本日は8月23日で出穂予定日の5日前である。用水の放流の日であり、朝6時ころに水を入れるべく田に出た。注意深く見ると穂が少し出ている。しかし、同時にヒエが稲の均一な高さの草原に所どころ、ヒエが頭を突き出している。これまで、雑草がほとんど見えず、雑草の抑制に成功したと思い込んでいたが、そうではなかった。この時期になって、イネよりも草丈が高くなり、イネより早く穂が出て目にするようになったということである。
ヒエが特に目立つがヒエ以外にも少し丈が低く名前の知らない雑草が穂を出している。最近、他人の田んぼでヒエがたくさん生えているのを見て、これはひどいと内心、耕作者の怠慢を責めていたのであるが、この時期までは雑草の存在に気づくのが難しいことに思い至り、ある意味、私にも十分ありうることだと反省した。田植え後に2回、中耕して雑草を除去したが決して、すべてを除去できているとは思っていなかった。特に深水にできない地面の高い箇所ではたくさん、雑草が生えており、中耕後にも残っていた。しかも中耕も縦横ではなく、縦のみしかやっていない。来季は均平化を進め、全面の深水を目指したいと思う。
この時期の稈長は90㎝を超え、先端は1m程度に達している。本品種「ニコマル」の栽培マニュアルには稈長は80㎝前後である。やはり、徒長気味である。耐倒伏性は中程度であり、ヒノヒカリ並である。苗の段階で抑制気味にすべきであったということである。
No.5の水口側。下から0.6、1,1.2mの位置 No.4の水口側。1mに達しそう。