グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2021年7月12日
から Mat Grimm
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コシヒカリの追肥

 6月20日に田植えし、3週間が経過した7月11日に2回目のコロガシ除草(横方向)を行う。出穂は8月16日なので7月11日は出穂前37日目となる。初期を抑えて寂しく作り、出穂前40-45日頃に本格的追肥を行うというのが「への字」稲作である。そこで少し遅いかもしれないが、コシヒカリのみ、反当り窒素成分2㎏相当の追肥を行う。具体的には醗酵鶏糞45㎏を水田No.5(5アール)に施肥する。田植え後に抑草のために米ぬか3袋をNo.5に散布している。これは窒素成分で1.2㎏に相当する。これは元肥になるかもしれないが、6月30日までに水入れの際に散布している。田植え直前の6月13日に元肥として醗酵鶏糞45㎏をNo.5に施肥し、耕耘している。そこで総計5.2㎏相当の窒素成分を与えている。これ以外に緑肥を田植え1月前に漉き込んでいるから、緑肥もゆっくりと窒素成分を供給する。イネの生涯に必要な肥料(窒素成分で反当り5㎏)を十分与えている計算になる。もし、これで過繁茂の草出来となり、イネが倒伏する時には元肥が多かったということになるだろう。あるいは、病気が出て、収量が少なくなれば、追肥が多すぎたということになる。

2021年7月8日
から Mat Grimm
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マクワウリ、ハニーデューメロン、スイカの収穫

田植えの頃は忙しくて野菜の世話が十分できずに雑草が生い茂り、2週間ぶりに見回ると草丈に隠れてたいていの野菜は光合成ができずに樹勢が衰える。このような取り扱いでもマクワウリやハニーデューメロン、スイカは黒マルチで畝の中央を覆ってやれば、なんとか生き延びてたくさんの実をつける。マクワウリもハニーデューメロンも糖度を競うほどの甘さはないが、暑さの中で喉を潤す果物として重宝する。スイカも含めて天候次第であるが大雨や長雨で根腐れしない限り、実をつける。そして、カラスなどの被害を受けない工夫が重要である。マクワウリ、ハニーデューメロンは十分熟してから収穫した方がおいしいが、大雨で樹勢が衰え、水に浸かって表面が割れたりする可能性があるので、大雨予報前の7月7日に実をつけているものから、それぞれ20個程度を収穫し、貯蔵・追熟させる。スイカはいつが取りごろか判断がむつかしいが、実のついている枝の同じ節から出ている蔓が枯れているかどうかなどいくつかポイントを見て、まず一個(サイズ直径約19㎝)を取って、中身を見る。切ってみると白い皮の部分が厚いが中央は十分赤く色づいており、試食するとおいしいスイカの味がする。皮の厚い品種かもしれない。種も黒いものと部分的に黒いものがあり、8割程度まで成熟していると思う。マクワウリは色が黄金色になったものを食べたが、いつものあっさりした甘さでジュースの具のひとつとして使える。ハニーデューメロンは切ったものを凍らせて、バナナジュースの材料として使う。ほのかにメロンの香り・甘さが加わるのでバナナジュースがおいしくなる。

2021年7月6日
から Mat Grimm
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サツマイモのツル取り・移植

 サツマイモの蔓を購入して4月28日に植付け、順調に生育しているが、梅雨で畝の溝に水が溜り、このままではイモの環境として湿度が高く、腐ってしまう可能性が高い。今年、ジャガイモを二畝つくり、地下水位の高い方の畝のイモが湿害のため、部分的に変色した。そこで、現在、もっとも地下水位の高い田に植えたサツマイモ畝での栽培リスクを考慮して、こちらの「紅はるか」の蔓を取って、別の畑に移植する。ひげ根のない新芽のある茎を取り、2-3時間取り置き、萎れさせる。その後、湿らせた新聞紙で根の周りを包み、一晩、置く。朝に水をはり、水の中で蔓の端を切り、十分、水を吸わせてから、畑に19株を定植する。畑には黒マルチでカバーしており、肥料は特に与えていない。今日は7月6日であり、秋遅くまで放置しておく。

2021年7月4日
から Mat Grimm
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ズッキーニの栽培まとめ

