グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2022年7月19日
から Mat Grimm
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今年の西瓜は上出来!?

 スイカの収穫時期の目安はいろいろあるが、開花時期から45~48日くらい(黒玉スイカ・タヒチ)という基準を参考にすると5月末から6月初めにはもう開花していたので、7月10日に試しに6.4㎏の黒玉スイカを取り、切り開いてみると断面全体が縁まで赤く熟しており、食べ頃に達していた。交配時期から累積温度で1000~1100度という基準もある。仮に6月1日に交配したとすると1000度に達するのは7月9日であり、ほぼ熟していることになり、実際の状況に一致する。
 当初、主枝を摘心し、4本仕立てにして、1株当たり4-5個を結果させることを計画した。実際には主枝がかなり伸びてから摘心し、2~4本仕立てにした。その後は1,2回だけ、交配をして孫枝を除去したが、4-5個にコントロールするほど頻度はとれず、結実の数は放任となってしまった。3m幅の20m長の畝に「黒玉スイカ」、「ボンゴ」、「大玉すいか」の3品種を合計19株を植え、約40個の結実を確認した。株当たり2個程度となっている。種袋には黒玉スイカは株当たり2個程度に実をつけるとあるから、かならずしも4-5個にこだわる必要はなさそうである。放任すると遅れて3-4個実がついており、大玉にするためにはやはり、2個程度に限定したほうが良いのだろう。ボンゴは中玉で5-6㎏の楕円の西瓜でフットボールの形状をしている。黒玉スイカとボンゴは黒皮で皮が固くて、カラスがつついても割れないくらいだそうだ。
 同じ畝だが、通常の大玉スイカは水路から遠い位置にあり、そのためか晴れが続いて、樹勢が弱まり結実したものの増大する玉は少なく、さらに雨が降って高温にさらされると一気に樹が枯れてしまう。黒玉とボンゴは樹勢の衰えは比較すると弱い。通常の大玉スイカの種袋を見ると着果後、30日~40日で収穫とあり、株の成長が遅い割には早く実るという感覚と一致する。黒玉スイカは最大のものは9.2kgあり、ボンゴは7.4kg前後である。枝葉が元気の株はどんどん成長増大する。今年の西瓜は昨年に比べると出来は良いようだ。降水量が少なく、晴れが続いている。

2022年7月16日
から Mat Grimm
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とうもろこしの収穫

 5月5日の定植以来、とうもろこしは順調に生育している。そして、6月頃には雄花が開き、少し遅れて、雌花が咲いて受粉となる。受粉後はできるだけ、早く雄花を切り飛ばす。とうもろこしは甘いので虫が付きやすい。メイガの卵が雄花に産み付けられて、幼虫が茎の中を移動し、とうもろこしの実を食害する。そこで雄花を受粉後には除去する。雌花は受粉すると房のような繊維が茶色に変色する。このタイミングで雄花を除去する。しかし、同じように定植しても、雌花が咲く時期は幅がある。だから、雌花の進行状況を見ながら、雄花の数を調整する。
 種袋によれば、種まきから85~90日で収穫期に達する。種まきが4月9日だから、7月2日~7日が収穫期の開始となる。実際に7月4日にすでにカラスの食害が見られたので、防鳥糸を張り、大きそうなトウモロコシをもぎ取り、皮をはいで、かじってみると甘くておいしい。手でとうもろこしの全体を握り、大きさが小さくて柔らかいものは取って、剥いでみるとまだ実がまばらにしか入っていない未熟なものが多い。無農薬ではあるが、外観からわかる程度に一部茶色に変色しているものは虫が入っていることが濃厚である。全く、外観は良好であるが、緑の外皮を何枚か剥いてみると、下の層で茶色に変色しているものもある。早速、何本か収穫して、蒸かしたり、焼いたりして食べてみたが、甘くておいしい。特に焼きトウモロコシは甘味が濃いようだ。
 外観からでは実がぎっしり詰まっているかどうか、虫が入っているかどうかなどは分からない。そこで産直に出すかどうか迷ったが、クレームがあると嫌なので、出さなかった。しかし、産直ではトウモロコシの一部の皮を除去して中身の品質が判るようにしていた。手間がかかるが良いアイデアである。しかし、すでにかなり出回っているのか、値段はかなり下がっていた。まだ半分以上残っているので、出荷のパッキングを工夫し、なんとか捨てることのないようにしたい。最近、まだ食害がつづくことから、カラスではなく、たぬきやハクビシンのような動物の食害を疑っている。茎の折れ方がカラスよりももっと体重のあるものが折った形跡が残っている。いずれにしても、いのしし対策なみの対策が必要となるだろう。
 その後、キジがとうもろこし畑から逃げるのを何度か見掛けた。食害の犯人はどうもキジではないかと思う。キジの身長で届く範囲で食害がひどい。防鳥糸は効果がない。網のようなもので囲うことを来年は考えたい。

