グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2021年11月8日
から Mat Grimm
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小麦の準備

  昨年、パン用に「ミナミノカオリ」を初めて栽培し、小麦を収穫したのであるが、大半が乾燥して袋詰めのままになっている。製粉の確認だけ行い、市販の小麦粉に混ぜてパン焼きしたが、100%自家麦で焼いていない。だから、この品種でよいのか迷うところであるが、栽培技術を高めるため、今年も作ることにする。施肥量として、昨年は窒素成分で反当り5㎏を投入したが、麦の生育は圃場全体で均一でなく、青さにもばらつきがあった。小麦はコメと違って、灌漑用水から栄養をとれないので施肥がすべてである。収量は多肥(窒素6.7㎏)にすると増えるようである。倒れても困るが、今年は肥料を増やす。昨年は畝幅1.5mに対して4条としたが、通常ドリル播きでは6条であり、今年は条間を30㎝から20㎝に狭め、5条にしようと思う。昨年は手で数粒づつ、点播きにしたが、とても時間がかかった(3日間)ので、中古の手押し種まき器を探している。ヤフオクにでているのだが、使えるかどうかの判断がむつかしい。小麦用に対応しているかどうか情報が少ないのである。うまく見つかれば、使いたい。手でやっても知れているので、こだわらない。また、圃場の中央に排水用の溝を設ける。圃場の畦脇には排水溝をつくるが、中央にも設けることで排水を良くしたい。トラクタも中古だが新しくして、耕耘も水平にできるようになっている。麦刈り後、自走式草刈り機で草刈りしただけであったが、まず、この状態で1回目はトラクタでやや浅く耕耘したが、細かく見ると、小さい凹凸が見られる。これはロータリーのカバーの高さ、PTO回転数、走行速度、耕耘深さの関係で掘り起こした土がカバーの内側に十分、溜まらず、後方への土の供給が不十分なためである。そこで、施肥後の2回目の耕耘は走行速度を下げないで、PTO回転数を上げ、カバーの高さをやや下げることで均一に平にすることができた。PTOの逆回転も使ってみた。圃場の枕地は畦側から中央に向かって耕耘する際、土を畦側にはね上げるのでどうしても土が畦側に盛り上がってしまう。これを解消するには畦際でローターを逆回転して、土を畦の反対方向に跳ねることで土を圃場の内側に移動させることができる。これを使ってみたが、スコップで移動させることに比べれば、本当に楽である。昨年の種まきは11月18日であり、次の課題は5条の種まきを条間を正確にかつ、効率よく行うことである。

2021年11月5日
から Mat Grimm
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ソラマメ、スナップエンドウの種まき

  連作を避けるために、昨年の玉ネギ跡にソラマメ、エンドウを栽培する。肥料は窒素成分で反当り15㎏相当の鶏糞を散布してから、トラクタで耕耘する。畝幅は1.5m程度と広い。ここに古マルチを張って、1条株間50㎝で種を植えていく。植穴はスイカの古マルチなので、1mの株間で開いている。中間に植穴を追加し、ソラマメは一粒ずつ、お歯黒を下にして3㎝くらい埋める。ソラマメはお多福という品種が中心だが、自家種で2-3年経っており、交雑しているかもしれない。エンドウは今年は購入した種を使う。自家種を使っていたが、さやつきで食べるものという指定があり、スナップエンドウを選択した。ソラマメもスナップエンドウも春の季節を感じる野菜で毎年、作っている。ソラマメもエンドウも樹が倒れやすく、紐で囲って、支える必要がある。20mの畝にそれぞれ、22本、18本を植えた。発芽するとカラスがつついて芽のついた豆を掘り出すので、昨年はやり直した経緯があり、今年は最初から防鳥糸を張り、近づけないようにする。(11月5日)

2021年11月3日
から Mat Grimm
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クルミの収穫とその苗木