 ズッキーニは病気や虫にも強く、無農薬で作れ、毎日のように大きな実が収穫できる。食べきれないので産直にも出すが夏野菜として人気がある。今年は三種類のズッキーニ(緑のズッキーニを8株、黄のズッキーニを7株、ミニ・ズッキーニを少し遅れて、6株)を播種した。種まきや定植時期、数は表にしている。肥料はたっぷりと与えているが、1.5m幅の畝に株間の中央に醗酵鶏糞を1m当たり1㎏程度と過石(過リン酸石灰)を50gを割肥として、畝作りの際に埋め込んでいる。根が株間に伸びてから肥料を吸い上げるようにしている。定植の時期から考えると種まきはそれほど早くなくても支障はないと考えられる。収穫は6月1日から開始している。7月4日には緑のズッキーニがほぼ終了した。黄色とミニも勢いは衰えており、間もなく終了となるだろう。累積では全部で260本程度を収穫できた。収穫期間は三週間程度である。

種まき種まきポット数定植定植株数
緑ズッキーニ3月4日114月18日8
黄ズッキーニ4月1日64月22日5
ミニ・ズッキーニ5月2日95月17日7

2021年6月29日
から Mat Grimm
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コロガシ1回目

田植え後の除草は水田の表土を引っ掻くことで雑草の芽を浮き上がらせて行う。通常は田植え後、3-7日後に行う。人力の田車の代わりに刈り払い機に取り付け、カゴを回転させて水中の表土を削る「水草トリマー」を用いて除草を行う。今年は紐を使ってしかも尺一寸の幅を持って植えたので、少なくとも紐に沿って直線的に間隔を広めに苗が植えられた。だから、コロガシを行う上で苗を誤って、回転かごで傷つける可能性は低い。
 コロガシの目的の半分は補植である。腰に苗かごを取り付け、欠株や雑草の株を見つけると腰かごから取り出して植える。今日は谷田No.4の圃場のコロガシを行う。午前にトリマーの取り付けと除草を二時間弱行う。午後には2時から3時半までと4時から5時までの2.5時間、計4.5時間くらいで一回目のコロガシを行う。三時頃は最も暑くて、30度を超えていたと思うが、頭がぼーっとなったので中断して休憩をとった。トリマーは回転で土を引っ掻くのでエンジンの力で前に進もうとする。だから、トリマーの負荷というよりも、ぬかるみを歩くということで普通以上に疲れる。そして、苗の列の間隔が広がったので歩きやすく、トリマーのコースを取りやすくなっている。だが、紐と直角方向にトリマーを入れようとすると苗は直線的に植えられていないので、コース取りが難しい。来年への課題である。縦横のコロガシを2回行うことが推奨されているが、横方向はあきらめている。

2021年6月28日
から Mat Grimm
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キカラシの種取り

 6月11日に刈り取り後、ビニールハウスに束で収納していたキカラシの脱穀を今日、6月27日に行う。キカラシは長く放置すると莢が自然に割れて種が弾けて落ちる可能性もある。ハウス内の環境は雨でぬれることはないが、晴れた日には40度を超える高温となる。キカラシはすっかり枯れている。脱穀は皮手袋をして扱いてみたが、蕎麦に比べると手に莢が引っかかる感触よりも、乾燥した細い枝を折るような抵抗があるだけで、莢といっしょに枝も砕いてしまう。名前は知らないが、大きな金属の櫛の刃のような農具を借りて、手動でキカラシの束を櫛の歯で扱いて実を落としてみる。キカラシの莢だけでなく、実のついた細い枝全体が櫛の刃に引っ掛かり、壊れてしまう。そこで、次に長靴で束を踏んで莢を壊す。キカラシの束から莢が壊れて種が脱離する。結局、この方法で脱穀をする。そして、莢や小枝といっしょに種を収穫した。コメ袋で3つくらいとれた。そのほとんどは種ではなく、その殻や小枝である。種との選別は唐箕か手箕で風により選別するつもりである。午前と午後の1時間、合わせて4時間くらいの作業となる。

2021年6月26日
から Mat Grimm
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苗代後の整地・代掻き・田植え