2022年7月10日
から Mat Grimm
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初めて水田にする苦労

 今抱えている問題が最大の苦難に感じるが、過ぎてしまえば忘れることが多い。田植えが終わって、本来であれば、補植やコロガシという除草をする時期であるが、新しく水田にした圃場にいろいろ問題があって、エネルギーのほとんどをこの圃場に注ぎ込んでいる。
 この圃場はこれまで小麦を作るだけで夏秋は遊ばせていたが、機械式田植えを試す水田として初めて水を溜める。畦からの水漏れ対策として、畦波板を谷側の畦に沿って設置する。圃場の土地の均平度が不明なので、不安はあったが、水を入れてみて高低差の大きさ、高低の位置を認識し、改めて次の冬の土工作業が必須である。 
 しかし、今一番の問題は水漏れである。この圃場に溜めた水が抜けて低い隣の田に浸みこんでいる。当初は水を入れて、満水にしても1日後には田の土が露出するほどに漏水していたが、畦波板の設置している底周辺に土寄せを丁寧にやり、足で踏み固めるようにしたところ、3日位は水面から土が露出することはなくなった。しかし、それでも4日目には土が露出するし、高温の晴れた日が続くと蒸発するので3日目でも、土が露出するまでになる。
 こうなるとびっしりと雑草が発芽してくる。発芽した雑草は水没しても簡単には枯れなくて、生き残るので、田車などを押して、土といっしょにかき回して雑草を浮き上がらせて除草する。雑草は小さいうちに除草しないと成長し、手で引き抜くしか除草できなくなる。だから、今は発芽して成長しようとする子供の雑草を絶滅させようとエンジン付きの田車で水田を縦横に歩き、土の表面を雑草といっしょに削り、除草している。
 他の二つの圃場は緑肥としてキカラシ(からし菜)を栽培して春に漉き込んでいる。この枝葉がゆっくりと腐食することで肥料としてだけでなく、その有機酸が雑草の発芽を抑制する効果があるという。確かに、この二つの圃場では田植えしてから、面的な雑草の発生は見られない。当初は水が溜まりにくく、土が露出することもあったが、漏水箇所を見つけ、対処したので深水にできており、その効果もあると思うが、所々に大きなヒエが見られるものの、新しい水田圃場のような雑草の発生は見られない。田車のコロガシもまだやっていない。改めて、「菜の花緑肥」の抑草の有効性を感じる次第である。

2022年7月7日
から Mat Grimm
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カボチャの収穫

今年はタキイの「えびす」をメインにして、3m幅25m長の畝を2つ作った。食材から採集した種では発芽して収穫もできるが先祖帰りして必ずしも味の良いカボチャにはならない。カボチャはこれまで1株に1個とれれば良いと割り切って放任栽培で作ってきた。しかし、6月頃にホクホクしたカボチャを食べたくなり、定番のF1種を購入した。それなりの値段なので確実に発芽するようにハウスの電気温床でポット育苗し、肥料袋の囲いで風雨を避け、露地に定植した(4月8日、16日)。放置するとつるが混みあうので主枝を摘心し、側枝を伸ばす。時期が早いと虫が少なく、人工受粉を行うべきであるが、1、2回くらいしかやっていない。株あたり5個くらい収穫するには受粉に注力が必要だろう。しかし、畝を大きくしたせいか、5月、6月と伸び伸びと葉を伸ばし、成長して結果していた。そして、6月10日には1個2㎏程度まで成長したカボチャを収穫した。まだ若いカボチャであるが、味は期待したほどではないがとてもおいしい。「えびす」の味は粘質がかった粉質とあるのでこんなものかもしれない。晴れがつづき、乾燥したので、もっともっと取れると期待したのであるが、6月20日過ぎて雨がつづくと株の中央がやや白っぽくなって、うどん粉病が発生し、あれよあれよという間に全体に広がってしまった。無農薬でやってきたが、さすがに残された手段としては農薬しかないだろうと思い、JAで買い求めた殺菌剤「石原トリフミン」を6月24日に散布したが、遅きに失した感があり、樹勢は回復しなかった。台風4号が近づいており、大雨でカボチャが傷むことが予想される。そこで、ある程度の大きさに成長しているもの、樹勢が衰え、これ以上の増大が期待できないものは小さくても収穫することにした(7月4日)。
 やはり、うどんこ病対策は雨前にやっておく必要がある。十分な剪定と殺菌剤散布を。結局、株あたり2個も取れないだろう。これはウリ類にも共通しており、キュウリ、メロン、マクワウリなどはうどん粉病で成長が阻害され、やがて株自体が枯れてしまった。次期作への課題である。

