今日は3月2日で寒さも緩み、夏野菜の種まきの時期となっている。昨年は露地に種まきをして、その上に二重トンネルを設けて、保温することで発芽・育苗を行った。しかし、この方法では夜中の温度が低くなるので、どうしても発芽率が低く、発芽時期も遅くなる傾向にあった。だから、夏野菜の苗が出回るころになってもまだ小さい状況だったので、収穫時期も遅くなってしまう。
そこで今年は思い切って、育苗箱、カバー、ヒーターマットを購入して、発芽温度を確保し、早期に育苗できるようにする。そして、2月27日にナス2種、28日にトマト2種を種まきした。ヒーターマットは2セットしか購入しなかったので、3月1日にはホットカーペットを利用して、その上に育苗箱を置くことで保温を確保する方式とした。そして、ズッキーニ、ピーマン、ししとうの種まきをした。以前にホットカーペットを利用して温床としたのだが、その時には衣装ケースの中にポットを入れ、上に置いたが、保温が十分ではなく、発芽率が低かったという経験がある。そこで、今回は、温室内の地面に下からシート、ホットカーペット、ポリシートを敷いた上に育苗箱を置き、さらに支柱を用いて、透明ポリでカバーした所、今朝の育苗箱内の温度として、25度Cを確保できている。
玉レタスはそれほど発芽温度が高くないので、ヒーターなしの二重トンネルで保温することで育苗を行っている。2月16日に連結ポットに種まきして、現在、不揃いながら、発芽して、二枚葉の状態なので、もう少し大きくなるとポットに鉢上げする必要がある。種がたくさんあって、発芽率を気にしないのであれば、ヒーター無しでも良いが、種数に限りがあるときは温度を確保できるヒーターを使うことが有効である。
昨年は例年になく夏が暑く、長く続いた年であってこの温暖化傾向は地球全体で起きており、恐らく、毎年のように続くだろうと考えられる。だから、酷暑の前に野菜が収穫できるように早めに植栽した方がよいという意見がある。野菜によっても異なるが、暑さに弱い野菜は例年より、早めに定植した方が良さそうである。
- 屋内ヒートマットなす
- 屋外トンネル玉レタス
- GH内ホットカーペットとまと
- 拡大図連結ポット播きししとう