  鬼ぐるみの苗木を植えたのは2015か16年頃だと思うが、いつの間にか、2mを超え、クルミの実がなり、そのまま落ちていたが食べられるとは気づかなかった。拾ったクルミの実を割って、中身を取り出そうとしたが、ペンチで割ろうとしてもつぶれてしまう。クルミの殻は複雑な小部屋で仕切られており、その隙間にある実は売られているクルミの実とは別物に見えた。しかし、鬼ぐるみの樹はクルミの実を取るのに適しているということを聞き、調べると、クルミの実を熱して、割るという。昨年は拾ったクルミを洗い、卓上ガスコンロを使って、加熱するとクルミが合わせ目で少し、開いてくる。まるでハマグリなど二枚貝のように少し開いたら、そこに刃を入れてこじ開けると奇麗に二つに割れる。そして、楊枝などでつついてクルミの実を取りだす。このようにして取り出したクルミのかけらを集めて、パンに入れたり、料理に使ったりした。今年も、11月になって、夏草が枯れて、下草を整理する時期となり、クルミの実を集めた。籠一杯収穫できた。食パンを焼いているが少し、クルミを混ぜると独特の風味が出て、おいしくなる。これも楽しみである。
  クルミを拾い集めていて、樹の下にクルミと思われる苗樹が見つかった。良く見ると、2本見つかった。古い実なのかどうか不明だが、樹の下は雑草が積み重なり、腐葉土になっていてふかふかの状態で発芽に適した土となっている。クルミの苗木を大きめの鉢に移植して機会があれば分けたいと思う。

11月6日にクルミを加熱して殻を割った。今年は拾ったクルミの3割程度が水が浸入していて、不良品であった。殻を鉄のヘラで隙間に差し込んで、広げ、2つに開いた。この後は料理人に渡せば、取り出して調理してくれる。

2021年10月28日
から Mat Grimm
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花壇用花の種まき

  昨年から花の苗を買うだけでなく、種からも育てているが意外と難しい。千葉に住んでいた頃、近所に毎年のようにパンジーやビオラをプランターやハンギングバスケットで家のフェンスや入り口を飾っている人がいたが、その人は自家種を取って咲かせているという。昨年はパンジーの種を購入して、発芽した苗が20本以下で結局定植した苗は10本程度であった。花壇や植え場所を用意するのに時間がかかり、定植までに枯れた苗も多かった。しかし、地植えすると苗は勢いを取り戻し、貧弱な苗からしっかりと成長し、美しい花を見せてくれた。ビオラも同様で苗は貧弱であったが、花壇に植えると、大株に成長して、見事に長く咲いて楽しませてくれた。しかし、それらの種を取ることを失念したのは残念である。
  稲や野菜に時間を取られてしまい、もうパンジーやビオラ、ストックなどは苗が出回っているこの時期に、種を購入して播種する。パンジーやビオラは種が小さく、ポットに種まきするには数が多く、場所をとるので昨年はイネの苗箱に種まき用土を入れ、そこに種を播いて発芽を待った。しかし、発芽までは適切に湿度を保つ必要があり、苗箱は薄いのですぐ乾いてしまう。そこで今回は発砲スチロールの箱を使い、そこに種まき用土よりもさらに細かいバーミキュラという軽くて栄養分のない人口物のような土を入れて播種する。そして、スチロールの箱の底に千枚通しで細い穴を4-6か所開けて、排水する。これを挿し木に使って、うまくいったので適用してみる。意外に保湿が簡単にできる。排水の穴のサイズが小さいからか、いつまでも乾燥しない。ピートバンというおが屑(?)を固めて厚紙にしたものの上に種を播いて、水を浸水させて発芽させる方法をトルコ桔梗に試みたが、湿度管理に失敗してカビが生えて発芽しなかった。トルコ桔梗は発芽までに1ケ月近くかかるので、部屋の中に置いていたのだが、カビてしまった。パンジー、ビオラの発芽温度は15-20℃なので屋外でも十分である。発芽までの日数はパンジー、ビオラは15日である。(10月28日)

2021年10月26日
から Mat Grimm
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さといもの収穫

  昨年のさといも作りは失敗で子芋がほとんどなく、親芋もそれほど成長していなかった。それは葉を見ると明らかに数も大きさも色も不十分で勢いがなく、結果として光合成量が少なく、イモに栄養が届いていない。肥料はたっぷり、条間に割肥として施しているが、雑草に取られたようであった。
  そこで今年は肥料は条間ではなく、株間に与え、条間には黒マルチで雑草を抑制し、夏の乾燥期に用水路から水を引き、湿地の環境に近くなるように配慮した。その結果、外観は昨年に比べると、大きく成長しているようであった。しかし、9月22日で用水の放流は終わるのでそれ以降は天水のみなので乾燥気味でやや勢いがなくなったように思う。
  産直では10月初めからサトイモが出回っていたが、稲刈りなどで忙しいので収穫がこの時期になってしまった。まず、セレベス4株、海老芋2株を掘ってみる。昨年に比べるとイモは大きく、子芋もたくさん取れた。近所で栽培されているサトイモの葉を見ると、とてつもなく大きくなっており、私のサトイモの葉はまだまだ小さい。除草が不十分なのかもしれない。海老芋はセレベスに比べると葉が小さく、この時期には枯れてしまったものもある。掘ると、イモはあるのだが、もしかしたら、収穫時期がもっと早いのかもしれない。
  イモを家内に料理してもらい、酢味噌で合えていただいたが、初物であり、季節の味としておいしい。イモが残るようであれば、今年は種イモとして保存してみたいと考えている。(10月26日)

