グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2021年2月25日
から Mat Grimm
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小麦の穂肥・中耕・麦踏

小麦ミナミノカオリの栽培を6畝で行っているがその生育は均一ではない。トマト跡の畝は成長が著しい。何も野菜を作っていない跡地の畝は生育が劣っている。肥料の残効の差かもしれない。また、同一の畝であっても、淡い緑と濃い緑の色の差が生じている。畝の耕耘の際、畝の長さ方向で凹凸ができてしまい、その修正を行わなかった。その低い箇所の生育が劣っているようだ。井原氏の「痛快ムギ作り」によれば、瀬戸内地方において穂肥は2月下旬から3月中旬に麦の状況を見て与えるかどうかを決めるとある。淡い緑の面積がほとんどであるので、分けつ肥・穂肥が足りないのではと思う。そこで穂肥量として反当たり10kg~20kg硫安を施すとあるので、反当たり15kg相当を栽培面積270m2分だけ与える。4㎏となるので、計量して、条間にぱらぱらと播き、鍬で土と混ぜた。同時に足で麦踏を行った。茎立ちしているかどうかは不明だが、もう最後の麦踏となるだろう。

2021年2月24日
から Mat Grimm
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春まきダイコンとビーツの種まき

春まきダイコンは保温資材なしで種まきする場合、3月中旬以降となる。1月や2月初旬では透明トンネルで保温しないと発芽もしないし、発芽しても低温にさらされて抽苔してしまう。3月に近いこの頃では気温が20度近くまで上昇する日があり、透明トンネルでは内部で40度を超えるので換気が必要となる。カンレイシャや不織布では発芽に必要な温度を得られるか自信はない。ダイコンの発芽適温は15度から30度である。この時期の平均的な最低気温は数度、最高気温は12度前後であるので平均気温は7度程度となる。やはり、トンネルは必要で必要に応じて換気する。ダイコンの畝作りは1.5m幅20m長の畝を内盛耕で耕し、中央に溝施肥する。肥料は鶏糞を15kgを20m長に播く。そして、過リン酸石灰を2㎏程度を20m長に播く(2月23日)。黒マルチを張り、株間50㎝、条間50㎝の二条の播き穴を開ける。80個の穴に2粒ずつ播き、鎮圧する。その後もみ殻燻炭でカバーする。潅水し、透明トンネルで保温する(2月24日)。発芽するまでは注意して見守る。

ビーツは今回が初めての栽培である。2月17日にグリーンハウス内に直播したところ、発芽している。ビーツは見かけは赤いカブのようだが、甘くてヒユ科の仲間でボルシチに使うらしい。購入すると高いので娘が作って欲しいと昨年に話があったが、涼しい気候があっているらしく、栽培時期を過ぎていたので今年に持ち越した。発芽適温は10度から25度なので透明トンネルより、やや緩い保温資材が適していると思うが、穴開き透明トンネル資材はもっていない。防虫ネットを使うことにする。ネットでは保温効果は低いので必要に応じて、古い透明トンネル資材を上から被せて保温しようと思う。今日は午後から、畝作りを始めたので温度低下を助長する種まき後の潅水をしていない。20mの畝に鶏糞を15kg、過リン酸石灰を1kg程度を畝予定地に播き、トラクタで細かく砕土耕耘した。そして、株間15㎝、条間30㎝の3条播きとする。種が少ないので、1粒づつ播いた。グリーンハウスでは2,3粒の点播きにしたがほとんど全部発芽しており、間引きしたほど良かったので、もし、発芽しない箇所には追加で種まきする。種を播いて、軽く覆土し、もみ殻燻炭を少し被せる。そして、ネットを掛ける(2月24日)。明日、潅水と必要に応じて古い透明ビニルを防虫ネットから被せて発芽まで保温する。

古透明ビニールで雨除け保温

2月25日に潅水して温度計をセットしていたが、本日26日は朝から雨である。この地域の気候データを見ると過去24時間の降水量は5㎜、最低気温は3.6度であるが、ビーツ畝の地温データでは最低気温5度、最高44度となっている。防虫ネットでも意外と地温は高い。9時頃の地温は7度程度であったので、保温のために古い透明ビニールを防虫ネットの上から被せた。発芽までは平均で10度以上を確保したい。今日から天候は下り坂で気温も平年並みに低い。

2021年2月22日
から Mat Grimm
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種とり用キカラシの種まき

