グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2022年5月21日
から Mat Grimm
0件のコメント

イネの育苗;箱苗

 今日は田植え機用の育苗箱に種まきを行った。田植えを6月22日に予定し、そこから30日くらい前に種まきする。機械植えでは通常、20日苗と言われる稚苗であるが、できるだけ大苗にして植えようと思う。以前に「田んぼの会」という市民サークルで不耕起栽培を勉強したことがあるが、その時の経験では18㎝くらいの5葉苗を機械植えしていたので、手持ちの田植え機でも機械植えできるのではないかと思う。そこで5葉苗ではなく、4.5葉期ぐらいの苗を作ろうと思い、33日前の21日に種まきした。苗を徒長させないように育苗したい。また、「田んぼの会」の経験であるが、箱苗では通常箱当たりに150gから200gの種を播くが、3葉期を過ぎると籾の外から栄養を吸収するので通常の播種密度では不足する。最大でも70gくらいという。それでも栄養不足となるため、水を張った田に移し、プール育苗をしていた。しかも、一時的に液肥を掛けたりしていた。箱苗の育苗は初めてなので、経験者に聞いて箱の下に紙を敷いてその上に培土を入れる。紙は発芽したイネの根が箱の穴から根を張り、密着してしまうのを防ぐ。培土は栄養分を含んだ土で高温殺菌してあるという。JAから購入した。一定の深さまで土を入れるためのならし板を使うが、簡単な構造なのでべニア板で自作した。少しの深さの違いで使用する土の量が異なるので、買った方が安心できる。種籾は塩水選・温湯消毒・浸種を行い、冷蔵庫に保管していたのを前日に取り出し、新聞紙の上で乾燥させていたものを70gずつ小分けして20袋に入れている。土を入れた箱を苗床に並べ、まず、十分に潅水する。箱当たり0.7-1Lの水を潅水するとあるから、水道水をシャワーで3回に散水し、表面に水が溜まるくらいまで十分に潅水した。しかし、それでも箱を持ち上げると箱の裏側には水が透水していない。培土が表面近くで吸水しているようだ。種は70gずつ取り出し、箱単位で手で播いていく。できるだけ、密度を均一に播いていくが、これはかなり神経を使う。20箱で1時間くらい要した。覆土には同じ土をつかうが、フルイを使い、通しながら覆土すると比較的均一に覆土できる。その上から軽く潅水する。そして、最後にシルバーポリでトンネルを作り保温する。シルバーポリは発芽するまで開放せずに保温する。1週間で発芽し、その後は温度を30℃以下に保ち、水をやりすぎないで徒長を防ぐ。3週間くらいで3葉期となるので、その後、水田に移すが初めてなので、どきどきの毎日となるだろう。4aくらいを機械植えする。