 苗代周りに雑草が繁茂しているので草刈りをしようと思い、その苗代の排水路に沿って枝豆を栽培する計画があったことに思い至った。その排水路脇の用地はそのまま枝豆の種を植えても、雑草に負けてしまうだろうから、古マルチを張ることにする。そこでその部分はトラクタで表面を浅く耕耘する。トラクタを使うとついでに苗代も一緒に耕耘することにした。三本の短冊を一つの四辺形の区画に統合して、そこにクレナイモチを植えることにする。昨年は短冊をそのままにして幅1mの水田に田植えしたが、無駄が多い。三本の短冊の内側の畦の部分をトラクタでまず、平たく崩し、短い短冊の長さを揃えるために陸地の部分をトラクタで耕耘して、荒起こしをして土を砕いておく。トラクタ耕耘後に水を少し入れて管理機で代掻きをしようと管理機を苗代に入れたが管理機の車輪が代掻き用の鉄輪を持っていないのでゴムタイヤのままであったので、ぬかるみに入ると空回りし、動きが取れなくなった。そこで中止し、結局、人力で土の移動、均平、荒起こし、代掻きを鍬で行うことにする。土を砕いた部分の下にある固い底を耕盤というが耕盤の深さが均一であることが望ましいが、短冊と短冊の間の畦の部分や短い短冊を長い短冊に揃えるために延長した部分はその耕盤が浅くなっている。苗代の苗が残っている部分も十分耕耘できていないところがある。これらの部分を鍬で深く耕す。25日の夕方と26日の午前の前半を使って、鍬作業をした。天候が久しぶりの梅雨らしい曇りでそれほど暑くないのが幸いである。26日の午後から雨模様なので適度に代掻きを切り上げて、田植えをする。田植え紐を使い、ラジオを聴きながら、1時間程度で田植えを終了した。土が固い部分もあるが、耕さない不耕起栽培もあるくらいだから、そのまま、浅植えする。

2021年6月25日
から Mat Grimm
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サトイモ・スイカ畝の草刈り

 田植えの準備や実施にかまけている間に雑草がすごい勢いで成長し、サトイモやトマト・スイカがすっかり雑草に埋まった感がある。田植えも終わり、イネの除草が始まる前にこれらの雑草を刈ることにする。まず、刈払い機でサトイモ畝のサトイモの葉を目印にその周囲を遠回しに草を刈りはらう。サトイモの葉が小さい株は誤って雑草といっしょに刈りはらってしまう。刈りはらい機のガソリンタンクを満タンにすると2時間弱の連続作業となるがサトイモ畝全体を刈りはらうのに一回のタンク満タンでは終わらない。少し残ったが、次は鎌を使って、サトイモの株際まで雑草を手で刈る。畝全長を株元まで刈るとやはり2時間程度を費やした。
 サトイモとトマト、ナス、スイカは同じ圃場に並べて畝がある。たっぷりと肥料を施しているので、黒マルチをしているが、マルチの端やわずかの破れ目から雑草が茂っている。特にスイカ畝の隣はつるが張り出すので何も植えないで空けてある。その畝は雑草が背高く成長している。そこでこの雑草をまず刈りはらい機で二段切りにしながら、刈っていく。スイカ畝に近づくとやはり誤って半ば成長したスイカの玉を切ってしまう。15㎝程度まで成長しており、後で割って味見してみると色はほんのりピンクの白であるがすでに甘い味がする。スイカはカラスが好んで啄ばみにくるので、雑草があった方が目立たないかもしれない。スイカ畝を8本のポールを立て、防鳥糸で囲う。外側ループは低く、内側ループは高く防鳥糸を張って、カラスを防ぐ。カラスは近くに降りて、歩いて近づくので糸はカラスが歩いて近づくと触れる高さに張る。内側のループは直接、畝の中央に降りる場合に羽が触れる可能性があることを知らしめるために高くてもよい。カラスは羽が命なので糸があると決して触れないように避けるということである。

2021年6月22日
から Mat Grimm
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田植えのまとめ

