グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

レオマワールド再び

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春休みに入り、遠方から孫らが訪ねてきた。高速バスで二人で3時間の旅である。小学生であるが徐々に独り立ちしているようで頼もしい。肌寒かった天候も回復し、春らしい陽気に恵まれ、30年ぶりくらいだろうか、レオマワールドに行くことにした。今はかれら(孫)の親である自身の子が小学生のときに連れていって以来かもしれない。当時は西日本では最大のテーマパークで東京ディズニーランドを模したとはいえ、その規模はとても四国にはふさわしくないほど大きなものであった。その後、閉園と復活を経て現在に至っていると聞いていたが、改めて訪問してみるとこれだけの規模のテーマパークが存続していることに感謝したくなった。私が30年前に行ったときには、野球場くらいの広さでかつ、鳥が自由に飛べる高さを確保しつつ、網で囲い、その中に滝を作って、珍しい南国の鳥が放し飼いになっているアトラクションや実際にタイからやってきた踊り手が、手をくねくねと曲げながら目鼻をくっきりと表情豊かに踊るタイダンスを披露したり、その豪華さは驚くばかりであった。その後、シンガポールに駐在して、巨大な鳥のケージがジュロンのバードパークを模したものであることがわかったり、タイの踊りが歴史のある伝統的な踊りで意義のあることを知り、不相応なことではないかと思ったが、日本はそのころ経済の頂点にあった頃でお金でアジアの一国を代表する文化を買って四国のテーマパークに展示していたのである。
 今回、そのニューレオマワールドではもちろん、孫たちとさまざまなコースターやボート、乗り物で楽しんだが、やはり、私の心を捉えたものはオリエンタル・トリップという遊園地のエリアとは少し離れた庭や花、歴史的建物のエリアである。落ち着いて、散策したり、のんびりと語ったりするのに適している。特にタイのプラサット・ヒン・アルンやブータンのタシチョ・ゾンという現存するお寺のコピーはなぜこんなところにと思うかもしれないが、今では日本にいて、このような規模で鑑賞することができるのはまさに希少な経験である。そして、その庭は手入れが行き届いており、今は2万本のチューリップが斜面に植えられ、満開であり、豪華な景観を成している。この斜面には季節ごとに咲く花が準備され、植え替えられるのであろう。また、イングリッシュガーデンのエリアや遊歩道にはさまざまなバラが植えられ、芽吹いており、5,6月には見事なバラが楽しめるであろうことを予感させる。朝、10時から夕方5時まで一日を満喫して帰途についた。ホテルは大江戸温泉も楽しめるようになっており、夏にはレジャープールも利用できるなどいろいろ工夫されているがなんとか存続してもらいたいと思う。

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