グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2021年5月15日
から Mat Grimm
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イネ:種もみ播種

 田植えから逆算して35日前の今日5月15日に種もみの播種を行う。種籾は浸種後、2日間冷蔵庫で5℃で保存した後、前日に取り出し、乾燥しておいた。十分発酵させた土ボカシをふるいに掛け、必要な15kg程度を選別しておいた。幅1mの短冊の1.5m長さ区画に種もみ1合と土ボカシ750gを均一に播く。そこで、予め、籾1合を小分けしてビニル袋に入れる。そして土ボカシも750gを袋に入れて、必要な数だけ小分けしておく。そして、東側の短冊9.5mに対して「ニコマル」を播き、中央の短冊9.5mに対して「コシヒカリ」を播く。コシヒカリは山形産を南側に香川産を北側に播いている。3本目の短冊は5.5mで「クレナイモチ」を播種した。種籾と土ボカシを播いた後、もみ殻燻炭をフルイに掛けながら種もみが見えないように被覆する。そして、最後に厚板を使い、籾を土に密着させるために鎮圧を行う。ここまでで午前中いっぱいの仕事量である。籾殻燻炭の被覆を2短冊分、手伝ってもらった。午後はカンレイシャのトンネルを張る。1m幅に紐を張っており、この少し外側に包丁で紐に沿って切れ込みを入れる。この切れ込みにカンレイシャの裾を押し込む。トンネルの支柱を50㎝毎に2人で差し込む。次に10m長、幅2.1mのカンレイシャを支柱に被せ、長さを確認した。カンレイシャが縮んでおり、9.5m長に足りず、8.5mくらいの長さになり、端を差し込んだ。カンレイシャのトンネルは主に風やウンカなどの防虫対策として設けた。今日は午後から雨の予報であったが、トンネル張りを終了するころ(午後3時半)に雨が降り出した。今日は四国地方も梅雨入りしたそうで、例年より3週間早いという。午前中は日が出てかなり暑かったが午後は曇り、湿度は高いが温度はそれほどでもないので作業ははかどった。明日は筋肉痛で動けないかもしれない。

2021年5月14日
から Mat Grimm
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イネの元肥えと肥効

 イネの元肥えをどれだけ与えるべきか検討している。昨年は品種「ニコマル」に対して、元肥として、窒素成分で反当たり5㎏を田植え1か月前に与え、田植え直後に米ぬかを反当たり100㎏、窒素で2㎏程度を与えただけで、刈り取りまで無肥料であった。そして、7俵余りの収穫があった。ニコマルは中稈種で耐倒伏性はヒノヒカリ並に中程度なので多肥は避けるとある。元肥として田植えの約1ケ月前に緑肥を漉き込む時に鶏糞をいっしょに漉き込んだ。だから、田植えの頃には肥料として70-80%発現しており、「Ⅴ字」生育曲線を描いたと考えられる。前半に肥料効きして、長稈となり、分けつも立派であったが、その後の出穂の頃には鶏糞は肥料切れしており、念実に対しては緑肥のみが貢献したはずであるが、緑肥は生重量で0.3㎏/m2と少なく、窒素成分で反当たり0.6㎏程度であった。本来は緑肥がゆっくりと効き、穂肥として2㎏くらい貢献するのが望ましい。しかし、肥料は与えすぎると倒伏の可能性があり、病気も出やすくなる。無農薬栽培をする場合には肥料を少なめにして、病気を防ぐほうを優先し、収量はできたなりとなる。昨年の反省としては肥効が早く、分けつはしっかりできているが、後半の念実には不足気味となったと考えられる。
 今年は、ニコマルに加えて、品種「コシヒカリ」を圃場の約半分に栽培する。コシヒカリは倒伏しやすい品種である。だから、「への字」成育曲線にして、前半には肥効をすくなくして生育を抑え気味とし、その後の出穂・念実に肥料を効かせるような施肥をおこなうことが良いとされている。今年の緑肥は昨年よりも出来はよいが、それでも生重量で0.3㎏/m2から0.5㎏/m2であったので、赤木氏などの菜の花の緑肥重量3㎏/m2などと比べるとまだまだ少ない。窒素量では反当たり0.6㎏から1kgである。そこで元肥の鶏糞の量はそれほど減らさないで、1ケ月前ではなく、田植え直前の代掻きの時に施肥することで前半の肥効をできるだけ、遅らせることにする。そして、腐熟に消費される反当たり1kg程度の窒素分を緑肥漉き込みと同時に与えることにする。すなわち、緑肥漉き込み時に反当たり窒素1kg、代掻き時に反当たり窒素3㎏分の鶏糞を施す。そして、田植え直後の米ぬかとしてやはり、窒素2㎏分(反当たり米ぬか100㎏)を与える。昨年との違いは緑肥が増えた分、代掻き時の鶏糞を減らすこととする。そして、もし、葉色を見て足りないようであれば、出穂の45日前に場所を限定して施肥することとする。

