グリム農園&田舎暮らし

定年退職後の日々の日記です。

2022年3月21日
から Mat Grimm
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サトイモの施肥と植付

 連作障害を避けるため、選定した場所は道路を挟んで水田があり、水が溜まりやすい低地である。これまでで一番、湿地に近い土地である。昨年のサトイモの出来は親芋が太り、子芋もたくさん取れ、まあまあの出来であったと思う。しかし、サトイモの葉の大きさはまだまだ小さい。びっくりするような大きな葉を見かけるがまだその域には達していない。種イモを購入していたが、昨年のサトイモ掘りの際に数株を別の地中に逆さにして埋めて保存していた。これを掘りだし、大きめの子芋を種イモとして使う。不足分は購入するが3月21日の今日、行き付けの農家の店にはまだ出回っていない。そこで今日は2畝の内、1つを植付まで行うが、もう一畝は施肥まで行い、植付は行わない。
  トラクタで耕耘しておいた畝に60㎝間隔で穴を掘り、鶏糞をたっぷり入れる。量は5mあたり15㎏である。穴の底にしばらくすると水が沁みて水たまりができた。20日に35㎜の雨が降り、水位が上昇しているのだろう。畝長は16mで2本を充てている。サトイモの品種はセレベスと海老芋で貯蔵していた芋は大半がセレベスだと思うが海老芋も含まれており、27個を選定した。子芋の外観だけでは両者の区別は難しい。イモを植えた箇所が分かるように土寄せして周辺より高い山の中心になるようにした。黒マルチはまだ張っていないが、2本の古い黒マルチで両側から挟むようにして、芽出しや土寄せをやりやすくする。昨年は肥料を株間に割入れたが今年はイモの直下の深いところに肥料があるように植え付ける。この方がイモに近いため、雑草に養分を取られにくく効率的だと思う。

2022年3月14日
から Mat Grimm
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電気温床の効果

  今日は3月14日で2日ばかり4,5月なみの暖かい日がつづいている。電気温床に3月2日にキャベツ、ブロッコリー、ケール、カボチャを種まきし、3月4日にズッキーニ、スイカ、キュウリを、3月5日にメロン、マクワウリ、地ばいキュウリの種を播いた。約10日ほど経過している。夕方に電気を入れ、朝に電気を切り、温床の最低気温を測定している。センサーは温床の床から15㎝程度上空に設置し、温床内の気温を測定している。床に接する温度はもっと高くなる。3月4日からの1週間の最低気温は0℃~2℃でそれ以降に4℃から10℃と上昇しているが温床内の最低温度は7-8℃には確保されている。最近では15℃くらいまで上昇している。その効果だと思うが、キャベツの発芽率(32/36=89%)、ブロッコリー(34/36=94%)、ズッキーニ(緑12/13=92%、黄15/15=100%)とかなり高い。カボチャはえびすが10/10=100%、自家種では3/8=37%と低い。スイカは(黒玉7/7,大玉9/11=82%)、メロン(10/11=91%)、キュウリ(14/14)、ケール(8/10=80%)である。同時期に播いた自家種(カボチャ)や古い種(マクワウリ)は未だに発芽していない。差がありそうである。電気代は500Wの3割くらいのパワーなので360円くらいの費用か(150W*12Hr/day*10日間=18kwhとなり、20円/kwhとすると)。電気カーペットの効果はそれなりにありそうである。同時に種まきし、環境がほとんど同じにもかかわらず、発芽時期は同じではない。早いものもあるが、遅れても発芽するものもある。発芽後は少し温度を下げて、徒長を防ぐとともに40℃以上になると苗が焼けてしまうので、春が本格化する今後はグリーンハウスの最高温度の管理が重要となる。

2022年3月6日
から Mat Grimm
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玉葱の除草、追肥

