オクラの栽培を始めて恐らく、3年目か4年目であるが、作り始めて、やっと奥さんの希望に叶う品質のオクラが取れるようになった。オクラは「実」がおおきくなると同時に硬くなり、煮ても柔らかくならない。オクラは柔らかくないと失格である。オクラを栽培して出荷しているプロ農家の人に聞くと、オクラは1か所に3,4本を植え、互いに競争させることでそれぞれの樹が享受できる光や土の栄養が減り、弱くて細い樹になり、その結果として柔らかいオクラがとれるそうである。
昨年からマルチの植え穴に点播きで一か所に4,5粒の種を蒔いていたが、発芽後もそのまま放置していたため、気づいた時には巨大なオクラの実がなっていて何故か、丁度良いサイズの柔らかい実がほとんど取れなかった。そこから獲れたオクラは大きいものは茹でても、てんぷらにしても繊維が残り、おいしく食べられなかった。単に2-3株を競争させても柔らかいオクラは獲れなかったので、今年は品種を変え、大きくなっても柔らかいという謳い文句の品種を選んだ。2条株間50㎝で12穴に5月15日に種を蒔いて、発芽後に3,4株に間引いて、順調に成長して花をつけ、いよいよ7月9日に初収穫を行った。
最初が肝心で放置せずに最初の実を巨大化させずに、まだ小さい内に収穫した。その後は、二日毎に収穫しており、大きくなり過ぎたものは獲って廃棄している。つまり、3日以上は実を放置せずに、オクラの実を収穫することで樹勢を保っている。そして、それぞれの樹は分岐芽が出ると除去し、一本立ちにすることでオクラの実に栄養が集中するようにした。茶色になって枯れそうな葉も除去している。こうすることで樹が安定して下から上へと順に花が咲き、実をつけるように思う。
オクラの栽培
2023年7月23日 | 0件のコメント