2021年5月11日
から Mat Grimm
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そらまめ、サヤエンドウの収穫

 そらまめもサヤエンドウも旬の味で緑の香る五月の到来とともに是非、味わってみたくなる野菜である。サヤエンドウ、ソラマメの作り方を昨年の反省から変えている。2条でなく、1条植えにして、株間をソラマメ50㎝、サヤエンドウ30㎝としている。肥料として鶏糞を1m1kg施肥している。ソラマメは1株当たり茎を7本以下に仕立てたがそれでも空豆の大きさはバラつきが多く、4~5粒入っている大きな莢は少ない。もっと少ない茎数にして莢を充実させた方がよいだろう。また、倒伏防止としてビニルハウスにつかう頑丈な紐をソラマメやサヤエンドウを囲うようにイボ竹に固定して1周させた。そして紐を上下2段として囲いを構成したので倒伏を防止できた。エンドウはいつもの白い花ではなく、濃淡紫色の花が咲いていたのでどんなサヤエンドウかと思っていたが、非常に莢のおおきなエンドウが次々と実を結んでいる。近所のシニアからいただいたサヤエンドウの苗を植えたものでネットで調べると「オランダ大莢」という品種らしい。通常のサヤエンドウの4倍はありそう。ソラマメも莢をそのまま、焼いたり、豆を塩ゆでにしていただいたが本当に美味しい。香川県には「しょうゆ豆」という甘辛いソラマメの料理があるが、完熟のそら豆を使うらしい。いずれこれにも挑戦してみたい。サヤエンドウも実をつけ始めると次々とみのるので毎日、収穫しないと株が弱ってしまい、早く実を付けなくなってしまう。冷凍するかして保存しないととても食べきれるものではない。

2021年5月9日
から Mat Grimm
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苗代の均平

 3本の短冊の高低差を解消するために、溝を連結し、水を入れて高低差を確認する。高い所から低い所に土を移動して差を縮小する。
 4月25日、26日に管理機で代掻きを行っていたが、トラブルでしばらく水入れができなかった。土が乾燥し、固まったので、今度は水を入れて、鍬で手動で丁寧に代掻きを行う。すなわち、耕盤を確認しながら、深さを短冊全体で均一になるように鍬でもう一度、耕した。そして、短冊の幅を最初、1.1mになるように溝を設けていたが、短冊の溝を入れた幅が大きくなってしまうので、1mになるように改めて溝を設けて、溝の土をすくいあげて、短冊に載せるか、または短冊の外に運ぶかして、短冊の高さを3本の短冊で同じになるように調整した。
 水位も短冊の高さにほぼ等しくなるように調整することで3本の高さの差が目で見て判断できる。カンレイシャでトンネルを作るので幅も1mで一定にし、かつ直線に揃える。この作業を3本について繰り返し行い、ほぼ同じ高さとする。(5月1日、4日、7日、8日、9日)
 まだ、短冊の種まきを行う箇所には稲の古株や雑草の根、石やプラスチックの異物などが見つかったりするので、13日までこうした異物を除去する。天候次第であるが播種予定の2日前には水を抜いて、播き面を乾燥させる。

2021年5月8日
から Mat Grimm
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ビーツの収穫