  今年の玉ネギのポイントは貯蔵性であり、小さくて固い玉にすることである。そこで、密植にして、黒マルチを使っていない。だから、除草をしっかり行わないと玉ネギにならない。しかし、今年は苗作りが遅れて、11月14日に定植したが、ほとんど鉛筆の太さには足りなくて細めんのような苗ばかりであった。だから、さすがに冬の乾燥と寒さで枯れてなくなったものも多い。2月21、22、27日の3回に分けて除草をおこなった。寒風の中、雑草を引き抜くのは大変であるが、実はこのような時、ヘッドフォンを付けてFMラジオを聴きながら作業をしている。耳当てとなって温かいし、すぐ時間が過ぎてしまう。小さい手鍬で草の根を掘り起こすのだが、誤って玉ネギにあたったりすることもある。玉ネギは根が小さいが、雑草は根がしっかりと深く張っており、その差に驚く。だから、雑草は上部が切れても根が残っていると再生する。しっかりと根の部分まで除去する。
  追肥は遅くなると病気の元になるので、根が広がる前に行う。追肥は10㎏/反相当の窒素成分を散布する。即効性のある硫安1kgと過リン酸石灰1kgを散布した。過リン酸石灰は玉ネギを固くするためである。ニンニク、らっきょうも同様に除草と追肥を行う予定である。(3月6日)

2022年3月3日
から Mat Grimm
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二重トンネル温床と種まき

  昨年、試しに露地に二重トンネル温床をつくり、ナスとトマトの種を播いて苗を育てた。意外にも発芽した苗はその後、大きく成長し、ポットの苗よりも立派な苗になった。地植えの方が後半の成長が著しい印象を持っている。そこで、今年は規模を拡大し、ナス、トマトだけでなく、スイカ、カボチャ、ピーマン、ししとう、パプリカ、万願寺とうがらしなど自家採取の種を中心に8m弱の畝を作り、二重トンネル化した。
  畝は2月11日に堆肥を混ぜて耕耘していたが、施肥していなかったので、今日3月3日に土ぼかしを15㎏くらいを散布して、鍬で漉き込んで成形し、鎮圧した。次に田植え紐を使い、種の播き筋として、株間15㎝で深さ3㎝程度の横筋をレーキで押して作る。全部で53本の横筋ができる。各筋に5粒くらいを播く。トマト、ナス、スイカ、ピーマン等の筋を割り当て、種を播く。軽く土を被せ、その上にもみ殻燻炭を落とし、板に乗って体重で鎮圧をする。もみ殻燻炭は畝全体にも散布し、上から、潅水を行う。そして、透明ビニルで二重にトンネルを作る。今日は朝から夕方まで途中、休憩しながら、これらの作業をおこなった。トマト、ピーマンなどナス類の種は小さく、薄いので播き間隔がやや乱雑になる。今後の天気予報ではもう一度寒波がくるらしい。80%くらいの発芽を期待したい(3月3日)。

2022年3月2日
から Mat Grimm
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温床とキャベツ類・カボチャの種まき

  寒い日が続いたが、今日(3月2日)の最高温度は16℃で4月並みの気候である。春夏野菜の種まきが始まる。今年は温床を電気式にして、夜間だけ電気で保温することにした。温床は約2.1m×1.7mの大きさであるが、古い2畳のホットカーペットを利用する。温床の床は落ち葉を敷きこんでいるが、この上にホットカーペットを敷き、その上に水分が沁みないようにプラスチックの衣装ケースを置く。その中にポット類を収納する。床から10㎝程度上の温度を測定する。外気温の最低気温が0℃付近であっても夜間の最低温度として10℃は確保されている。温度制御はしないで夜間だけ、通電する方式である。昼間は日差しですぐ40℃に達するので、注意が必要である。気温に比べ、地温は意外と安定しているが、発芽までには平均で20~25℃は確保したい。
  キャベツ、ブロッコリーはいつでも需要があるので、秋冬だけでなく、春夏も種を播く。カボチャは自家採取の種を使っていたが、味が安定しないので、「えびす」カボチャの種を購入した。放任栽培では1株に1,2箇程度しか取れなかったが、今年は人口受粉や枝を制御して1株5個程度を目指す。枝が混みあって「うどん粉病」が発生し、白くなったり、真夏に黒マルチで焼けたりして、ほとんどの枝が勢いをなくしてしまう。いろいろ対策が必要だが、まずしっかりした苗をつくる。
  キャベツ類はポットに2粒ずつ播く。ポット用の土はいろいろ試したが、結局、「農家の土」という比較的安価で細かくてフカフカしている土に絞られてきた。保湿性と排水性のバランスがよい。毎日、潅水すると排水が良くないと根腐れしてしまう。どちらかというと水を与えすぎるきらいがある。カボチャは種が大きいのでどのような土でも大丈夫だが、発芽に必要な温度を確保する必要がある。ネット情報では「えびす」の最低発芽温度12℃、最高発芽温度40℃である。25~30℃が最適である。アブラナ科で20m長の畝を用意しており、キャベツの他、ブロッコリー2種、ケールを播種した(3月2日)。