稲の緑肥としてからし菜を播種しているが種ができる前に田に漉き込んでしまう。昨年は種取り用のからし菜を準備しなかったので今年も購入した。そこで緑肥とは別に種取り用にからし菜を栽培することにする。どの程度の面積が必要か実績がないので試験栽培として二条畝50m、三条畝25m×2を用意した。株間は30㎝として、点播きする。肥料は鶏糞15kg/25m、水稲用緩効性肥料10㎏/100m を全層に漉き込んだ。場所はいずれもほとんど作物をつくったことのない土地で長年耕作放棄地であったところである。6月頃収穫であるが刈り取ってグリーンハウスに取り込んでおくことになる。種としてどれくらい獲れるか1kgでも良しとする。潅水しないので、種播き箇所を足で踏んで鎮圧する。今日は2月22日(猫の日らしい)であるが予報では26日当たりに雨が降る。余裕があれば潅水しても良いが。

2021年2月22日
から Mat Grimm
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カブの種まき

昨年の栽培ノートを見ると、カブは2月1日にトンネルに種まきして、4月1日から収穫している。種袋を見ると2月初めから3月中旬まではトンネル播きとなっている。この時期はまさに三寒四温と気温の変化が激しく、高い日には20度を超えるのでトンネル内は40度を超えることになる。だから、穴付き透明トンネルが良いのだが、価格がカンレイシャやべた掛けの不織布並みである。防虫やストチュウの潅水を考慮するとカンレイシャが良いのだが、カンレイシャや不織布ではまだ寒くて抽苔する可能性がある。迷ったが、結局穴なしの透明トンネルとして、必要に応じて開放することにする。カブの施肥は必要量の半量を全層に漉き込んで半量を追肥として、条間に施肥するとある。しかし、すでにトラクタで細かく砕土のための耕耘ずみであり、これから施肥して漉き込むのは二度手間となる。その上、トンネルの二条播きなので中央に溝施肥すれば根から近いので全層漉き込みに近い。この時期は低温で雨も少ないので鶏糞では分解に時間がかかるので、化成肥料を使うことにした。硫安と過リン酸石灰をそれぞれ1kg/10mを中央の溝に撒いた。そして、数cmの間隔で筋播きする。コカブの段階で間引きを兼ねた収穫ができる。残り種があったのでそれを使う。10m長の畝をつくったので400粒位播いたことになる。籾殻燻炭で種を覆土したうえから被せ、潅水してから透明トンネルを作った(2月20日の作業)。

2021年2月19日
から Mat Grimm
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玉ネギの追肥・中耕と人参の種まき

節分を過ぎると寒い日と暖かい日が数日毎に繰り返す。2月17日は最高温度が6度という寒い日で風が強く大雪の予報が出された。ここ数日、家にこもっていて、身体を動かしたくなり、18日の午後には少し、気温が緩んだので玉ネギの中耕を2-3時間行った。今回の玉ねぎは黒マルチを使っていないので除草が必須である。黒マルチを使うと玉がふやけて、貯蔵用としては不適となる。そこで中耕と同時に追肥として化成肥料を株間にぱらぱらと散布する。その名前を知らないが草削り用の鍬を使い、株間の土を浅く掘り、肥料を土に混ぜて、草の根も同時に切る。手で玉ねぎの生え際の草を引き抜く。玉ねぎ苗の小さいものは枯れて見えなくなったものも数本あった。他にニンニクとラッキョウも隣に植えてあり、同様に中耕する予定である。身体を動かすにはちょうど良い運動量である。

人参栽培の成功確率はそれほど高くない。夏に種まきしたものの残りを収穫しているが1回目の種まきは発芽しなかった。発芽すれば形状を別にして何らかの収穫を期待できるが発芽に至るのは運次第である。今は冬なので発芽適温15~25度を考慮して、透明トンネル内に種を播く。2,3日前に15㎜程度の雨が降って土は湿っており、夕方なので潅水しない。10m程のトンネルに2条の筋播きするが、5㎝前後の間隔を空けて、一粒ずつコーティングされた種を置いていく。500粒入りの種で400粒ほどを播いた。コーティングの無い安い種を播くと小さくて間隔を空けて播くことがむつかしく、密植となってしまう。間引きが必須であるが、忘れてしまい、収穫時にニンジンが互いに絡み、押しあって抑圧されたいびつな形状になってしまう。夏に撒いて冬に収穫しているものは密植すぎて、形状が歪となっている。今回は間引く手間が要らないコーティング種子を購入した。潅水しないので種を播き、土を被せた上から、2条の一つは足で踏んで鎮圧して、もみ殻燻炭で被覆する。もう一つは鎮圧なしでもみ殻燻炭を載せておく。どちらが発芽率が良いかを調査する。今週末は4月頃の暖かさになる予報なので、穴なしの透明トンネルでは高温すぎるかもしれない。確認のため、最低最高温度計を測定することにした。