 今年初めてビーツを栽培したが冷涼な気候を好む野菜らしく、ビニルハウス内での栽培では発芽して順調に生育していたが、ハウス内の温度が30度を超えるようになると成長が止まってしまい、遅れて露地に種まきしたものに追い越されてしまった。ビーツはホウレンソウの仲間でホウレンソウの根にも赤い色素があるがこのベタレインという色素を多く含んだ野菜で最近、その強い抗酸化作用で注目を浴びていることをネットで知った。スイーツの色付けに使う目的で栽培したが、ボルシチなどスープにすると鮮やかな色と共に栄養満点で生活習慣病の防止に役立つらしい。妻にボルシチを作ってもらい食べたが、とても美味しい。妻もボルシチを食べたことがなく、本物の味がでているかわからないというが、少し、甘さがあって、見た目も赤くて、未経験の味であるがおいしい。このビーツを産直に出してみたが、少しは売れるものの売れ残る。まだまだ知名度が低く、どうやって食べたらよいかわからないのだろう。

2021年5月6日
から Mat Grimm
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サトイモの芽だしと除草

 3月25日にサトイモとショウガを植え付けてから、1月半くらい経過している。古マルチを被せているが、雑草がマルチの破れたところから勢いよく飛び出している。昨日、同じ集落の楽隠居仲間との会話でサトイモがもう芽が出ているという。見回りの際にトマトの芽かきを行い、その後、サトイモ畝を注意深く見ると、黒マルチがところどころ、凸上に突き出しており、芽がでているらしい。セレベスはほとんど芽をだしていたが、海老芋は半分くらい、土垂はほとんど出ていない。昨年、雑草が成長してある程度の大きさになるととても引き抜いて除草できない。根が張って力が足りない。そこで今回は、強健になる前に除草をしようと小さいうちに雑草を残らず引き抜いた。昨日、雨でぬかるんでいるので、それほど引き抜き力は大きくないがそれでも施肥をしっかりしているので雑草も根を張っており、今が限界である。ショウガはまだ芽がでていない。(5月6日)

2021年5月4日
から Mat Grimm
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苗代の準備2

 5月15日に種まき予定であり、苗代の代掻きを管理機で行ったが3本の短冊の高低差調整をまだ行っていない。特に3本目は新しく作ったので高さがまだほかに比べて高くなっている。管理機での代掻き直後は足を入れると柔らかく十分に代掻きができていると考えていたが、その後、水を引いたりしなかったので、田面にひびが入り、乾いた。5月3日に水を入れたが固くなっており、前回の代掻きはリセットされたようだ。そこで、今度は鍬を使って耕し、水とよく混ぜて柔らかく、しかも流動性を持ったクリーム状の表土を作る。代掻きの目的のひとつは高低差を調整するために土が移動しやすくなる表土の状態にすることではないかと気づいた。今日(5月4日)は1本だけ、鍬による代掻きを行う。明日は雨模様であり、ひどく無ければ作業ができるので2本目ができればと思う。かなり体力が必要。紐の間隔は1.1mである。

2021年5月4日
から Mat Grimm
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スイカの定植

 スイカ(三喜セブン)の種播きを3月4日に14ポットに1粒づつ行ったが、結局、発芽して枯れないで生き残った苗は2株のみである。そして追加で4月5日に種まきした20ポットは18株が発芽して苗となっている。2つの種袋の発芽率の違いは不明であるが、夜の最低気温が影響していると考えられるが4月になると最高気温はかなり上昇している (下図参照) 。この20株を本日(5月4日)、圃場No.3のスイカ畝に定植した。株間は1mで定植後、肥料袋のキャップを行い、風除け、日光除けを狙う。先日のようなヒョウを伴う雷雨が来ないとも限らない。

2021年5月3日
から Mat Grimm
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種籾の塩水選・温湯消毒・浸種の開始