2022年7月4日
から Mat Grimm
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長ネギ、サトイモ、トマトの除草

田植えが終わり、一息つく頃には雑草が旺盛に成長する時期で、いつの間にか多くの野菜が雑草に埋もれて見えなくなる。そのためか、野菜の本来の勢いがそがれて、自慢できるほどの収穫ができなくなる。今年はこの対策として、荒っぽくてよいので短時間に草削りを頻繁に行うことを心掛けている。丁寧に時間を掛けて除草しても間隔が空いてしまえば草丈が大きくなり野菜への影響は大きい。だから、短時間で済ませて、その分、頻度を増やせば、草丈も小さい段階で対応できる。また、トマトやナスは雑草から飛んでくるカメムシの害がひどくなる。近所の篤農家の野菜畝には雑草が一本もない。出来るだけ多くの野菜を作りたいので、種まきや定植には熱心にやるがその後のケアが不十分で収穫期に反省するということを繰り返している。
 大玉トマトは3m幅・10m長の露地に10株を植えている。カメムシを避けるため、ハウス内にも8株を植えている。また、ミニトマトを1.5m幅・10m畝に9株を露地に植えているが、雑草対策が遅れたためかすでにカメムシが果実についており、食害されたトマトを一部廃棄している。畝幅が狭いと隣の畝まで除草していないと飛んでくる。ハウス内のトマトは虫が来ないので食害はないが受粉が不完全になる傾向がある。着果が少ないように思う。3m幅の畝にすると畝間に余裕があり、除草もやり易い。ネット情報ではカメムシ対策として、高濃度のコーヒーを噴霧すると効果があるらしいが万能ではない。ストチュウでも散布して様子を見ようと思う。
 長ネギはこれから頻繁に土寄せが必要でそのために高さのある囲いを作るがその前に除草をやっておく。近所のYさんは土寄せを想定して長ネギを溝の底に1列に植えており、普通の高さの畝まで土寄せすれば30㎝近くの白ネギ部分ができる。これもアイデアである。私の場合、波板等で畝を囲い、そこにもみ殻を入れてネギを埋め、白い部分を作る。
 サトイモはとにかく頻繁に除草をおこなう。雨が降ると除草した雑草が生き返るようで効率が悪い。今回、植えたところは農道の近くで通りがかりに様子が見えるので、対応しやすい。
 いずれにしろ、手間を省こうとすると農薬に頼ることになるが、それでは環境を汚してしまう。無農薬栽培ではある程度の収量低減は許容しなくてはならないだろう。

2022年6月21日
から Mat Grimm
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機械植えの田植え