2022年5月19日
から Mat Grimm
0件のコメント

イネの育苗;苗代

 今年のイネ作りは従来の手植え(5.5葉苗、35日苗)に加えて、田植え機による移植も計画している。加齢とともに手植えが体力的に難しくなってくるだろう。古い田植え機があるので、なんとか利用できないかと思う。手持ちの田植え機は標準的な稚苗(20日苗、3葉苗)を密植(坪当たり50~70株)する仕様である。稚苗なので深水にできず、ヒエが生えやすい。密植なので、日当たりや肥料が一株当たり少なくなり、株の成長は限定的であるが株数で多収穫となると言われている。本当にそうか実際に作ってみたいと思う。栽培規模が大きくなると機械植えは必須であろう。
 手植え苗はいつでも水を入れられ、排水も容易な場所に苗代をつくり、籾を播く。塩水選・温湯消毒、浸種開始を5月3日に行い、5月10日に終了した「ニコマル」を冷蔵庫の野菜室(5℃)にいれて播種まで保存する。鳩胸状態になったかどうか自信はないが、1週間で浸種を終え、冷蔵庫にいれ、播種の前日に取り出す。塩水選ではうるち米に対しては比重1.14、もち米に対しては1.08くらいで選別した。もち米は最初1.10で選別したが、浮く籾の量が多いので、水を入れて薄めた。温湯消毒については水20Lくらいを寸胴に入れ、卓上コンロで60℃に温めるのであるが、時間が40分程度かかる。そこで塩水選に取り掛かる時にコンロに火を入れる。そうするとちょうど、良い。そして、塩水選後の籾を水洗いして、62℃になったお湯に籾袋を入れて、数回上下させると水温が60℃くらいに下がる。コンロの火を入れたり、切ったりしながら、10分間、60℃前後のお湯で消毒をする。65℃で消毒をするという方法もあるくらいだから、58-62℃の範囲にあれば良しとする。58℃まで下がると60℃にするのに3-4分かかるので消毒効果に影響するかもしれない。10分経過すると用意した冷水に浸し、揺すって籾の温度を下げる。次に浸種に移る。浸種は10℃~14℃の水に7日間~9日間つける。水道水を発砲スチロールの箱に入れるが水道水の温度が高いので、冷やした保冷剤を入れて温度を制御する。時々、水温を見て、保冷剤を取り換える。15℃になることもあった。5月15日に種まきである。14日に冷蔵庫(5℃野菜室)から籾を取り出し、必要量を新聞紙の上で乾燥させておく。
  苗代の準備を5月3日頃から開始した。乾田状態でよく耕す必要がある。苗代の予定地で鍬で耕すと固い土の状態が残っていると短冊をうまく作れない。水を入れて代掻きするときに流動性の高いドロドロの土を作り、高さを一定にした短冊を作る。結局、乾田の時にトラクタで一定の深さまで細かく土を砕いておく。水が漏れないように畦波板を畦に沿って埋め込む。今回、学習したことは畦波板を埋め込んだ後、その波板の際を乾いた状態で土を踏んでしっかり固めておくべきである。その後、水を入れたときにいくら踏んでも固くしまらないからである。この溝の部分が柔らかいと歩くときに足を取られる。畦波板を設置後にいよいよ水をいれて、代掻きをする。入れる水の量は土が見えるくらいで止めておく。耕して水と混ざると流動性が高まり、全面、水に隠れるくらいになる。代掻きは短冊を作るので鍬で行う。今回は3回くらい代掻きをした。代掻きは何回やってもやりすぎることはないという。そのたびに短冊の高さを揃えたり、幅や直線性を出したりと細かく形状を調整する。今回は3本の短冊を作ったが、2本は手植え用で残りの1本は機械植え用の苗箱をプール育苗するときに使用する。2本の短冊を先に種まきするので、高さを揃えて作る。今年はレーキを使って、何回も表面を軽く削るようにぐるぐると巡らせて、表面の凹凸をなくして、高さを揃えた。種まきの3日前には水を抜いて、短冊を乾燥させる。今年は2日前まで雨が降って、乾燥が不十分である。
 5月15日に前日に冷蔵庫から取り出し、新聞紙の上で乾燥させてあった籾を2合ずつ、小分けして袋にいれておく。短冊の1坪(幅1.1m長さ3mに相当)当たりに2合の籾を播く。9m2本の短冊をつくってあり、都合12合のニコマルの籾を播種する。反当たり8合の籾なので、短冊2本で1.5反分の苗をつくる。苗1本植えだと苗が余るが2本植えすると足りないかもしれない。籾の播種の後、土ぼかしを散布する。これもあらかじめ、1.5㎏ずつ小分けする。そして短冊3mに1.5㎏を散布する。そして、その上から、籾が見えない程度にもみ殻燻炭を被せる。フルイを使うと厚みを均等に散布できる。その後、板を使い、鎮圧する。体重を掛けて、土と籾を密着させる。これで土の水分が籾に吸収される。これで播種は終了であるが、風が強い日や寒い日があると籾が吹き寄せられることも過去にあり、寒冷紗でトンネルを作ることにした。トンネルの支持棒の外側に包丁で短冊の土に切り込みを入れ、そこにカンレイシャの端を押し込んでトンネルを固定する。5日位で発芽するはずである。