補足であるが形状の良いニンジンを得るために畝作りのために微細にトラクタで耕耘している。そして、無肥料である。人参の根が肥料や固い土にあたると股根になったり、表面が凹凸になる。条間に追肥のみの施肥を行う。本来は砂地が良いが、形状改善の最後の手段としておく。

2021年2月15日
から Mat Grimm
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キカラシの種まき

昨年は2月10日に稲の緑肥として「からし菜」の種を播いたが、今年は土地の均平に手間取り、2月9日までかかったので、天候を見ながら鶏糞を散布して、トラクタで耕耘し、2月11日、12日に「キカラシ」を種まきした。昨年からの改善点は緑肥の肥料として15アールの田に300㎏の鶏糞を散布したが、今年は450㎏に増量した。昨年の緑肥の出来が悪かったので、肥料不足と考えられるからである。また、種播きの方法も畝作りを行い、その畝の上に種を播いた。昨年は畝作りをせず、田の全体に種をばら撒きした。どうしても均一に種を播くことはできなかった。今年は畝が18本できたので、1本あたり100gの種を測り、種播きしたので、畝間のばらつきは小さいと思う。そして、畝作りに当たってはトラクタのツメを内盛耕の配置にすることで鶏糞と土の混合、耕耘、畝作りが同時にできる。種まきは雨の前に行うと発芽しやすいが、トラクタでの耕耘は田が良く乾いているほど土が砕けて細かくなる。2月の天候として通常、前半は乾燥しているが後半になると雨が降るので、タイミングを見て行う。今年は1月後半から2月前半にかけて雨が時々降り、田の乾きが不十分で9日まで待っていたがその後は雨が降らず、本日2月15日に久々に15㎜程度の雨が降った。種まき後の雨となり、発芽に良い。緑肥として昨年は「からし菜」を播いたが、今年は「シロガラシまたはキカラシ」となる。昨年の品種の種の価格が2倍近くまで値上がりしたのである。ネットで検索してもほとんどどのサイトでも同様の価格であったが、本の情報としてある業者の種が安いという。そこでその業者で検索して漸く安いものに行き当たった。検索エンジンでヒットしやすいものが必ずしも最安値ではないことを改めて認識した。今年は緑肥の種取りにも挑戦しようと思う。

2021年2月6日
から Mat Grimm
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ジャガイモの種イモ定植

昨年は2月2日にジャガイモの種イモを埋めている。今年は雨が降り、乾かないので延ばしてきたが、余り遅くなると収穫時期が梅雨に入る可能性があり、2月5日に種イモの定植を行う。ジャガイモの輪作年限は2~3年なので、定植場所をNo.1からNo.3に変更する。そして、品種として、「メークイン」だけでなく「男爵」も作る。一畝から二畝に増やす。いつもの農家資材店でそれぞれ5㎏の種イモを購入した。畝長は44mなので株間50㎝とすると88ケ、40㎝とすると110ケの種芋が必要となる。種イモは1個50gを超えるものが良い。したがって、5㎏で100個前後の種芋が取れるはずである。芋は大きいものは3分割、小さいものは2分割する。肥料は井原氏方式に従い、即効に優れる化成肥料を利用する。過リン酸石灰、塩加カリウムをそれぞれ、1m当たり75g程度を撒き、トラクタで全層に漉き込む。その後、種イモを47㎝間隔で埋め、横から土を取り、芋を完全に隠す。そして、硫安を1m当たり75g、44mでは3.3㎏を計量し、株間に一握りづつ置いていく。芋の位置は土を漉くった穴が目印となる。そして、畝の端まで行って硫安が残れば、横の土を漉くった穴に落としていく。硫安が直接芋に触れると芋が腐敗してしまうので、この手順となる。そして、レーキで硫安を土でおおいながら、畝を整形する。最後に黒マルチを畝に被せて終了である。黒マルチは保温効果だけでなく、収穫時期に少々の雨が降っても畝が乾いているので晴れ間に収穫できるという利点がある。午後から施肥・トラクタ耕耘を行い、黒マルチ設置まで作業時間として半日フルに要した。

