グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

田植え:一日目

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朝起きて、まず田植え定規の組み立てを始めた。4組のうち、最後の定規を6時半から8時過ぎまでに組み立てた。アルミ板で三角形を構成するもので一番、頑丈だが組み立ては手がかかる。でもこの構造は2つ目なので、要領が良くなっている。次はいよいよ田植えである。小雨が時たま降り、ひどくならなければ田植え決行である。田引き縄3本を含め、固定用くい、木ハンマー、苗を入れるコンテナー、苗の縛り紐、ハサミなどを一輪車に積み込み、苗代に向かう。その前に万全の服装を整えた。ゴルフ用の雨具、田植え長靴、タオルを身に着け、雨が強くなっても快適に作業ができる服装をした。家内も同様である。苗代に着くと、私は田へ向かい、家内は苗取りをするというので、コンテナに苗を入れることにする。田では田植え定規の基準線となる田引き縄を長辺に沿って真っすぐに引いた。田は複雑な多角形でしかも水口側で地面が高くなっているので、この部分には苗を植えない。56m長の紐であるが長辺に最短距離で引くと少し長さが足りない。結局、水尻側から40m程度だけ、苗を植えることにした。田引き縄は56m長の3本をもっており、いびつな多角形である谷田を紐を使ってトリミングして綺麗な長方形となるように縄張りした。家内が苗取りを希望したので苗取りを任せた。田引き縄を張ってから、苗代に行き、コンテナに入れた苗を二箱だけ、一輪車で水田まで運ぶ。意外に上手に苗取りを行ってもらい、助かった。結局、苗は紐で結ばずにそのままコンテナに入れ、コンテナから水田に苗の束を放り投げて、配ることにした。苗取りを土付きでごっそりと引き抜いており、放り投げてもばらばらになりにくい。午前中は田植え定規二人分の幅すなわち、2.7mを40mくらいに植えた。約100平方mである。田植え定規は使い勝手が良かったが欠点も明らかになった。三角形の柱みたいなもので転がしながら、植えるのであるが、転がす方向が意外と一定しない。鉛筆を転がすのと似ている。だから、基準線に並行に進んでいるはずなのに近づいたり、遠ざかったりする。定規を転がす方向をあらかじめ、目標を定めて、その方向に転がすという意識が必要である。植え終わった跡を見ると縦と横の間隔は転がすごとに一定していない。しかし、田植え定規の利点は心に迷いが少なくなる点である。機械的に植えていける。紐では紐の移動が面倒である。田に線引きをする方法もこの地方では適さない。水を自由にいれることはできないので、田植え時に水を落として、土が見えるようにすると次に水を入れるまで乾いた状態となるので、苗が乾いてしまう。午後には妹夫婦が参加して手伝ってくれ、2時間半くらいでやはり5列くらい植えることができた。すなわち、約300平方メートルを植えた。朝と合わせると約400平方メートルである。四畝という広さである。明日はNo.4の田であり、六畝くらいあるので、それなりに時間がかかるであろう。

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