2022年5月12日
から Mat Grimm
1件のコメント

ビーツの収穫

 ビーツはここ瀬戸内地域ではほとんどのスーパーでも見かけない野菜である。しかし、作ってみると発芽率は低いが虫もつかず、無農薬でできる。最近は春秋と2回つくっている。濃い赤色で料理するといっしょに合わせたものも赤くなる。なんでも赤く染めてしまうが、ほんのりと甘く、やさしい味がする。産直でも珍しいのかたくさんは売れないが、市場には出回らないので値崩れすることもない。発芽適温は10~25℃で春まきでは寒いくらいの時期に種を播く。今年は2月18日に播種して、寒冷紗でトンネルを作る。その頃は最高温度でも10℃未満なので霜対策になる。収穫までに60~80日というが今は5月9日なので80日相当である。今回は土壌にもみ殻堆肥をたっぷりと入れて粘土質の土をサクサクとした柔らかい土にした。これが功を奏したのか、葉も大きく成長し、株もどんどん成長している。昨年の同時期よりはうまくできている。単なる天候の巡り合わせかもしれないが。(5月11日)

2022年5月7日
から Mat Grimm
0件のコメント

長いもの植付

 行き付けの種苗店で見かけ、衝動買いした「長いも」の植付を連休の5月3日に行った。昼前の1時間程度で行った。あらかじめ、YouTubeで2つほど植付の方法を確認したが、種イモの置き方に違いがあり、迷ったが結局、種苗店からもらったチラシにしたがって、行った。
 以前、TVの里山開拓番組で長いもの植付を見て、興味を持った。そこではパイプの中にイモが成長していくので、収穫時に深く土を掘ったりする必要がなく、合理的な方法だと感心した。しかし、本当にうまく、イモがパイプに入っていくか疑問が残る。
 このパイプはクレバーパイプといい、これまた、行き付けの農家の店で見かけて、イモの数だけ5個購入した。自然薯用と長いも用と区別があり、長さに違いがある。1m前後の長いも用を選んだ。このパイプの片方の切り口は手を開いた様な受けが設けてあり、根が伸びていくとパイプに入っていくような形状をしている。
 パイプを少し、傾斜させておくと、株間30㎝くらいでもパイプは干渉しない。30~40㎝の深さに溝を掘り、その溝に5本を一部重なりながら、置いていくが50㎝くらいの株間をとると、それぞれが独立して収納できる。パイプの中には8割くらいの土を入れてある。土は真砂土が良さそうであり、そのような土質の畑を選んでいる。そして、水はけを良くするため、かなり高畝にした。
 このパイプの受けの真ん中に案内棒を立て、15㎝と20㎝の高さの位置にマーキングして、土を15㎝まで被せて、そこに種イモをその芽が案内棒に接するように置き、その上から20㎝の位置まで土を被せる。したがって、かなり、高畝になる。水が溜まるのを防ぐため、畝に白黒のマルチをするという指導書もあるが、そのようなマルチを持っていないのでその点を留意しておく。
 芽が出たら、キュウリネットでも張って、つるを伸ばす必要がある。昨年はイチョウイモを植えたが、放置していたので、地面に茎葉が雑草に混じってどれだか分らない状態で、秋になり、掘ってみるとほとんど成長していないイモを発見した。今年は少し、期待したいが余り手を掛けられない。キュウリネットだけはしようと思う。(5月7日)

2022年5月5日
から Mat Grimm
0件のコメント

とうもろこしの定植

 ゴールデンウイークは晴れが続いており、毎日、農作業で忙しい。いつの間にか、連休も終わりが近い。今日は朝から、とうもろこしの定植を行った(5月5日)。昨年はとうもろこしを初めて作ったが、実が入らず、失敗であった。外観も貧弱で茎葉も乾いて勢いがなかった。
 今年は必要時に水を入れられる水田用地に植える。そして、比較的水はけのよい低地側の畦横の畝に植える。株間50㎝で2条植えとして、123株を植え付けた。苗は150ポットに種を播き(4月9日)、123株が発芽し、生育した。8割程度の発芽率であり、良好である。1株に1個のとうきびの収穫を期待したい。肥料は鶏糞45㎏を40m長、3m幅の畝に全層に漉き込んである。2条植えは受粉の確率上昇を考慮している。1dLの種を購入したが、まだ半分以上は残っており、種量の把握が難しい。恐らく30mLで十分であろう。