 今年の田植えは18,19,20日の三日間で約1.2反を手植えした。人数は基本的には3-4人であるが、今年は手伝いもあり、最大8人になった。MHで言うと、13.5,10.75,17.2の計41.45MHであった。実働時間として初日は5時間、二日目3.5時間、三日目4.5時間であり、雨が降って制限されたものの、体力的に5時間が限界であった。三日目は1時間程度であったが4人の増員があり、午前中で田植えを終えることができ、人数の力をあらためて認識した。もし、一人でやろうとすると8日間くらいかかる計算になる。また、人数が多いと捗るので精神的に楽であるし、多人数だと互いのコミュニケーションの楽しみもでき、疲れを感じないというメリットもある。
 三日目はNo.5の圃場の田植え(コシヒカリ)を行ったが少な目の水で田植えをしたが、却って足を取られ、植えにくかったようである。植えた苗が水が少ないと穴が埋まらずに苗が倒れたり、その後の水入れで浮き苗になったりするものもある。田植えの水はやはり2-3㎝はあった方がよさそうである。田植え後には水を入れ、次の三日後の水入れまでの乾燥に備えた。
 21日、22日には補植と米ぬかを散布した。米ぬか散布は水を濁らせることで遮光し、雑草の成長を阻害するという。一方、緩効性の肥料ともなる。米ぬかは水入れに合わせて計10袋を両圃場に散布する予定である。

2021年6月18日
から Mat Grimm
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紐による田植え:初日

代掻き後、一日置いて今日18日に田植えを行う。稲作は二年目であるが、今年の新しい点は田植え紐を使った田植えと昨年は「にこまる」1品種であったが、「クレナイモチ」、「コシヒカリ」の2種を加えて、3品種に増やした点である。圃場は従前のNo.4(7.4a)、No.5(5.7a)の2区画であるが、土地の高低差が大きくて昨年は植えられなかった西側の部分を使えるように土を移動させ、低くしてあるので実質的に3aくらいは広がったと思う。
 昨年は田植え定規をつかって尺角植え(1尺正方)としたが定規を転がす方向がふらふらするので株間が一定せず、除草の際に狭いところでは道具がイネを倒してしまうことがあった。そこで今年は尺毎にマーキングのついた紐を使い、紐に沿って植える株間は1尺であるが、紐と隣の紐との間隔を98㎝(正しくは99㎝でした)として、3×尺1寸とする。つまり条間を尺1寸としてやや広げる。並木植えとなるが、さらに疎植となる。圃場は東西に長いので紐を東西に張り、目印にイボ竹を立てて、植え終わると紐を2人で持ち上げて移動させ、98㎝の間隔のポールに紐が沿うように杭を固定する。
 南側から植え始めたが最初の5列(5条)はもち米(クレナイモチ)を植える。30㎏程度の収穫を目指しているが、どれだけもち米を消費するかわからないので最初はこの程度とする。区別のために1条の空きを置いて、次から「にこまる」を植える。田植え紐による田植えは思ったよりも捗る気がする。田植え定規は道具を転がすので軽いとは言え、動きが制約されるが、紐の目印だけなので動きが自由である。ただ、前後の株間の目印は隣の紐とマーキングの位置を一直線に揃えることは難しい。だから、紐の長手方向には株がまっすぐそろっているが、90度の横から見ると株の並びはくねくねと曲がっている。これは紐のマーキングに頼っているためで、もし、マーキングのない紐で隣の株を見ながら同じ位置になるように植えれば、これも修正できるかもしれないが、ある程度、経験が必要かもしれない。
 苗の供給をどうするかが課題であったが、結局、昨年と同じコンテナに束ねないで苗取りした苗をそのまま、放り込み、これを畦からある程度の間隔を空けて植える場所に放り投げて着地させる。過不足ができるので、今年は腰かごを用意した。百均でちょうどよい大きさのソフトバスケットという紐付きのかごがあったのでこれを使う。あらかじめ苗を入れておき、足りなくなると腰かごの苗を植える。苗は1本か2本の浅植えである。午前中、7時から苗取りから始めて11時まででほぼNo.4の半分弱を3人で植え、午後は14時から15時半まで3人で田植えをし、No.4の6割程度を終えた。小雨が時々降る天候で余り日差しはつよくないがカッパを着ると、蒸暑くなる。取ると、雨に濡れるので長くできない。梅雨らしい天候である。

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