11月になると玉ネギの苗が出回るようになる。産直の講習会ではこの地域の玉ネギの植付時期として11月中旬から下旬を薦めていた。余り早く植えると春先に塔立ちしてしまう。ある成長レベルを超えて寒気にあたると花実のスイッチが入るらしい。2年前には苗が店頭にでると一番に購入して、11月初めには植付け、黒マルチで保温と雑草の抑制を行い、追肥して、順調に成長した。そして、早い時期に収穫できるまでに成長した。そして、新玉ネギとして産直に出したり、食べたりしたが、柔らかくみずみずしい。しかし、いつまで経っても、通常の時期に市販されているような固い玉ネギにならなかった。黒マルチは玉ネギがふやけると本にあったので、昨年は黒マルチを止めて、苗を植えた。雑草が生えるので玉ネギが負けないように定期的に除草を行った。品種は中性種の一般的な種(泉州黄玉葱)を使った。しかし、それでも大玉に成長して固くはならなかった。収穫した玉ネギはガレージの天井の梁から棹を吊るし、それに玉ネギ2箇を紐の両端に結び、棹に吊るした。しかし、半分くらいは腐ってしまう。苗を購入して成長した赤玉ネギは大玉にはなったが固くなって、保存性はすぐれていた。そこで今年は品種を4種類に増やしている。昨年と同じ泉州黄玉葱、貯蔵向き玉ネギ「新きぬ和(なごみ)」を9月27日、赤玉ネギの種を追加で播種(10月1日)していたが、9月27日に播種した種は乾燥した日が続いたせいか、発芽率が低かったので、不足を懸念して追加で10月16日に極早生玉ネギ「絹てまり」を播種した。発芽率は播種時期が遅いほど高いようである。定植するサイズは鉛筆よりやや細いくらいの苗がよいと言われているが、良く考えると寒気にあたる時期の成長度が重要ではないかと思う。大きすぎるとトウ立ちし、小さすぎても冬の寒気で順調に成長できないかもしれない。
昨年は1.5m畝で4条植えとしたが、今年はさらに狭くして7条植えとした。条間も株間も15㎝である。マルチもなしで、苗はサイズがいろいろである。大きいものは鉛筆より少し細い程度であるが、細いものは1㎜もないものも植えた。遅れて播種した極早生の絹てまりはまだ苗が小さいので定植していない。泉州黄玉葱4mlと新きぬ和(なごみ)3.5mlは合わせて7.5mlで450本はとれる量を播いた(8mlで500本)が、苗数は320本であった。赤玉ネギは3.7mlであるが307本の苗が取れた。玉ネギの畝は20m(933本)を用意したが、その2/3はこの3品種ですでに定植してある。残りは絹てまりを11月末に定植するつもりである。
たまねぎの定植
2021年11月17日 | 0件のコメント