2022年4月29日
から Mat Grimm
0件のコメント

長ネギの定植

昨年、10月28日に種まきしていた「石倉一本ネギ」の定植を行った(4月27日)。7mlの種を1.3平方メートルの狭いスペースに6,7本の横筋をつけ、種まきし、その後、草に負けないように時々除草していたが、10㎝以上になってきたので、定植することにした。約10m長の畝を用意し、2条植えとして、中央に鶏糞を割り込んだ。窒素成分で20㎏/反くらい必要というので、10m長で鶏糞1袋15kgを埋め込んだ。10㎝前後の株間で苗を浅く掘った筋に苗を並べて土を掛けただけである。昨年は九条ネギを植えたが鍋料理には適さないことが判り、冬の間中、残念な思いをした。秋播きの「石倉一本ネギ」の他に「大地の響き」という太ネギも2月28日に春まきしてある。これも発芽してそれなりに大きくなっており、必ずしも秋播きする必要もなさそうである。長ネギは鍋だけでなく、いろんな料理に使えるので目立たないが欠かせない食材である。また、ウリ類のコンパニオンプランツとして、虫除けになるというので一緒に植えてみようと考えている。7mlで500本以上の苗ができており、今回は210本を定植したが、残りをウリ類の根元に植えてみようと思う。

2022年4月15日
から Mat Grimm
0件のコメント

さつまいものつる苗植付

 少し遠いが扱う品種の豊富な種苗店に行くと、もうサツマイモの蔓苗が出ていた。焼き芋にするとおいしい「鳴門金時」と「安納芋」の蔓をそれぞれ10本ほど購入した。昨年はつる苗をたくさん購入したが、自分でつる苗から増やせばよいと判ったので、今年は品種に注目しようと思う。苗は予約完売していたが近所の篤農家からいただいてそのおいしさに感動した「シルクスィート」を是非、作りたい。
 昨年、それなりにうまくできた畑地に10m長の畝2本を割り当てる。それぞれ、20本くらい植えられるが、10本のみ植えて、成長した段階でそこから切り取って、残りのスペースに植える。さつまいもは植えたら、収穫までほとんど何もしない。肥料も要らない。野菜並みに鶏糞を漉き込むと品種によってはつるボケしてしまう。草に負けないように古マルチで抑制している。一応、つる苗は少なくとも一晩放置してしおれさせてから、植える前に茎を新しく切り戻して水を1時間以上吸わせてから、植え付ける。鳴門金時は植え付けて収穫までに100日、安納芋は150日かかるという。今日は4月15日だから、鳴門金時は7月25日頃、安納芋は9月15日頃が収穫時期の目安になる。貯蔵すると甘さが増すらしいから、品種だけではなく、おいしいイモ作りは単純ではなさそう。(4月15日)

鳴門金時(左)と安納芋(右)を植付。

2022年4月15日
から Mat Grimm
0件のコメント

ほうれん草の種まき

 4月10日に秋播きのほうれん草の畝を次の作物のためにトラクタで漉き込んだばかりだが、春まきのほうれん草の種を14日に種まきした。秋播きでは時期をずらして2回、種まきしたが、結局、成長の差はほとんどなかった。寒い時期には葉は平たく横に広がっており、食べるには小さくて待っていたのだが、暖かくなって成長し始めると葉は上に伸びるようになり、いっせいに塔立ちが始まってしまった。食べる量もそれほど多くないので、2割くらい収穫しただけで適期を過ぎてしまった。
 春播きは塔立ちはないが、暑さに弱くいつの間にか枯れてしまうので、収穫の適期を逃さないように注意が必要である。今日は15日であるが、早朝から久しぶりの雨が降り、降水量は20㎜弱の予報である。だから、発芽環境としては良いと思う。
 施肥は窒素成分で反当たり15㎏でその半量を元肥として全層に漉き込み、半量を追肥として、条間に与える。10m長の畝なので2.5㎏の鶏糞を散布し、過リン酸石灰を1㎏を散布してから、鍬で土に漉き込んだ。条間を40㎝くらいの広めとし、筋蒔きで株間5㎝をめどに手播きした。
 品種はグレイスほうれん草という種類で和洋混合種らしい。種袋を見ると3月中旬から6月末頃までに播く品種である。産直などで今、出回っているものはもう少し早く播ける品種であろう。最近、品種の違いにより、適期がかなり違うことに気がつき、注意深く、種を選ぶようにしている。(4月15日)

