今日は11月18日である。小麦の品種「ミナミノカオリ」の標準種まき日(九州福岡市)は11月20日頃である。高松市のやや中山間地に位置するこの辺りでは福岡市に比較すると少し気温が低いと考えられるので当初15日に種まきを予定していたが、近所の小麦栽培農家(讃岐の夢2000)の種まきが14日であったので、やや早いかと思い、後ろにずらすことにした。ミナミノカオリは早播きすると収量が落ちるらしい。幅1.5mの畝を6本作り、本日は1本(3条)のみの種まきをした。15㎝毎に5-10粒を点播きしながら、足で踏み、鎮圧した。予報では20日頃に雨が降るので、それまでに6本の畝全部に種を播きたい。条間30㎝で3条の溝をトラクタ耕耘時に付け、そこに種を点播きする。株間30㎝の田植え紐を使って、15㎝毎に手で播いた。
今日は11月19日、種播き二日目である。畝の長さ30m程度の種まきに1.5時間くらい要している。田植えを手植えしたが、その時に近い感覚である。四本半を終えたが、全部終えるにはもう一日かかる。三条のそれぞれに15㎝株間を空けて、各条の二カ所、計六ケ所に10粒前後を点播きし、それを足で踏み、次に土寄せをしてさらにもう一度、足で踏んで固める。そして前進して、また六ケ所に種を播いて、足で踏んで、土寄せして、踏んでを繰り返す。慣れれば、かなりスピードが上がるがそれでも遅々としている。機械で播けば早いが、機械播きでは種がどのくらいの密度でどのくらいの深さでどのくらいの鎮圧で種が土に密着しているかなどの感触がつかみにくい。手播きの良さはそれが感覚的に把握できる点である。
本日は11月20日である。昨夜に雨が降り(6.5㎜)、それまでには種まきを全部終えることはできなかった。今日は不安定な天候で時折、激しい風と雨が降り、気温も下がりつつある。残りの畝に種まきを2時間くらい行い、今日で計画していた小麦の種まきを終えた。圃場の広さは1.5m*6*30m=270m2程度である。
小麦の種播きをした圃場No.2