グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

コシヒカリの刈り取り

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  イネは直立から垂れ穂になり、色も穂全体が黄金色になり、熟成度は9割以上と判断される。幸い台風14号の影響は小さく、倒伏を免れたので、田の乾き状態が良ければ稲刈りをできる。17日の雨ですっかり抜かるんだ田も18-20日と晴れ、22日には雨が降る予報なので、21日に稲刈りをする。前日にコンバインの取説をもう一度読み返し、操作の復習をし、現地の形状を測定し、刈り取りのルートを検討した。
  田植えの方向に平行な畦ではなく、斜めになった畦があるので、田植えの方向に稲刈りを進めると四角形だけでなく、三角形の部分が存在し、ここをどういうように刈るかが課題となる。結局、四角形と三角形を分断するように中割りと呼ぶ最小幅で刈り進める。そして、三角形の部分は田植えの方向に平行な辺から少しずつ刈り取り、三角形を小さくしていく。もうひとつの課題は南側の畦際で排水溝を設けているがまだ水が溜まっており、その付近はぬかるんでいる。できる限り、刈り取りヘッドを畦際に寄せて、排水溝に近い株列を刈り取っていくが、クローラの片方がぬかるみに入り、右肩下がりとなって進んでおり、このままぬかるみで動きが取れなくなると万事休すという状態になった。走行スピードを「倒伏」というモードにし、ゆっくりと進み、何とか一番排水溝に近いぬかるみの列を刈り終えた。もう片方のクローラが乾いたところにあったため、傾きながらも進むことができたので途中でぬかるみで立ち往生を回避できた。来年はもう少し、畦際は田植えの際に広くスペースをとって、植えることとする。コンバインが圃場の四隅で方向転換できるように2m×3.5mの空スペースを作るためにこの部分のイネをあらかじめ手刈りする。また、入り口部分は角でないため、辺の横から入ることになるので、やはり、3.5m×3.5mくらいのスペースを作った。朝、8時半から手刈りを開始し、10時過ぎまで要した。朝つゆが残るのでコンバインでの稲刈りの開始は10時くらいである。10時半から開始し、13:30まで稲刈りに要した。最後には手刈りしたイネをコンバインで手動で脱穀する。コンバインのもみ袋で18袋を使用した。2袋づつ装着して1周ごとに交換したが、片側は満杯にならないが周回途中での籾袋交換は不便なので7割くらいで交換となっている。5畝で実質15袋くらいかと思う。籾はこの後、乾燥・籾摺り業者に持っていき、明後日には玄米となって受け取る。どれくらいの出来か、期待半分である。(9月21日)
  昨日は雨で一日延期して今日、玄米を受け取りに行った。30㎏入りで6.5袋の出来高であった。加えてくず米が1.5袋であり、昨年に比べると多い。反当たりだと6俵の出来であり、昨年は7俵だったのでやや少ない。出穂時の台風の影響かまたはコシヒカリの特性かもしれない。早速、精米して新米をいただいた。期待が大きすぎたせいか、味は期待するほどの違いは感じられない。それでも新米なので特有の粘りがあり、おいしい。10月には「ニコマル」の刈り取りをするので、そこでしっかりと比較したいと思う。(9月23日)

稲刈り中

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