2022年4月9日
から Mat Grimm
0件のコメント

キャベツ、カボチャ、ズッキーニの定植

 キャベツ、ブロッコリーとカボチャは3月2日にそして、ズッキーニは3月4日に種まきした。電気温床で夜間は保温をして10℃以下にならないようにしたが、順調に発芽成長してほぼ一か月が経過した。ポットの肥料が切れて、少し苗の葉が黄色くなってきた。また、4,5枚目の葉も出てきたので定植の時期であるが、露地はやっと夜間に数度程度まで最低気温が上がってきたがまだまだ、寒い日もありうる。
 トンネルにするか、肥料袋のキャップにするか迷ったが、トンネルは好天だと温度が上がりすぎるので、裾を開放して温度を下げる必要があり、管理が大変である。キャップは上部が開放してあるので、高温対策になっているが、低温に対する保護効果は不明である。ブロッコリーは近隣の専用農家が露地で栽培していて、特に保温もしていないので、寒さ対策は不要である。しかし、これから暖かくなり、虫対策は必須である。防虫ネットで蝶類が卵を産み付けないように隙間なく囲う必要がある。
 キャベツとブロッコリー、ケールは20m長の畝を準備して、2条の中央に醗酵鶏糞を割肥として埋め込んである。古マルチを掛けて、株間50㎝で80本くらい植え付けられるが、78本を定植した。ズッキーニは昨年、3種類つくったが、ミニタイプは産直でも人気がなく、いつも売れ残り、処分に困った。今年は緑と黄の標準型の苗を育てている。もう、定植時期なので、まず、20m長の畝に19株を定植した。肥料袋をつかったキャップは昨年も使っており、やり方も慣れている。4月末頃にはキャップも取れるだろう。

2022年4月6日
から Mat Grimm
0件のコメント

さつまいもの育苗

 昨年、食材として販売されている「鳴門金時」のイモを植えて発芽したが、そのつるを切り取り、苗として増やすことはしなかった。そのまま、放置して秋にイモを収穫した。この経験から、今年は食べないで残ったさつまいもから育苗する。
 ネットで調べるとつる苗が出回る4月下旬頃から逆算すると45-55日前に種イモを植え付けるようだ。少し、遅いがつる苗を取るのが6月でも十分、間に合うので、手持ちのイモを使って育苗する(4月4日)。
 まず、温湯消毒する。イモは新聞紙に包んで縦に置いていたが、ガレージに置いていたものはほとんど白くカビて腐っていたが、屋内の玄関に置いていたいもはカビがついて腐ったものはほとんどない。大きなイモを使うことにした。4種類のイモを作ったが、結局、残っていたものは紫イモがほとんどで一部、紅はるからしきものがある。これを48℃のお湯に40分つける。温湯消毒は稲籾でもやっているので、手順は心得ている。卓上ガスコンロにホーローの寸動鍋に15L位の水を入れ、48℃に温める。時々かき混ぜながら温度計で48℃でガスを止め、冷えて47℃になるとガスを点ける。これを繰り返し、40分間、イモを浸ける。その後、水に浸けて冷やす。
 苗床は露地の1m×2m程度のスペースを平に整地し、そこにイモを並べて、その上に土を薄く被せて覆う。発芽までは湿度と温度が必要なので、あらかじめ、苗床の土を湿らせておき、覆土してから、潅水する。乾燥を防ぐためにもみ殻を上に掛ける。そして透明ポリエチレンでトンネルを作り保温する。
 欲しいイモはシルクスイートや鳴門金時なので、結局、今年もつる苗を買うことになるが、保存方法や発芽方法などを試行して確立しておきたい。さつまいもは炊き込みごはん、天ぷら、焼き芋、イモケンピなど誰にも好まれるので、いつもすぐなくなってしまう。

PAGE TOP