2021年10月25日
から Mat Grimm
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秋の収穫いろいろ

  この時期は栗やサツマイモ、落花生、銀杏、クルミ、柿や梨などさまざまな秋の実りを堪能する楽しい季節となる。イネ刈りの続きであるが、コシヒカリを5畝、ニコマルを7畝、クレナイモチ1畝を作ったのであるが、クレナイモチは量がすくないので乾燥・籾摺りをいつもの外注以外の方法を探していたが解決できないでいた。私のいとこは地元でコメつくりを兼業として若いころからやっており、乾燥・籾摺り設備をもっているので相談したが、乾燥装置は大型で少量をやったことはなく、もち米は作っておらず、装置にもち米が混じると掃除が大変。もち米を作っている別の親類に問い合わせしてもらい、そこでは今年はもう間に合わないがタイミングが合えば、籾摺りをやってもらえそうであった。
  万事休す。結局、いつもの乾燥・籾摺りをお願いしている業者に泣きついて、少量だが、やってもらうことにした。時期的にはほぼシーズンも終わり頃なので、受け入れてもらえたのかもしれない。もち米の玄米として58㎏が取れた。我が家の消費量とすれば、数kgもあればよいのでこの量でも多すぎる。来年はどうするか迷うところである。近所に住む妹夫婦は餅つき機をもっており、もち米を入れれば、餅つきまで自動でできるので、普通の白餅だけでなく、ノリやエビ味のモチを作り、角切りにして長く楽しんでいる。私も今年はいろいろ試してみたいと思う。
  サツマイモは「土佐紅金時」、「紅はるか」、「鳴門金時」を栽培したが、イモの太りは土佐紅金時の成長が早く、太いイモがたくさん取れている。いわゆるホクホク系の味なので、天ぷらや大学イモ、イモケンピなどにしていただいている。焼き芋はネットリした「紅はるか」が向いているが、成長が遅く、時々試し掘りするが細いイモが少し取れるだけなので、まだ畑においてある。近所のNさんは5種類のイモを作り、どれが一番か、聞いたところ、「シルキィースイート」だという。ホクホク系では「紅あずま」だという。その両方のサンプルをいただいたので早速、焼き芋にしていただいた。シルキィスイートは 皮を剥くと明らかに濃い金色でねっとりとして本当においしい。焼き芋として確かに最高の部類である。安納芋より、味が濃いかもしれない。一般的には鳴門金時が有名であるが蔓の苗が出回っていなかったので食材として購入したイモを畑に埋めて、発芽したものが少量であるが蔓葉を茂らせている。試し掘りするほど量がないのでまだ掘っていない。いろいろ作り比べてみるのも楽しい。
  香川県は阿讃山脈で太平洋側からの気流が遮られ、温暖で乾燥した気候であり、柑橘類には向いているが、リンゴやサクランボなどの寒冷地の果物は余り見かけない。それでも、リンゴの樹にあこがれがあり、「富士」とその受粉用品種をそれぞれ1本植えている。虫が付きやすく、1年経っても余り成長していない。なんとか、ふんだんに取れるとリンゴジュースで楽しみたいと思う。
  落花生は昨年とれたものを植えて、22日に今年初めて収穫した。今年は雨が少なく、乾燥して葉が黄色く部分的に枯れている。カチカチの土を掘り返し、落花生を引き抜き、裏返して、実を取る。8株くらいでザル一杯くらいになる。茹でて、早速、いただく。栗ともサツマイモとも異なる味で、それほど特別な味がするわけではないが、癖になり、止められない。千葉に住んでいた頃はこの時期にはおやつに茹でピーナッツは産直で手に入る。ピーナッツバター、ピーナッツ味噌は純粋なものが普通に手に入る。「おおまさり」という大柄な品種は茹で落花生用に開発された品種であり、大きくておいしい。「半立ち」はいわゆる煎り落花生の大きさであり、茹でて食べるには小さいので、物足りない。落花生はカラスの好物なので、防鳥糸を張っていたのを収穫のために撤去すると早速、つつかれて樹の根本が掘り返されてしまう。スイカやそらまめ、イチゴ、ぶどう、イチジクなどカラスには本当に困ってしまう。
  柿、梨も苗木を畑に植えてある。いつか、収穫できるであろう。最近、TVで「ポポー」という北米産の樹木(果物)があることを知った。塾してから、食べられる期間が短いので一般には出回っていないそうだが是非、作ってみたいと考えている。ポポー以外にもおいしい果物がたくさんある。適した土地があれば、たくさんの品種を植えてみたいと思う。