 露地での苗代育苗で発芽が大幅に遅れ、当初の計画が狂い、機械植えの苗を中心に田植えをすることになった。そして、機械植えの苗は20箱(30日苗)だけ、準備したが、10箱を10日遅れ(20日苗)で追加で育苗した。いずれにしても30箱の苗で田植えを行う。通常は箱当たり180gくらいの種もみを播くのであるが、私の場合、大苗にしたくて70gという薄播きにしてある。だから、30日苗の方はイネ苗は25㎝を超えるまでに成長している。20日苗の方は20㎝以下となり、通常のサイズであるが、薄播きなので機械植えの際に苗取り量をどうするかが予測できない。通常は1反当たり20箱の苗を植えるとあり、30箱あるので、1.5反の田植えができるはずであるが、薄播きと中(大)苗という要素が加わり、苗が足りるのかどうか。水田は昨年までの2区画(0.7反と0.5反)1.2反に加えて、0.4反の区画を新たに用意している。だから、苗は不足しそうである。
 所有の田植え機はメーカ情報ではすでに製造開始から20年経過しており、補充部品も供給保証期間を過ぎている機種である。取り扱い説明書を取り寄せ、しっかり読み込んだが、どうも中苗に対しては苗取り治具を適切なものに交換するようだ。しかし、サービス部門に問い合わせても、良い返事はなかった。結局、すでに装備されている稚苗用の掻きとりツメで行うしかない。田植え機は事前に不具合は直し、通常は坪当たり60株植えであるが、これを最小の50株に減らしたギアに交換したが、基本的な機能に問題はない。
 30日苗の大きさが25㎝を超えているので、どんな不具合があるのか、推奨の最大長さをメーカのサービスに問い合わせても、はっきりしない。通常は最大20㎝くらいかといういう。そこで、田植え当日の朝に苗の上部を植木はさみに切り飛ばして20㎝以下に短くした。
 機械植えは初めてであり、操作経験のある義弟に手伝ってもらい、機械植えを行った。田植え機はとにかく、分厚い絨毯状になった箱苗を横方向に12mm、縦方向に8~17mm移動させながら、爪でかき取って強制的に植え付けていく。深さ調整や苗取り量を調整しながら、苗が倒れたり、欠株がでないようにする。しかし、細かい違いは明確ではないので、感覚で決める。苗の植付には最適の速度があるはずである。苗の大きさが3種類あるので、最適の速度も3つあるはずであるがその違いがわからないまま、一律のスピードで終えた。とにかく、植付速度は人手に比べると恐ろしく早い。3区画をほぼ2時間で植え付けた。苗取り量はもっと少なくできたはずであるが、半分程度を終えてやっと最適化できる。苗がやはり不足気味である。0.7反の区画でも苗取り量を少なめにすれば10箱でも足りるかと思ったが、実際には6割程度しか植付られなかった。この区画は品種「ニコマル」であり、小さいながらも苗代の苗を使えるので、後から、手植えできる。他の区画はもち米「ミヤタマモチ」とうるち米「ヒノヒカリ」で予備苗はないがほぼ区画の8-9割には植え付けられた。
 6月17日に「ユル抜き」があり、それから3日間毎日、水路に水が供給される。この地域の景色が田植え後の水田に一変する。17日に代掻きして、19日に機械植えをする。そして20日には手植えをする。3つの品種、機械苗と手植え苗、これらの成長の違いをこれから観察していく。今日21日は本格的な雨で欠株などの修正もやれず、現状を記録しておく。(6月21日)

2022年6月14日
から Mat Grimm
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サトイモ畝の除草

 今年はサトイモの種イモを購入せず、昨年の収穫物を土に埋めて保存していたものを使った。だから、発芽するかどうか自信はない。しかも、黒マルチを使わず種イモを埋めたままにしていたため、畝は雑草が生い茂り、発芽の環境としては良くないと考えられる。それでも、ちらほらと雑草の中からサトイモの葉が見えていたので、草に負けないように除草をする。サトイモの畝は鶏糞を大量に埋め込んであるので、雑草の勢いも旺盛である。そして、今年は株間ではなく、種イモの直下に鶏糞を埋め込んでいる。
 畝に沿って除草を進めていくと小さいもののほとんど発芽していることが判った。1つ目の畝は27個の内、25個が発芽していた。2つ目の畝は26個である。芽が十分出ていないものもある。雑草があると地温が上がらず、発芽が遅れる可能性もある。土は意外と固まっていないでサクサクとしたままで除草も引き抜きが容易である。除草を6月12、13日で2畝を行ったが梅雨入り直前で晴れ間、曇りのタイミングで行うことができた。これから、雨とともにぐんぐんと大きな葉を広げて欲しいと思う。黒マルチがないので、除草はやりやすい。そして、イモの成長にとって欠かせない土寄せも十分できる。(6月14日)





 

2022年6月11日
から Mat Grimm
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スイカ栽培の挑戦

