節分を過ぎると寒い日と暖かい日が数日毎に繰り返す。2月17日は最高温度が6度という寒い日で風が強く大雪の予報が出された。ここ数日、家にこもっていて、身体を動かしたくなり、18日の午後には少し、気温が緩んだので玉ネギの中耕を2-3時間行った。今回の玉ねぎは黒マルチを使っていないので除草が必須である。黒マルチを使うと玉がふやけて、貯蔵用としては不適となる。そこで中耕と同時に追肥として化成肥料を株間にぱらぱらと散布する。その名前を知らないが草削り用の鍬を使い、株間の土を浅く掘り、肥料を土に混ぜて、草の根も同時に切る。手で玉ねぎの生え際の草を引き抜く。玉ねぎ苗の小さいものは枯れて見えなくなったものも数本あった。他にニンニクとラッキョウも隣に植えてあり、同様に中耕する予定である。身体を動かすにはちょうど良い運動量である。
人参栽培の成功確率はそれほど高くない。夏に種まきしたものの残りを収穫しているが1回目の種まきは発芽しなかった。発芽すれば形状を別にして何らかの収穫を期待できるが発芽に至るのは運次第である。今は冬なので発芽適温15~25度を考慮して、透明トンネル内に種を播く。2,3日前に15㎜程度の雨が降って土は湿っており、夕方なので潅水しない。10m程のトンネルに2条の筋播きするが、5㎝前後の間隔を空けて、一粒ずつコーティングされた種を置いていく。500粒入りの種で400粒ほどを播いた。コーティングの無い安い種を播くと小さくて間隔を空けて播くことがむつかしく、密植となってしまう。間引きが必須であるが、忘れてしまい、収穫時にニンジンが互いに絡み、押しあって抑圧されたいびつな形状になってしまう。夏に撒いて冬に収穫しているものは密植すぎて、形状が歪となっている。今回は間引く手間が要らないコーティング種子を購入した。潅水しないので種を播き、土を被せた上から、2条の一つは足で踏んで鎮圧して、もみ殻燻炭で被覆する。もう一つは鎮圧なしでもみ殻燻炭を載せておく。どちらが発芽率が良いかを調査する。今週末は4月頃の暖かさになる予報なので、穴なしの透明トンネルでは高温すぎるかもしれない。確認のため、最低最高温度計を測定することにした。
10m2条のニンジン畝 5㎝前後の間隔で筋播き 1条は足踏みで鎮圧 透明トンネルで保温 播きやすいコーティング種子
補足であるが形状の良いニンジンを得るために畝作りのために微細にトラクタで耕耘している。そして、無肥料である。人参の根が肥料や固い土にあたると股根になったり、表面が凹凸になる。条間に追肥のみの施肥を行う。本来は砂地が良いが、形状改善の最後の手段としておく。