イネの緑肥としてキカラシの種を2月に播いて発芽していたが4月になり、気温が上がり花が咲き始めた。各圃場のキカラシの成長具合を見ると、同じ場所で昨年と比較すると米を作った所ではキカラシの枝葉が濃くなっており、土地が肥沃になっていることが伺える。米を植えなかった所では昨年と同様に貧弱なキカラシとなっており、花だけが目立つ。米の刈り取り時に藁を田に戻しているので土地がそれだけ、養分を持っている。同じ様に米を作った二枚の圃場で比較するとNo.4とNo.5ではNo.4の成長が豊である。キカラシの肥料として、鶏糞を散布したが、No.4の圃場の方がやや多かったように思う。また、キカラシの種採り用に別の畝にキカラシを作っているが、種採り用の畝のキカラシはさらに枝葉が茂り、緑濃い株となっている。株間をとって点播きにしたのが幸いしたのか、または鶏糞を細い畝に沿って散布したことで有効に効いたのか、どちかかであろう。坪刈をして重量を測り、詳細に肥料成分を見積もる必要があるが、圃場を1.5m幅の畝を作り、その畝にキカラシの種を播いたので、畝の中央はそれなりに緑肥が茂っているが、溝にはキカラシが生えていないので、圃場面積平均の緑肥重量としては少ないと推定する。6月20日頃に田植え、6月17日頃に入水をするので、その1か月前の5月中旬にはキカラシを漉き込んでおく。
キカラシの成長
2021年4月23日 | 0件のコメント