2021年10月22日
から Mat Grimm
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からし菜の種とり:風選

  稲作の緑肥として「からし菜」を春先に栽培する。これまで種を購入していたが、今年は別途、種取用に栽培した。6月11日に刈り取り、27日に足踏みで脱穀し、種と莢の混合物をコメ袋3袋に保管していたが、やっと時間ができたので、この機会に種を混合物から選別する。まず、箕に莢や茎などの混合物を移し、箕を上下に揺動させ、風で軽い莢などを飛ばし、実を残す。ある程度、選別したものを次に種が通過する「ふるい」に掛けると9割以上が種の混合物が得られる。さらに箕に移して風選するとほぼ種のみになる。これを繰り返して3袋を風選により、種に選別した。重量で4.6㎏くらいを得た。3㎏くらい播種していたので、十分な量である。これで一応、緑肥も自給できる目途がついた。種取用に栽培したからし菜はとても大きく成長したが、緑肥として播種したからし菜は発芽率も低く、枝葉も貧弱であった。畝作り、点播き、鎮圧などに違いがあるかもしれない。来年は緑肥の種播きを工夫したいと思う。またからし菜は「粒マスタード」にして食べられるのではないかと思う。これもちいさな楽しみである。(21年10月21日)

2021年10月16日
から Mat Grimm
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ニコマル、クレナイモチの収穫

  稲刈り時期の判断基準は籾の黄化程度であるが、十分といえば十分であり、まだといえばまだとも言える。遅い穂はまだ登熟段階にある。積算温度や水分率などを参考にしたいがまだ理解していない。ヒノヒカリより、3日から7日遅いことから、10日ー14日となるが 昨年は雨で田の乾燥を待って10月16日に稲刈りを行なった 。今年は雨が少なく、田表は乾いている。明日から天気は下り坂になるので、今日15日に行う。圃場の角はコンバインの方向転換のために予め、イネを手刈りしてスペースを空けておく。前日にその75%くらい済ませておいた。そして当日の朝は気温が低く、朝露がしっかり籾についていたので、露払いをすることにした。2人で圃場の対抗する両畦に立ってロープを持ち、畦に沿って歩き、ロープで稲穂を軽くしごきながら、圃場全体を掃引する。これで朝露の乾燥が促進されるという。8時頃に露払いし、10時頃からコンバインで稲刈りを開始した。今年は同じ圃場にニコマルとクレナイモチ(もち米)を植えており、まず量の多い、ニコマルから稲刈りをする。特に問題もなく、12時半に終了した。畦際は30㎝以上は隔離しておいた方が良い。コンバインの本体の凸部が高い畦にぶつかる可能性がある。ニコマルの耕作面積は約7畝であり、コンバインの袋で20.5袋の収穫であった。早速、予約している乾燥籾摺り業者に持ち込み、翌日に玄米を受け取る。クレナイモチは量が少ないので、乾燥籾摺り業者には頼れない。とりあえず、残りの時間でコンバインで収穫する。そして、苗代跡にも少し、植えてあり、こちらは区画が狭いのでコンバインでは効率が悪い。そこで手で刈り取って、コンバインの脱穀機能を使って、脱穀する。籾袋で4袋くらい収穫できた。(10月15日)
  翌日、玄米を受け取る。ニコマルは6.45俵(387㎏)を得た。これは反当たりにすると9.2俵に相当する。反当たり10俵取れるとコメつくりとして一人前らしいが無農薬では到達できないレベルといわれている。しかし、それに近い数値である。豊作と言ってよいが、コシヒカリは出穂頃に台風の風を受けたが、ニコマルは特に台風の影響はほとんどない。天候も9月中旬から10月中旬まで晴れた日が多い。まだ食べていないが、味が楽しみである。(10月16日)

