秋冬野菜の先陣を切って、ニンジンの種まきを今日、8月2日に行った。人参の栽培は春播きを含めるとこれで3回目である。昨年は8月26日に種まきして、12月頃から収穫している。畑の土が硬くて、股根や上部が太くて根の先が短くて細いという形の良くないものが多かったが、それでも自家消費するには十分、おいしくいただいた。春まきは十分に土を耕して形の改善を狙ったが、果たして収穫のタイミングが悪く(7月2日)、根腐れが進行しており、半分以上はとても売り物にはならない。形はかなり良くなってきた。春まきの場合(1月8日トンネル)、収穫は雨の多い頃の前に収穫すべきであった。形はかなり良くなっていたので、一部を産直に出荷した。人参は連作に対しては1-2年空けた方が良いらしいが井原氏は連続した方が形状は良くなるという。そこで同じ畝でつくることにした。
最近はニンジンの種にコーティングを施して、種粒を大きくして播きやすくしたものがある。今回、ナント種苗の「恋うさぎ」という品種は播種後95日で収穫できる早世タイプのコーティング種子で、5-6㎝の間隔で筋播きした。袋には250粒とあり、4m、2条播きとした。もう一袋はコート無しの種で筋播きには苦労するが、播種後130日収穫のタイプで「甘美人」という品種である。種まきは実際にやってみてよい方法を見つけた。種を2つに折った紙に盛り、紙を持つ手の腕をもう片方の手でトントンと叩くとその振動で種が紙の折り目に沿って、1粒づつ落ちてくる。それを溝に沿って播けばよい。最初はようじのようなもので1粒づつ、折り目に沿って種を移動させて播いていたのであるが、種の塊をくずすときに数粒を撒いてしまう。いろいろ工夫すれば、コート無しの種の方が安い。
薄播きした後、コート種子は軽く土を寄せ、その後、靴で踏んで鎮圧した。裸の種子は小さく土に隠れるので、そのまま、靴で踏んで鎮圧した。その鎮圧の窪みに籾殻燻炭を被せて、保湿や日光の遮断を図った。この後は発芽後1ケ月くらいで間引きを行う予定。