦の形状が崩れており、雑草が畦波板の際に生えて、除草できないので畦波板を一時的に撤去して、畦を成形する。畦は歩きやすいように幅を広げ、上を平にする。できれば、雑草も制御して、好きな種類にしたい。冬は寒いが、土工するには身体を動かして汗がでてもちょうど良い位でまた、雑草の勢いもなく、他の季節よりも向いている。
  畦波板の際を小さいスコップで土を掬って波板の下端に届くまで除去する。波板に沿って10m長を掘り進め、次に波板を巻き取る。波板を除去すると畦の内側が露出するが、ほぼ全面に亙って土竜の穴が随所に見える。畦波板がなければ、土竜の通過穴で漏水が生じたであろうと実感する。
  ネットで調べた情報であるが西日本にはコウベモグラが生息し、東日本にはアズマモグラが生息し、長野県当たりで双方がぶつかり合い、生息場所を争っているらしい。歴史的にはコウベモグラが徐々に東進しているようだ。だから、恐らく我が水田にはコウベモグラが生息して、ミミズや虫を追って、穴を開けているのだろう。土竜を防ぐには彼岸花による匂いや風車による音が知られている。彼岸花は曼殊沙華ともいい、彼岸の頃に咲く球根性の花で毎年、9月に奇麗な花を見せてくれる。その球根は毒性があり、土竜はそのにおいを嫌うという。ペットボトルを利用した風車はカラカラという音で地中の土竜が怖がって近づかないという。まずは彼岸花の球根を埋めてみたいと思う。

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