2022年2月28日
から Mat Grimm
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太長ネギの種まき

  昨年(21年)は長ネギと勘違いして九条ネギを種まきしたり、干しネギを購入して植えたりしたが、出来たものは細いネギで期待したものとは違った。うどんなどの薬味としてはこのネギが最適なのであるが、鍋などに使うものは太くて白いネギが欠かせない。ネギは春と秋の2回、種まきのシーズンがある。秋播きの収穫は翌年の秋となる。それでも、欲しいので昨年の秋播きで「石倉一本ネギ」を播き、2月末の現在、太さ4㎜くらいまで成長している。約二、三百本のネギの苗ができている。定植の場所もきめた。これとは別に期限切れの半値の種を購入したので、その種を播く。品種はF1で1月から5月中まで播ける「大地の響き」という。20年2月25日に「早生一本ネギ」を種まきして20年の秋冬シーズンに収穫し、大いに楽しめた。今年は石倉一本ネギと2本立てとする。余ればトマトやナスなどの株間に植えて虫よけにできる。
  圃場は低地の水田跡でこれまで遊んでいたスペースを耕して、幅1.5m長さ16mの畝を作る。施肥は窒素成分で20㎏/反必要であり、この半量を元肥とする。醗酵鶏糞では畝長10m当たり7.5㎏となる。少な目であるが11㎏を施肥した。過リン酸石灰は500gを散布した。肥料は元肥と同じ量を追肥として色が黄色くなったころに条間に入れる。植替えはしないので、株間を大きめに数センチとして、種5mlを2条で畝全長に薄播きとした。そして、足で踏んで鎮圧し、その上にもみ殻燻炭を薄く被覆した。明日は9㎜程度の雨が降る予想である(2月28日)。

トンネル化

一昨年の長ネギの栽培記録を見るとどうも種まき後に保温のために透明ビニルでトンネルにしている。また、ネットで調べるとプロ農家は種まきはセルに行うようだ。つまり、確実に発芽するように環境を整えている。そこで、3月1日に16㎜の雨が降ったので、3月2日の今日に古い透明ビニルでトンネルを作った。ネギは発芽すると寒さに強いようだが、30℃以上で成長が止まるらしい。また、過湿も良くない。いつの間にか、なくなるという。案外、デリケートな植物のようだ。秋まで長いが、排水や除草に努めようと思う。(3月2日)

2022年2月26日
から Mat Grimm
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種取用キカラシの種まき

 緑肥用のキカラシの種を自家採取するために栽培する。緑肥用のキカラシは1月末にすでに播種したが、まだ発芽していないようだ。昨年も種取用のキカラシを栽培したが、その成長が緑肥として播いたものよりも良かった。その理由ははっきりしないが、昨年は鶏糞だけでなく、稲用の古い肥料があったので、それも廃棄するつもりで散布した。だから、肥料がかなり多めになったのかもしれない。今年はその肥料はない。醗酵鶏糞を10mあたり5~7㎏くらい全層に漉き込んでいる。種は昨年自家採取したもので購入したものに比べるとやや粒のサイズが小さい。まだたくさん残っているので、3条株間30㎝の点播きとしたが、各箇所に3~10粒くらいのやや多めに播種した。その上を足で踏んで鎮圧し、最後にガンジキで軽く土を被覆した。畝幅は1.5mで畝の長さは全部で130mである。面積で196m2となる。昨年より、やや増えたかもしれない(2月26日)。

2022年2月26日
から Mat Grimm
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春大根の種まき

