グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

中古コンバインの復旧

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稲を春から作り始めたがこの秋の収穫の方法をどうするかは決めかねている。最後の手段は鎌で刈り取り、稲束を竹棹に吊るして干してから、脱穀する。しかし、脱穀には機械が必要である。10年以上使っていない、親譲りの古いコンバインがあるので脱穀の機能だけでも使えれば何とか籾までにすることができる。そこで古いコンバインの復旧に取り掛かっている。まず、エンジンの復旧、次に移動機能の確認、そして脱穀機能の復旧となる。移動機能についてはクローラというキャタピラ状のベルトがまだ移動に対して耐久性を保持しているかどうかが鍵となる。外観を見るとクローラ(ベルト)にひび割れが入っていて動かすと老化していて切れてしまう可能性もある。脱穀機能については種々のギアや回転機構があり、ベルトで伝達されている。ベルトなどの交換が必要となるかもしれない。これを10月初めまでに復旧したい。

エンジンについてはディーゼルであり、オイル交換、バッテリー交換、水点検、フィルタ点検、軽油追加、水抜き剤添加をしてから、一発で始動した(9月9日)。コンバインの点検という用語でYouTubeの検索をすると関連動画がいくつかヒットする。そのものではないが同じメーカのコンバインのチェーン注油やグリースの注入の動画を見て、大変参考になった。そこでチェーンの注油を行うことにした。ホームセンターに行き、CRC5-56などの潤滑・防錆スプレーを買ってやろうとしたがその前にもう一度、関連動画を見たところ、チェーン用には通常のものより粘度の高い、耐久性のあるチェーン用スプレーが適していることが判り、早速、買い求めた。脱穀部のチェーンが大きな音を立てて、回りだしたのでスプレーでいくつもあるチェーンに注油した。すぐに1本のスプレーを使い果たした(9月10日)。

刈り取り部のチェーンが動かないので、コンバインの操作を教えてもらうため、甥に電話して、時間のあるときに来てもらった。彼は刈り取り部を動かすために少し走行させてギアの切り替えが所定の位置に落ち着くように何度かギアを動かして刈り取り部が動くことを確認した。走行の時に異音がするのでクローラの軸受けにグリースを入れた方が良いとのアドバイスもあった。その日はそこで中断し、翌日、クローラ軸受けのグリースアップをすることにした。やはりYouTubeで関連動画を見ると、グリースアップのやり方があり、グリースには稠度0から1のものを使うように勧めていたので、ホームセンターに行って、稠度1のグリース、グリースガン、グリースニプルを購入して、注入できないニプルは交換しながら、10個の走行輪の軸受けにグリースを注入した(9月12日)。

そして、次に肝心の刈り取り部のチェーンを動かすべく、エンジンを掛けて、脱穀と刈り取りの動力部を動かすと刈り取り部のベルトとそのプーリから火花と摩擦の匂いがするので、何回かやり直したが解消しなかった。見るとプーリと保護板が接触しており、どうしてここで干渉するのか理解できなかった。早速、甥や義理の弟に相談したが、結論として、刈り取り部を支持している腕の支持部がひび割れており、刈り取り部が本来の方向からずれており、それで干渉しているとの見方で、製造メーカーに相談するしかないという。

翌月曜日(9月14日)に、製造メーカのサービス部門に電話して、見てもらうことにした。修理専門の人が来て、見たところ、同じ見立てであり、早速、支持受け部の在庫を確認してもらい、まだあるという。この部分を修理して他に問題がなく動くかどうかはわからないということであるが、すくなくとも明らかな損傷であるこの支持受け部の交換を依頼した。この支持受け部はアルミ鋳物でできており、刈り取り部に過大な負荷が加わった時にここが壊れるようにしてあるとのことであった。部品費用として2.1万円、工賃として2万円+、最低5万円は見てほしいとのことであった。今は農繁期であり、すぐというと無理であるが10月までということでやってもらうことにした。

先方から連絡がないのでしびれを切らして、営業所に連絡を入れる(9月29日)と即日に引き取りに来た。そして、その後、干渉して火花が出ていたプーリーとベルトも交換することとなり、その取り寄せで3日ほど復旧に要する。

連絡があり、今日(10月1日)の夕方に搬入した。軸受け、プーリ、ベルトの部品代と修理工賃2万円と合わせて5.8万円であった。コンバインで刈り取りを外注依頼するとどのくらいの費用だろうか。10年くらいは使わないと割に合わないかもしれない。取説も購入したので、それを見ながら、本番までに練習しようと思う。

今日は10月10日である。修理後、ガレージからコンバインを出したり、入れたりして運転の練習をしたが、今日は刈り取り部の点検をしようと刈り取り部を動かそうとしてレバーを押すが動かない。安全機構があって、スイッチが入らない可能性があるので義理の弟を呼んでいっしょに操作をしてみるが、動くはずだという。結局、修理先に電話して、明日、対応してもらうことにした。全部の点検依頼をしていないので、まだまだ不具合が見つかる可能性がある。

11日の朝、見てみないとわからないということで農機サービスの人が早速、来て、刈り取り部を動かしてみるとなんと普通に動くではないか。私が代わって運転しても刈り取り部は動くことが確認できた。しかし、後で冷静になって考えるに主変速が停止ではなく、前進か後進の時に刈り取り部が動いている。昨日、いろいろ試してみたのは主変速が停止状態で刈り取り部を動かそうとしたが動かなかった。しかし、昨日に実際に前進しながら、刈り取り部を動かしてみても動かなかったと記憶している。結局、異常が見つからないので症状が出たら、連絡するということでサービスマンは帰った。

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