 これまでスイカを作ってきたが、基本的に放任栽培である。ポットに種まきして発芽した苗を幅1.5mの畝に黒マルチを張り、1mの株間で植えたら、後は収穫するまで放任している。しかし、このやり方ではスイカの収穫時期の判断が難しい。いつ頃、受粉したか、分からないから、出来ているスイカの外観や叩いて音を確認したり、つるの状態などから間接的に収穫時期を判断する。この方法で収穫したスイカを産直で売ったことがあるが、販売したものの取り消しになったことがある。切ってみると熟していなかったのである。また、放任栽培ではスイカの大きさが比較的小さく、数もいろいろである。近所の専業農家のYさんの作るスイカはびっくりするほど大きくて、味もおいしい。Yさんはスイカは売るためでなく、自家消費のために作っている。1株で4-5個を取るという。そのやり方を伺うと、摘心をして枝葉を制限して、エネルギーを果実に収中させ、実の数も株あたり、最大4個にしぼるという管理栽培である。スイカの蔓は主枝から子枝、子枝から孫枝と次々に伸びてくるので、最後は管理しきれないほどに増えるという。今年はそのような大きな甘いスイカを作りたいと思い、放任ではなく、できるだけ管理してスイカをつくろうと思う。
 苗はいつもどおり、露地に2重トンネルにした冷床または温室内に電気ヒーターを用いた温床を作り、そこに種を播いて育苗した。接ぎ木はまだやっていない。接ぎ木にはユウガオなどを使うらしいが今後の課題である。私の圃場は土地が低く、30㎜程度の雨で水が通路に溜まって排水が難しい。そこで高畝にする。そして、これまで畝幅は1.5mとしていたが、つるが伸びて足場もなくなるので倍の3mとする。トラクターのロータリーの幅は1.5mであり、幅3mの畝を作るにはクワなどを使い、手動で土寄せするしかない。「ハグチ」という幅の広い農具を使い、畝の中央に土を寄せて高畝にする。鞍つきという植える箇所だけ、高くする方法もあるらしい。黒マルチは幅が1.35mのものを使っているが、両側はそれぞれ80㎝くらい土が露出することになる。古マルチを使うことも可能であるが、マルチが風で飛ばされないように抑える方法が見つからない。そこで結局、畝の幅の両端は土が露出したままになっている。
 Yさんに教えてもらった摘心のやり方は次の通りである。苗の5節で主枝を摘心し、各節から伸びてくる枝を4本だけ、伸ばす。この枝に1個か2箇の実をつけさせるが途中でダメになるものもでてくるので株あたり、5個程度を結果させるが、最終的には株で最大4個に絞る。この時期、毎朝のようにYさんんをスイカ畝で見かける。受粉させたり、不要な枝を除去しているようだ。そこで、私も遅ればせながら、スイカ畝の除草と整枝を行う。受粉もやったが、朝は時間がなくていつの間にか昼頃になり、習慣化していない。それでも、株あたり複数個は受粉しているようだ。
 スイカの品種としては黒玉スイカ12株、ボンゴ7株、大玉スイカ11株である。すべて自根なので、4個の管理栽培に株が耐えられるかどうかは不明である。ボンゴという品種は結実した実を見るとどうも細長い形状のようである。種袋を見ると、黒玉スイカは開花後40~48日が収穫適期とある。大玉スイカは着果後、30~40日、ボンゴで44から46日が熟期とある。また、ボンゴや黒玉では4本整枝の2果を奨めている。そして、子つるの15~25節に着果させるとある。
 かなり、子つるが伸びてから、整枝したため、すでに子つるには着果がいくつか見られる。着果前後のものから、すでに10㎝以上に成長したものまであり、着果時期を推定するしかない。早いものは6月初めには着果していたと思うので7月中旬頃には取れるであろう。また、着果時期に追肥をするとあるので、ボカシ肥があるので、追肥しようと思う。
 着果時期は実がゴルフボール大になる時期とする。現在のスイカのサイズを測り、ゴルフボール大の時期を推定し、この日付を基準にする。

2022年6月6日
から Mat Grimm
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イネの計画変更