  3月が近づき、春の種まきが本格的になっている。春大根の種まきを冬ダイコンと同じ場所で同じ黒マルチに播種しようかと迷ったが、施肥が不十分になるので結局、当初に計画していた場所に20mの古マルチを10mで折り返し、10mの2重古マルチとして利用する。冬ダイコンは株間を50㎝としていたが、春大根はそれほど大きくならないので、株間を半分の25㎝とした。そして、条間を35㎝として、2条の千鳥に植穴を開けた。条間を狭くするのはトンネルを作りやすくするためである。条間を大きくするとトンネルの幅が広くなり、そのだけ、高さが低くなる。ダイコンが成長してトンネルの天井にあたり、曲がってしまう。株間を縮めたので、76本のダイコンが取れる。そして、各植穴には2粒の点播きとした。施肥条間中央に鶏糞15kgを10mに割り込んでいる。種は成長が良く、スいりの遅いタキイの耐病総太りである。春播きの耐病総太り2号という品種の残り種と半々を播種した。軽く鎮圧後、もみ殻燻炭で被覆している。透明のトンネルを掛け、発芽に必要な地温を確保する(2月23日)。

2022年2月20日
から Mat Grimm
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春ビーツの種まき

  昨年の春播きは2月24日であったが、発芽率が60%くらいと低く、欠株が目立った。3条、株間、数センチの筋蒔きとしたが、今回は株間15㎝の点播きとして、箇所に2粒以上を播いた。種袋には発芽率70%以上とあり、箇所1粒では欠株がでることになる。また、条間を30㎝にしていたが、3条で90cmとなり、幅135㎝のトンネルで被覆すると幅に余裕がなく土による重しの土寄せが難しい。そこで今回は条間を10㎝とし、しかし、3条の播き個所を縦にずらせて播き個所が横方向にそろわないようにした。肥料は低温でも効きの良い硫安を使う。1mあたり70g、10mで700gを施肥した。土を柔らかくするため、堆肥を入れている。天気予報で雨降りの1日前である2月18日に種まきをして、足で踏んで鎮圧後、もみ殻燻炭で被覆する。19日は20㎜の雨が降り、20日に保温のため、透明トンネルを張る。発芽温度は10~25℃、発芽日数は8~12日であり、3月中旬頃に間引きか。(2月20日)

2022年2月20日
から Mat Grimm
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製粉、その後

  小麦やソバの製粉を借りた製粉機で行い、自家製の粉が取れることが判った。そこで、似たような製粉方式の手頃な価格の製粉機を探し、21年6月に購入した。国光社の粉ひきエースA8というもので製粉能力が1時間当たり2-3㎏という。小麦、蕎麦、米、大豆なども粉にできるというので決めた。小麦はミナミノカオリで昨年春に収穫したものである。十分に天日で乾燥させてある。これを製粉機に入れ、回転する軸の凸部とそれを受ける凹部の隙間で粒が粉砕される。小麦の場合、三段階に隙間を徐々に狭くして、製粉機を通して微粉にする。そして#60のフルイで通過したものが目的の粉となる。2㎏の小麦を製粉するのに約2時間を要した。挽いた粉をフルイで選別するのは手動なので時間がかかる。製粉機に待ちが生じて、時間が長くなっている。#60のフルイで約1.2㎏の粉が取れる。丁寧にやればもっと歩留まりは上がるだろう。
  その自家製粉の粉でパンを焼いている。最初は市販の小麦粉(強力粉)と混ぜて焼いていたが、自家製粉の割合を75%にしてもほとんど差がなかったので、今ではドライイーストのホームベーカリで自家製粉100%のパンを焼いている。取説によれば全粒粉の小麦粉に対してはその割合を50%にするようになっているが、自家製粉では100%でも問題ない。全粒粉とは#60ではなく、もっと粗い#50程度にして皮に近い方も含めるのかもしれない。
  蕎麦も同様にそば粉にしている。やはり、1㎏の蕎麦から約500gの蕎麦粉が取れる。粉ひきの不思議であるが、そば殻と蕎麦粉は奇麗にフルイで分離できる。そば殻は薄いので臼の隙間では細かく粉砕されないのだろう。できた蕎麦粉でそばを打ちたいところであるが、自分ではまだやっていない。妻に頼んでネット情報を参考に小麦粉2割のいわゆる二八蕎麦を作ってもらった。専用の道具がないので麺が太くなり、ウドンのようなそばになった。実は地元ではうどんと並んで茹で蕎麦も売られている。関東の蕎麦とはまるっきり、外観も味も異なる。香川の蕎麦はうどんと同様に太く、「かけ」でいただく。期せずして、自家製のそばは郷土の味とそっくりの蕎麦ができた。これはこれでうれしい。細い蕎麦はまだ先になりそうである。(2月19日)

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