グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

出穂以降の水稲

| 0件のコメント

今年は出穂時期が気になって、8月末から穂がでていないか観察していた。”ヒノヒカリ”とほぼ同じと認識していたが、ヒノヒカリが8月30日の出穂と言われていて、確かに30日には約50%が穂を出していたが、”にこまる”はまだ半分というよりも1,2割であった。半数の穂が出る時期というと9月1日頃になるかと思う。今までは出穂の定義が約半数の穂が出る時期という認識がなかったため、1,2割で出穂と判断していたようだ。懸念していた浮草はいつの間にか消えてしまった。その理由は不明だが、3枚の田で浮草による被覆密度の違いがあり、高密度に発生した田に1週間の中干し(水を入れない期間が1週間)を実施したが、かなり浮草は枯れたものの田に水分が残っていたので、生き残り、次の週には浮草は勢いを回復した。そこで、浮草の除去は諦めて放置していたが、いつの間にか浮草はなくなっていた。浮草の寿命は短いのかもしれない。藻は浮草が無くなった後に目立つようになった。昨年ほどではないが排水口側は水深が深いので藻が厚く成長している。深水にした田ほど藻の勢いが強い。今日は9月4日で台風15号が四国に近づいている。最接近は明日とのことであるが、雨風の影響が最小となることを祈っている。(R7.9.4)

出穂時期は田に入るなと言われている。授粉して生殖成長する時期なのでできるだけ、穏やかな環境の方が良いらしい。今日は9月27日で田の水を排水すべく、水尻の排水口を開けた。灌漑水は9月21日を最後に入れていない。それでも3枚の田では水持ちの良さに少し差があって、前面に浅く水が残っている田と7割程度、土が露出している田とある。稲刈りまで登熟の観点から言えば、水を十分に供給したいのだが、土が乾いていないとコンバインがぬかるみで動けなくなってしまうので、少なくとも10日前には水を抜く必要がある。昨年は10月14日に稲刈りを行ったが、排水開放したのは10月2日であった。今年は高温が続いたため、例年より3日くらい登熟が早いという。そこで本日、9月27日に排水口を開いて水を抜く。稲刈りの時期はいろいろ目安があるらしいが、穂の8割程度が熟していればよいらしい。2割くらいは青米でもよい。遅くなると味が落ちるという。実際は天候や人の都合で稲刈り日が決まることが多い。
3枚の田を比較すると軽い中干しをやらなかった田では今でも藻が黒く残っている。他の2枚の田は軽い中干しの効果なのか、藻は見られない。水も透明感があり、雑草特にヒエの発生は少ない。1週間程度の排水では水草がびっしり表面を覆っていたので、土が露出できなかったのかもしれない。雑草の発芽は抑制された可能性が高い。台風15号も雨が100㎜程度降ったのみで強風にならずに過ぎたため、これまで無事に来ている。残り2週間が天候に恵まれることを期待している。(R7.9.27)

Follow me!

コメントを残す

必須欄は * がついています


PAGE TOP