 昨年より、1日遅い5月3日の今日、種籾の塩水選、温湯消毒、浸種を行った。種籾として全部で3種類に増えたので種袋を購入して、処理で籾の種類を間違えないように名札を付けて、塩水選を行った。昨年の残りの塩を使い、まずもち米の塩水選から始めた。モチ米の選別比重は1.08であり、10Lの水に対して1.5㎏の塩を入れるつもりでまず1kgの塩を入れるとボーメ計ですでに1.08前後になっていたのでそのまま塩水選を始めることにした。クレナイモチの1kgの籾を投入して、よくかき混ぜ、浮いたもみを取り除いた。塩水を入れた容器から塩水を沈んだ籾と一緒にバケツに移し替えるが間に網に入れ、沈んだ籾を網に入れた。次にうるち米の選別比重1.13にするために追加で塩を800g追加するとやはり比重は1.13前後となっていた。予想より少ない塩で良さそうである。早速、コシヒカリ(香川産1kgと山形産1kg)2㎏を塩水選により、選別した。次にニコマル2㎏を塩水選により、沈んだ籾を網に入れた。良く水で洗い、次に温湯消毒に移った。昨年と同じ寸胴を使い、ニコマルとそれ以外(コシヒカリ2,クレナイモチ1)の2回に分けて温湯消毒をおこなった。ガスコンロで60度に達するまで加熱し、達すると籾袋を入れて、何回か上下させて籾をお湯に馴染ませたが温度が57度付近まで下がったのでガスを点火して再び、加熱開始した。再び60度に達するのに4分程度かかってしまった。そして開始して10分で種を取り出し、別に溜めてあった水道水に浸けて何度が上下させて常温に下げた。だから、57度1分、58度2分、59度2分、60度5分という温湯消毒になってしまった。2回目はすこし、お湯をさしたので58度前後の時間は短かったかもしれないがガスコンロのボンベ交換をしたので、やはり60度未満の時間が半分程度あったかもしれない。温湯消毒後は浸種に移行する。籾の量が増えたのでクーラーボックスには入らなかった。昨年使った発砲スチロールの箱にはなんとか入るので予め冷蔵庫で5度Cくらいに冷やしておいた水5.4Lと水道水、そして保冷剤を入れることで11度C前後の水にしてバブリングで空気を常に送るようにした。9日程度で鳩胸状態になったら終了する。

2021年4月28日
から Mat Grimm
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さつまいもの蔓定植

 昨年よりも暖かいせいか、種苗店でのサツマイモの蔓苗がもう出回っている。売り切れており、次の入荷日を聞いて、4月27日に「土佐紅金時」の蔓50本を入手した。一番廉価な品種であったので選んだが、焼き芋には向かないようだ。安納芋は別の日に入荷するので少し購入するつもりである。別に鳴門金時のイモを埋めているがまだ発芽していない。畝を90m分用意してあるので、180本まで植えられる。7月までもし蔓が伸びてくれば、新芽を苗として利用できる。サツマイモ畝は3カ所を充ててあり、その内の一つは無肥料である。昨年、無肥料で栽培したが、イモの収量は1株当たり1個程度と低い。理由は草に負けたためか、無肥料のためと考えられる。粘土質ではあるが野菜跡の畝に10株ほどつくったがこちらの方が大きいイモが取れた。残りの2カ所は野菜跡と耕作放棄地跡で肥料をm2当たり窒素量で4g程度を施肥してある。購入苗はその日の朝に取られた蔓らしく、傷んでいないので、翌日まで一晩、萎れさせた。そして、朝、水の中で茎を少し、切り戻し2時間程度、水揚げした。天候は小雨がぱらつく絶好の曇りであり、株間50㎝で「船」植えの1条植えとした。蔓が長く、横にして植えられるので短直植えよりも船植えを選んだ。(4月28日)

夕方に入荷予定の安納芋の蔓を目当てに種苗店を訪問したが、その苗はかなり傷んでおり、購入を躊躇するものであった。店の人は人気の「紅はるか」を奨めた。こんな良い状態の紅はるかの苗はめずらしいというので、結局、安納芋をはるかに超えているという紅はるかの苗30本を購入した。明日は雨が本降りになるというので、今日の内に植えることにした。苗は弓なりになっており、かつ短いので短直植えにする。(4月28日)

今日は5月3日であるが、4月28日26㎜、29日33㎜と雨が降り、サツマイモの葉も緑のままであったが30日に陽が照ると一気に葉が萎れてしまった。すんなりと根付かせるのは難しい。5月1日はヒョウ混じりの雷雨となり、9㎜前後の雨が降った。2,3日と不安定な天候で今日は気温は低いが日射光は強い。サツマイモにとって、かなり厳しい天候ではないかと思うが枯れることはないと期待している。

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