2021年2月3日
から Mat Grimm
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田の均平

昨年の代掻きではトラクタで均平になるように縦横斜めに何回も往復したが、それでも水口側が高く水尻側が低くなっていて、水尻側に合わせて水を張ると水口側は土が露出してしまう。この傾斜をトラクタで修正することには限界がある。そこで結局、昨年は水口側のかなりの部分には田植えせず、地面が露出していた。そして、草が繁茂するもぬかるんでいるので草刈りも十分できなかった。この冬の間にこの土地の高低差を均平することが課題である。この高い部分の土を薄くさらって、一輪車で田の両側の畦に運んで盛り上げることにした。低い水尻側に土を移動することも可能であるが、下手に過剰に移動させると今度は排水に支障が生じる。だから、水尻側はそのままにして、高い水口側を削って横の近い畦に盛り上げることにする。2㎝くらいの土を薄く削り取るつもりだが、5㎝くらいに厚く削ったかもしれない。

2021年1月29日
から Mat Grimm
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イチゴの株分け

 ここ数日雨が続いて、田畑がぬかるんでおり、作業ができないので放置していたイチゴの株分けを行う。イチゴは4,5年前に地域の農産品祭りで2株だけ購入したものである。それを千葉の家の庭に植えていたものが繁殖して広がっていたものを2年前に現在の住居に引っ越しの時に持ってきたもので四季成りの品種である。その名前は知らない。昨年はプランターに株分けして、施肥しておいたのでシーズン中、毎日ボール一杯くらい獲れて普段の果物として楽しんだ。
 シーズン後にはそのプランターの株を夏の炎熱乾燥期にほとんど枯らしてしまったので、9月26日に草に埋もれてわずかに生き残っていた菜園用ベッドの親株を5株くらい取り出し、草を除去して畝を作り直し、植え直していた。
 そのベッドのイチゴが冬の間にもランナーを出して子株ができている。そして、良く見ると親株自体が2つあるいは3つに枝分かれしており、株分けができそうである。ランナーで根付いた子株や枝分かれした株を株分けして、1月28日に同じ菜園ベッドの空いた畝に定植した。ランナーでまだ根付いていない子株は集めてそれぞれポットに針金で抑えて、根付かせるように強制的に土に根の部分を接触させた。今年はこれらの新しい株から果実をとるほかない。

2021年1月22日
から Mat Grimm
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もみ殻燻炭つくり

苗代にモミ種を播くときにその被覆材料として籾殻燻炭を使う。籾殻燻炭つくりは2年目であり、もみ殻燻炭器を持っているので要領よく作ることができる。また、もみ殻燻炭は土質改良材として、野菜作りや花壇など腐葉土の代わりに使っている。腐葉土ほどではないが土をふかふかにしてくれる。比較的時間のある冬の間にたくさん作っておいて、種播き後のマルチや保湿カバーとしても使えるので重宝している。籾殻は最寄りのJAライスセンターにいけば、無料で分けてくれる。軽トラで荷台いっぱい、もみ袋で約17袋くらいを1回にもらってくる。6~8袋であれば籾殻燻炭器に被せて3-4時間くらいで完成する。手順は簡単で焚火のように段ボールや細い枯れ木を集めて燻炭器に収容できるくらいに盛り上げて火をつけ、燃焼がある程度継続するタイミングで燻炭器を被せ、もみ殻で燻炭器を埋めるように被せる。そうすると燻炭器の内側の燃焼の熱でもみ殻が焦げてその煙が燻炭器の煙突から出てくる。最初は煙突から焚き付けの煙がでるが、その内もみ殻の白い煙が出てくると安定した燻炭つくりの状態に入る。もみ殻を煙突を中心として円錐状に盛り上げているがもみ殻の上部から黒くなってくる。1時間に1回くらいはシャベルで表面の籾殻と内側の半ば燻炭化したもみ殻を混ぜる。どこまで黒化しているかを確認しながら、混ぜる。奥の火だねとなっている個所まで混ぜて冷やすと消える可能性もある。円錐の底辺にあるもみ殻は最後に残るので上部におく。表面の全域が黒化するまで放置しておくと、かなりの部分が灰になってしまう。8-9割くらいまで黒化させたら、燻炭器を取り出し、円錐から平坦化し、バケツで水を掛けて消化する。天地返しをしながら、しっかり、消化する。表面が濡れていても、内側で火が残っていることが多い。一晩たって、朝見ると、残り火ですっかり灰になっていることがある。しっかり、消化を確認して、袋に入れて貯蔵する。12袋くらい作る予定。

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