 5月15日に苗代に種まきしたが、いくら待っても発芽が不十分である。5月21日に田植え機用に種まきした箱苗の方が発芽が良く、今では二葉期で数センチに達している。苗代に播いた方は10センチ以上に成長しているものもあるが、どうもイネではなく、ヒエである。イネらしいものは部分的には発芽しているが、まだ2,3センチである。
 原因をいろいろ考えたが、種もみか、苗代の生育環境のどちらかであろう。種もみについて思い当たる点は浸種時間が短かったことである。浸種は1週間という思い込みがあって、1週間で取り出して冷蔵庫に入れたが、これまでは9日間浸種していたことを記録から確認した。しかし、12℃で1週間で84度・日となるが14℃1週間では98度・日となる。浸種時間は100度・日と言われており、平均水温は12℃くらいであったので、若干浸種時間が足りない。苗代の生育環境として気になる点は播種前に雨が降り、苗代が柔らかい状態であったので播種後の鎮圧をいつもより弱くしたことと、播種後の水回しを数日、行わなかったことである。乾いた方が良かろうと考えたからである。通常は1週間も経つと、播き面に全面的に発芽が見られるのであるが、2週間経っても、ほとんど見られなかった。
 明らかに異常である。そこで、今後のために原因を明らかにするためもあり、追加で苗箱に冷蔵庫に残っていた同じ種もみを6月1日に播種した。長期間、野菜室に入れていたので、種もみは部分的に乾いていたり、カビが生えている。浸種からやり直す時間はない。手植え苗が期待できないとすると、このまま播種して残りの3週間弱で稚苗を育て、機械植えできるまでの成長を期待したい。しかし、種もみになんらかの問題があるとすると絶対的に苗数が不足するので、苗代の発芽を待つしかない。(6月3日)
 追加の種まき後に晴天が続き、4日経過後にシルバーポリを少し、持ち上げて中を見たが、やや密度が薄いものの発芽が全面的に見られた。田植え予定の20日前後までに機械植えの苗長である12~15㎝までの成長を期待したい。一方、5月21日播種の箱苗は1週間後の28日には4~5cmに伸びており、徒長を防ぐためにシルバーポリを除去して、30日に苗代に移して硬化に入った。3葉期に入ると籾からの栄養では不足し、外部から供給が必要となるので、箱苗に液肥を潅水してから、苗代に移し、川の水を箱が水に浸かる程度の深さまで水を入れた。この苗は逆に大きくなりすぎると田植え機で処理しにくくなる。いろいろ難しい調整が必要である。(6月6日)

2022年5月23日
から Mat Grimm
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玉葱・にんにくの収穫

 昨年はにんにくの収穫を5月22日に行っている。収穫が遅いせいか、玉の中央部が乾燥せず、多くが乾燥の過程で腐ってしまった。今年は茎や葉が枯れてきたので5月14日に掘り上げて畑で2,3日乾燥させてから、根と茎を切り離し、カーポートの屋根の下で吊るし乾燥を始めた。大小取り混ぜて148ケ収穫できた。しかし、近所の専業農家のYさんによれば、乾燥時に日光に当たると外皮が紫色に変色するという。そこで慌てて、カーポートでなく、ガレージの中に場所を移動したがすでにいくつかは変色している。真っ白なニンニクでないと産直では嫌われるだろう。何事も先達はあらまほしきかなである。ガレージも窓を開けて、できるだけ風通しを良くしているが、限界がある。専業家は一気に強制乾燥するそうだ。
 玉ネギは中晩成の黄玉葱が半ば茎が倒れてきたので、5月16日に掘り上げて、畑で2,3日乾燥後に根を切り、カーポートとブドウ棚の軒に吊るした。266個収穫した。赤玉ネギはまだ茎が倒れていないので収穫していないが、明日には掘り出す予定である。昨年も赤玉ネギは玉が固くて、長期に保存できていた。200個前後はとれそうである。玉ネギは大きさよりも、固くて長期保存に向いたものが目標である。だから、黒マルチは使用せず、密植したが、果たしてどうだろうか。吊るしには結束ゴムバンドを用いた。6個程度をまとめて結束でき、棹にハザカケする。作業が簡単なので便利である。
 今は最初にとれた極早生の玉ネギを中心に食べているが、柔らかくておいしい。天ぷらにしたり、炒め物には欠かせない。また、丸ごと煮てスープにしてもおいしい。新玉ネギは極早生が適していると思う。品種の選択は重要である。(5月23日)

今日は赤玉ネギの掘り出しを行った。快晴で最高温度は28℃の真夏日となった。明日の午後はにわか雨が降るかもしれないので、明日の午前中にコンテナに取り込む予定。赤玉ネギは220個取れている。晴れた日がつづいているので、すでにかなり乾燥している。1日天日干しで十分であろう。(5月24日)

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