苗代にモミ種を播くときにその被覆材料として籾殻燻炭を使う。籾殻燻炭つくりは2年目であり、もみ殻燻炭器を持っているので要領よく作ることができる。また、もみ殻燻炭は土質改良材として、野菜作りや花壇など腐葉土の代わりに使っている。腐葉土ほどではないが土をふかふかにしてくれる。比較的時間のある冬の間にたくさん作っておいて、種播き後のマルチや保湿カバーとしても使えるので重宝している。籾殻は最寄りのJAライスセンターにいけば、無料で分けてくれる。軽トラで荷台いっぱい、もみ袋で約17袋くらいを1回にもらってくる。6~8袋であれば籾殻燻炭器に被せて3-4時間くらいで完成する。手順は簡単で焚火のように段ボールや細い枯れ木を集めて燻炭器に収容できるくらいに盛り上げて火をつけ、燃焼がある程度継続するタイミングで燻炭器を被せ、もみ殻で燻炭器を埋めるように被せる。そうすると燻炭器の内側の燃焼の熱でもみ殻が焦げてその煙が燻炭器の煙突から出てくる。最初は煙突から焚き付けの煙がでるが、その内もみ殻の白い煙が出てくると安定した燻炭つくりの状態に入る。もみ殻を煙突を中心として円錐状に盛り上げているがもみ殻の上部から黒くなってくる。1時間に1回くらいはシャベルで表面の籾殻と内側の半ば燻炭化したもみ殻を混ぜる。どこまで黒化しているかを確認しながら、混ぜる。奥の火だねとなっている個所まで混ぜて冷やすと消える可能性もある。円錐の底辺にあるもみ殻は最後に残るので上部におく。表面の全域が黒化するまで放置しておくと、かなりの部分が灰になってしまう。8-9割くらいまで黒化させたら、燻炭器を取り出し、円錐から平坦化し、バケツで水を掛けて消化する。天地返しをしながら、しっかり、消化する。表面が濡れていても、内側で火が残っていることが多い。一晩たって、朝見ると、残り火ですっかり灰になっていることがある。しっかり、消化を確認して、袋に入れて貯蔵する。12袋くらい作る予定。
もみ殻燻炭つくり
2021年1月22日 | 0件のコメント