クレナイモチの手刈りイネをコンバインで脱穀

2021年10月8日
から Mat Grimm
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ほうれん草種まき

  ほうれん草は暑さに弱いので9月の種まきは避けていたが、いつの間にか10月も中旬に近くなり、慌てて種まきをする。発芽適温は15-20℃である。ほうれん草の畝は施肥して寝かしていた。種まき前にもう一度、砕土の耕耘を行う。中古であるが、水平維持機構やPTO逆回転機能の付いたトラクタに更新したので、その試運転も兼ねて、行う。結果として、水平維持機構を使って耕耘したが、少し、波打っており、高低差は是正されるものの完全ではないと思う。まだ使いこなせていないので、いろいろ試しながら見極めたいと思う。ほうれん草畝10mに対して、半分の5mに播種した。3条の筋蒔きで株間3-5㎝となるように種まきしたが、所々、2-3粒が密集して落ちたところもある。発芽までは乾燥しないように潅水するつもり。施肥は窒素成分で15kg/10aで半量を元肥として漉き込むが、醗酵鶏糞で5.6kg/10m畝に相当するが、5㎏位を入れてある。(2021年10月8日)

2021年10月7日
から Mat Grimm
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黒マルチはがしとニコマル稲刈り前

  カボチャ、スイカ、トマト、メロンなど夏野菜を作った畝に張った黒マルチを撤去する。夏野菜を取り終えたらすぐ、黒マルチを撤去すべきであるが、夏草の勢いがすごくて、畦の草刈りだけでせいいっぱいで黒マルチ除去まで余裕がなかった。自走式草刈り機を借りて畦草刈りが早く終わるようになって、夏野菜畝の後始末までできるようになった。8月末に自走式で畦の草刈りを行い、野菜畝の黒マルチ撤去のチャンスはあったが、秋冬野菜の準備が迫っており、先延ばしにした。約一月後の9月末の畦草刈りの際には、黒マルチ畝も一部、自走式草刈り機でその上を草刈りしてみた。自走式草刈り機の車輪は鉄製なので、マルチを破る可能性がある。そこでエンジン式の刈払い機で黒マルチ畝を覆っている草を刈りはらうべきである。手間から言えば、自走式草刈り機で黒マルチの上も除草した方が早いし、結論から言えば、マルチの傷もほとんどなかった。刈り払い機でやっても、疲れてくると手元が狂ってマルチを破いてしまう。次回から、すべて自走式草刈り機でマルチの上も除草しようと思う。
  黒マルチ撤去は鍬で土を被せた箇所を今度は掘り返して、マルチの上の土を払い落す。その時に雑草が黒マルチの端に生えて、黒マルチを半分挟んだ状態で成長している。鍬で雑草のみを掘り返して、黒マルチから分離する。この作業をマルチの両側に対して行う。最初は15mくらいで2時間位掛かったが、25mー35mくらいを2時間ではがせるまでになった。
  古マルチは3回くらい使えるらしいが、私はうまく撤去できたものを2回使っている。黒マルチをはがすと、その下の土が湿っていて、かつ土が柔らかく、耕耘した状態を保っていることに驚く。野菜に対してベストな環境を提供できることが判る。しかし、黒マルチの上は夏には高温となるので焼けてしまうこともある。冬には土の温度を高くするので成長を促進する。黒マルチはうまく使うと成長を促進できる。


  ニコマル稲刈り前

  ニコマルの収穫時期は籾の黄化状態(80%以上)を見て判断するという。コシヒカリの時は十分黄化してから、刈り取ったが玄米を見ると青コメが少し混じっていた。昨年は10月16日に刈り取りを行った。昨年に比べると、イネ全体の緑色が薄いように思う。今年は9月22日以来、ほぼ2週間雨が降らず、ため池の放流もないので田は乾燥している。其のためか、イネも乾燥しているのではないだろうか。10月4日に用水路にすこし流れている水(放流時の1%以下?)を引いて導水を試みた。すると、水口側から、水尻側に向かって半分くらいまでは水が行き渡ることが判った。しかし、水尻側まで達せずに隣の田の畦際に漏れていることが判った。それまで乾燥していた畦際の排水溝に水が沁みだして流れるようになっている。しかし、どこから漏れているかわからない。6日に導水を止めて、稲刈りに備えることにした。もう少し、早く気づいて、水を入れていれば登熟にプラスしたのではと思う。ニコマルの出来は刈り取ってみないとわからないが、台風の襲来もなく、順調に来ている。

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