グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

イネの計画変更

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 5月15日に苗代に種まきしたが、いくら待っても発芽が不十分である。5月21日に田植え機用に種まきした箱苗の方が発芽が良く、今では二葉期で数センチに達している。苗代に播いた方は10センチ以上に成長しているものもあるが、どうもイネではなく、ヒエである。イネらしいものは部分的には発芽しているが、まだ2,3センチである。
 原因をいろいろ考えたが、種もみか、苗代の生育環境のどちらかであろう。種もみについて思い当たる点は浸種時間が短かったことである。浸種は1週間という思い込みがあって、1週間で取り出して冷蔵庫に入れたが、これまでは9日間浸種していたことを記録から確認した。しかし、12℃で1週間で84度・日となるが14℃1週間では98度・日となる。浸種時間は100度・日と言われており、平均水温は12℃くらいであったので、若干浸種時間が足りない。苗代の生育環境として気になる点は播種前に雨が降り、苗代が柔らかい状態であったので播種後の鎮圧をいつもより弱くしたことと、播種後の水回しを数日、行わなかったことである。乾いた方が良かろうと考えたからである。通常は1週間も経つと、播き面に全面的に発芽が見られるのであるが、2週間経っても、ほとんど見られなかった。
 明らかに異常である。そこで、今後のために原因を明らかにするためもあり、追加で苗箱に冷蔵庫に残っていた同じ種もみを6月1日に播種した。長期間、野菜室に入れていたので、種もみは部分的に乾いていたり、カビが生えている。浸種からやり直す時間はない。手植え苗が期待できないとすると、このまま播種して残りの3週間弱で稚苗を育て、機械植えできるまでの成長を期待したい。しかし、種もみになんらかの問題があるとすると絶対的に苗数が不足するので、苗代の発芽を待つしかない。(6月3日)
 追加の種まき後に晴天が続き、4日経過後にシルバーポリを少し、持ち上げて中を見たが、やや密度が薄いものの発芽が全面的に見られた。田植え予定の20日前後までに機械植えの苗長である12~15㎝までの成長を期待したい。一方、5月21日播種の箱苗は1週間後の28日には4~5cmに伸びており、徒長を防ぐためにシルバーポリを除去して、30日に苗代に移して硬化に入った。3葉期に入ると籾からの栄養では不足し、外部から供給が必要となるので、箱苗に液肥を潅水してから、苗代に移し、川の水を箱が水に浸かる程度の深さまで水を入れた。この苗は逆に大きくなりすぎると田植え機で処理しにくくなる。いろいろ難しい調整が必要である。(6月6日)

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